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2010年 05月 19日
http://www.snoopy.co.jp/archives/who/index.html
今も折々に思い出す4コマ漫画がある。スヌーピーで有名なチャーリーブラウンシリーズの中の一節だ。 ルーシーが地面に落ちているポテトチップをじっと見ている場面。ルーシーは近視なのかな?「この蝶ちょ飛ばないわね。」と。 チャーリーが「それはポテトチップだから、飛ばないよ。(蝶じゃないよ)。」と教えてあげる。 ルーシーは無言のまま、じっとポテトチップを見守っている。 そして、こう言う。「このポテトチップ飛ばないわね。」 まさに、聞いているようで聞いていない。蝶と思っていたモノはポテトチップだと分かっても、まだルーシーの頭の中では『蝶』のままなのだ。 長崎県の藤井副知事がグラフを見間違えて、あたかも調整池に塩水を導入すると、農地に塩分が染み込んでしまうかの誤解を招く説明をした。 僕が、この誤りを指摘したら、すんなり副知事は間違いを認めた。この副知事に講義を受けた部長課長たちに会うたびにこのことを指摘して『染み込み説』は違いますよと説明をしているが・・・ 「でも、染み込んでいかないという証明はされていないんでしょ?」 というルーシー以上の頭の固い御仁ばかり。ため息をつきながら、このルーシーを思い出す。 「先日、天が降ってくるかもしれないと説明したのは、資料の見間違いであって、根拠の無いものでした。」と説明者は白状しているのに、その説明を受けた人たちが、未だに天が降ってくると思い込んでいて、「でも天が降ってこないという証明がなされていない限り、降ってこないとは言えないじゃないですか」と。 ポテトチップは飛ばないと証明しない限り、飛ぶ可能性はあるでしょう。と。 これを杞憂というのだが、「杞憂」(きゆう)などという難しい言葉は理解できない、そんな人たちが県の官僚のトップである。 参考:(長崎県ホームページより) (注) 県の職員向けに開催した「重点施策等研修」の追加説明の中で、2004年に干拓地土壌深層部(70cm前後)の塩分濃度が大きく上がっていることについて、2002年短期開門調査と関連づける説明がありましたが、複合的な要因がある中で短期開門調査と2年後の塩分濃度上昇の因果関係がまだ確認されたものではありませんでしたので、お詫びするとともに削除させていただきました。
by mmatusaka
| 2010-05-19 11:27
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