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2009年 06月 02日
(一応、説明責任として、5/29臨時会の背景を報告しておきます。)
(これは松坂の日記ですから、一々、「・・・と思う」とは書いてませんが、松坂の考えです。) 結局最大の手柄は。島原新聞の記者のものである。既報(5/26記事)、議運の内容は、解釈は色々あろうが、市民目線で言えば、要は「市長も職員も夏のボーナスカットをするのに議員はカットしない方針を固めた」ということだ。報道されなければ、議員だけのうのうと去年並みのボーナス確保。記事が世論を形成し、それを許さなかった。ありがとう新聞記者。これからも市民目線の報道を! 僕は今回の一連の「人事院勧告~ボーナス減額」は衆院選挙対策の「朝三暮四」と切り捨てていたものの、動き出したら止められないと指摘しておいた。(「ボーナスを下げざるを得ない」09/05/23新・土佐日記) 上記、09/05/23新・土佐日記で・・・ 『島原市議会は現在のところ、条例案を出す予定は無いようだ。この議運(5/18)時点では国会議員の削減案は出ていなかったので、この2~3日で変化があるかもしれない。』と、記述しているように、僕が議会事務局等で確認した認識は、その時点では『未定』の認識だった。僕らの会派からの議運委員も、そう言っている。 5/18時点で「出さないと決定した」事(議事録)と、「その時点では未定」は矛盾するものではない。百歩譲っても「決定」は委員会提案をしないというだけであって、議員提案を妨げることは出来ない。本会議で、上程されて否決されたものを再提出する一事不再議とは違うのだから。 そして5/25議運でも、委員会(議会)としては出さないことを確認している。 僕らの9人会派が、委員以外議運の日程さえ把握していなかったのは、会派を結成したばかりで、委員以外に連絡が無いことを把握していなかったのであるが、お互いこの問題は重視していなかった。僕らは定数20人の具体目標だけを確認して、党議拘束をかけない緩やかな会派だ。だから委員に任せて、議運を尊重するし、議運委員は必要に応じて会派の仲間に相談もする。 官僚の批判回避のためだけの人事院勧告だから、今回見送っても冬で追いつけばいいさと思っていた。(議会批判が起こればそれはそれで、そのとおりなのだからいいさ、と思っていた。)事実、この新聞記事だけでなく、全国どこの自治体も横並びでボーナス削減に歩調を合わせたので、削減しないところが目立ち、批判の矛先が議会に向けられた。 心配性の同僚議員が、市民感情に配慮して(議会=委員会提案が見送られた今)議員提案を出来ないかと相談があった。そして出来れば全会一致まで持って行きたいと。せめて僕ら9人会派だけでもまとまろうと、行動を開始した。 削減議案を準備していたら、臨時会前日5/28議長室に呼び出された。議長・議運長ほか1名の議員が僕ら二人を取り囲んだ。「議運で決めたことをひっくり返すな!」と。こちらは法に沿って、理を唱えた。議運で提案をしないというから、議員提案じゃないか。議運で決めたのは議会提案(正確には委員会提案)をしないという事であるのに、彼らの本音が出た、「ボーナスは下げない」と決めたつもりなのだ。そして僕ら9人会派からも委員が出ているから、委員の決定に皆従うと思い込んだらしい。彼ら自民系10人会派がどう思おうと、僕ら9人会派がどう思おうと、屁理屈の応酬だ。僕らは法に従って粛々と進めるまでだ。 議運による委員会提案が実現しないのだから、議員提案でいいじゃないか。面子にこだわる委員は本会議で退席すればいい。 やがて僕らが2人ではなく9人以上まとまっている事が分かってくると、態度が変わってきた。議員提案が通過するかもしれない。そうなると自民系10人会派は、衆人環視の中「俺たちはボーナスを下げたくないよー」と言い張るか、分裂して、こちらの提案に乗らざるを得ない。 僕らは、それが議運提案であっても、議員提案であってもかまわない。できれば全議員全会一致の方がいいが議運長・議長が「議運でボーナスは下げないと決めた」と言い張るから仕方がないではないか。僕らは市民の気持ちを考えている。彼らは、はじめボーナスを下げたくない(赤信号を全員で渡ろう!)、一度決めたことをひっくり返されたくない(メンツ)というだけだ。 形勢不利となると、俺たち(議運長)に提案権をよこせ。手柄をよこせ。というわけだ。こちらの主張に理があり、負ける情勢になると手のひらを返した。こうしたこと(市民の逆鱗に触れること)にならないようにと、市民感情を考慮したからこそ議長は提案をしたのだ。委員長もそれをよく理解すればこそこの案件を皆に諮ったが、あいにく議長にも私にも議決権がない。君たちと意見は同じなんだ。一緒にボーナスカットをしよう!と、言い出した。 よくもまあいけしゃあしゃあと・・・ 議長を含む自民系10人会派は公明党も取り込んでいるから本来怖いもの無しだ。その議長の提案が本気だったら、議案上程に動けたはずだろうが・・・ 議運提案に持ち込むためには、再度議運を開き、前回議運で全会一致で議案提出しないと決めたことを、全会一致で提案すると決めなおさなければならない。元々議運の運営が曖昧で、われらの会派の委員が「提案しない」と決定した覚えはないと主張するように、委員長の発言はブレまくっていた。「議案上程を検討して欲しい」と提案したという議長は議運長を含む3人と同じ会派である。その3人も全員議長の提案を却下したのだ。 君たちの会派の委員と君たちの連携が悪いのだから、君たちから再度議運を開いてほしいという要望があったことにしたいという。どこまで腐れ果てた連中か!曖昧な議会運営で、ボーナスを下げない方向に画策したくせに、馬鹿にするのもいい加減にせい!と席を立った。 5/18・5/25の議会運営委員会で、審議をお願いした議長を含む自民系10人会派の3人を含む全員が上程に反対した議案を再度審議して、全会一致で賛成して欲しいという異例の議運が議長によって、臨時議会直前1時間前に発議されたというわけである。 かくして、日本全国横並びのボーナス削減が実現した。あわよくば、議会だけは市民が知らないところで、逃げようと思っていたことが、ばれちゃったというわけである。
by mmatusaka
| 2009-06-02 12:57
| 島原の自治と議会
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