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2010年 02月 02日
『不惜身命』(ふしゃくしんみょう)。貴乃花が横綱に推挙された折の言葉だ。当時(今も?)、相撲界では、節目の心境を四字熟語で表現しており、世の関心を引き付けていた。「身命を惜しまず」か。なかなかいいね。真正面過ぎるけど・・・(僕には:国語教師をしていたけれど)初めての四字熟語で、耳に新鮮なのでちょっとハイカラであった。
当時、森岳(もりたけ:僕らの住む地域)は「まちおこし」の草創期で、志士たちは燃えていた。僕もその一角を占め、テレビの取材を受けた事がある。雲仙普賢岳の噴火災害を乗り越えて頑張るまちづくりの仲間たち・・・といった乗りで、『若者たちは普賢を越えた』などと仰々しいタイトルをかぶせてもらって、紹介していただいた。 制作にあたったディレクターが相撲ファンだったのか、登場人物たちに『座右の銘』を用意した。僕が貰ったたのが『不惜身命』だった。それ以来、不惜身命でまちづくりにハマっている(^-^) 貴乃花親方がテレビを賑わすたびに、僕は『不惜身命』を心に刻む。それにしても今回の(相撲協会理事)選挙はすごかったと思う。『一票の重み』がこんなに大きいとは! 農業委員会とか各種議会が「選挙」の規定がありながら、実際には事前の話し合い調整で済ませてしまっている。さすがに県議・市議や自治体の長は選挙があっているが、町議レベルだと話し合いは日常茶飯:定員1名オーバーの時は皆で「下りてくれ」と頭を下げに行く、など。 県知事選挙などで、現職に共産以外全党相乗りオール与党は普通に行われている。(実質は選挙になっていない。)旧態依然体制の代名詞のように言われてる「お相撲」の世界で、正々堂々「選挙」が実施された事は大変な事だ。そして綿密に割り振られた票割の間隙を縫って、見事に当選を果たした貴乃花と支えた人たちの「志」を讃えたい。
by mmatusaka
| 2010-02-02 09:33
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