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2010年 07月 06日
繰り返しになるが、再度、選管の言い分を確認する。長崎県平戸市の例である。
******************************** 学生の選挙権について 大学や専門学校に修学のため、親元を離れて寮や下宿などに居住している学生の住所は、特別の理由がない限り「寮や下宿の所在地」にあるとされています(昭和29年最高裁判決)ので、住民票を平戸市にそのまま残している学生は、平戸市でも修学地の市区町村でも投票ができませんのでご注意ください。 選挙人名簿に登録されるためには、転入の届出がされた日から引き続き3か月以上住民基本台帳に記録され、かつ実際に居住していることが必要です。 住民票が平戸市にあっても市外に居住している学生は、平戸市の選挙人名簿に登録され投票所入場券が届いても、平戸市の選挙人名簿に登録されるべきでなかった者として取り扱いますので、投票(期日前投票や不在者投票を含む。)することはできません。 投票するためには、実際に居住している寮や下宿などの所在地の市区町村に住民票を移す手続きを行うことが必要です。 居住している市区町村に転入届を提出した日から3か月たちますと、選挙人名簿に登録される資格ができ、投票することができます。 ******************************** 『選挙人名簿に登録されるべきでなかった者』とは何か、公職選挙法28条第3号に規定してある。 ******************************** (登録の抹消) 第28条 市町村の選挙管理委員会は、当該市町村の選挙人名簿に登録されている者について次の場合に該当するに至つたときは、これらの者を直ちに選挙人名簿から抹消しなければならない。この場合において、第3号の場合に該当するときは、その旨を告示しなければならない。 1.死亡したこと又は日本の国籍を失つたことを知つたとき。 2.前条第1項の表示をされた者が当該市町村の区域内に住所を有しなくなつた日後4箇月を経過するに至つたとき。 3.登録の際に登録されるべきでなかつたことを知つたとき。 ******************************** 「住所」の定義も問題になるがこれはあとで詳しく論述する。 要は、学生の生活の本拠は、特段の事情がない限り、就学地にあるので、そこに「住所」を置くべきだったということで、現在の住所(郷里の住所)は虚偽・間違いと判断するわけだ。 ところが、学生を「選挙人名簿に登録されるべきでなかった者」として扱い、選挙権を抹消しておきながら、選挙管理委員会は、法律に従ってきちんと手続きをしていない事が判明してきている。公選法28条を根拠としながら、その法律を守っていないのである。 法律によると、第28条第3号に該当する場合、「これらの者を直ちに選挙人名簿から抹消しその旨を告示しなければならない。」にも関わらず、選挙人名簿はいじらない、そのまま放置してあるのである。 更に言えば、住民基本台帳法にも ******************************** (選挙人名簿の登録等に関する選挙管理委員会の通知) 第10条 市町村の選挙管理委員会は、公職選挙法(昭和25年法律第100号)第22条第1項若しくは第2項若しくは第26条の規定により選挙人名簿に登録したとき、又は同法第28条の規定により選挙人名簿から抹消したときは、遅滞なく、その旨を当該市町村の市町村長に通知しなければならない。 ******************************** と、ある。 この法律も無視してかかっているのである。 つまり投票を諦めさせられた学生は、就学地での投票を保証されることもなく「棄権」したものとして扱っているのである。20代の若者の投票率が低いと言われているが、このような処理をすれば当然の結果であろう。 念のため、今回紹介したいくつかの自治体選挙管理委員会に確認したが、松山市も周南市も平戸市も、28条に沿った扱いはせず、結果的に「棄権」扱いだというのである。 言い訳は色々ある、 ホームページを見て諦めた学生は把握できない。 選挙当日は、学生かどうか(通学かどうか)など確認はしていない。 期日前投票では、結局投票させないのだから宣誓書は保存せず破棄している。 だから、登録抹消の手続きが出来ない。とのこと。 一人の人間の選挙権を奪っておきながら、かくも無責任な「違法行為」が各自治体でまかり通っているのである。(役所が法を守らないで、赤信号みんなで渡れば怖くない状態、いかがなものか。) 「交通取締りで、たまたま捕まえた違反者から罰金を巻き上げて、そのお金を国庫に収納せず、引き出しの中に放置しているのと同じではないか?!」と、選管担当者に、厳しく問い詰めると、どこの職員も一言の反論も出来ない。「そのとおりだ」と認め、苦しい胸の内を吐露してくるのである。
by mmatusaka
| 2010-07-06 03:10
| 島原から日本を変える
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