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2010年 07月 28日
大きな町に行くと、大きな本屋さんがあって、僕はしばしば本屋で時間を過ごす。今は情報社会でインターネット等を使えば色んな本を探し出す事が出来る。しかし、本屋で背表紙を眺めながら、手にとって探す方法に代わる方法はまだ見当たらない。
今回も長崎出張で、夜の数時間を本屋で過ごした。商業施設夢彩都の4階には「紀伊国屋書店」がある。結局色々彷徨の挙句、その夜は2冊本を買った。 1冊は堤未果さんの『ルポ貧困大国アメリカⅡ』(岩波新書)だ。Ⅰは図書館本で読んだわけで、もう一度再読しようと思っていたから、新書なら「買う」のもありと思っていたら、その続編というか(オバマ大統領になってからの)・・・出ているのも知っていて・・・何か情報によると、8月に堤さんの講演会が長崎市で開催されるとの情報もあって、もし参加できたら、じっくり読んでおきたいと思っていたわけで、購入に踏み切った。 この時昨日紹介した、河村たかし氏の『この国は~』も手にしたのだが、なんかあまりにも政治的で、せっかく旅先にありながら、全く島原市議会議員から離れられないのも癪で、「こんな本がある!」とだけ刻み付けて、少し文学的なものにしようと別を探した。 諫早の市議さん(田添さん)のブログで時々読書論を展開なさっている。いくらか共感することもあって、しかもこの方は毎週1冊を課題になさっているという事で、この人には是非、帚木蓬生著『水神』 を薦めてみたいと思っている。でも、そのためには、この人の薦める本を1冊ぐらいは読んでおかなければと思っており、次回お会いするまでに何か・・と考えていた。 藤沢修平の『蝉しぐれ』という紹介があったなあと記憶していて、これってまだ読んでいないけど、割と有名そうだから古本屋で安く手に入るかなと思いながらも、とりあえず手に取ってみようと思った。探すと見つからない・・・最近は本屋の中に検索マシンがあって・・・「ふむふむ文春文庫で在庫ありと出ているぞ。」ところがたくさんある藤沢修平の中で『蝉しぐれ』だけが見当たらない。無いと気になって、見つけた時にはもう買っていた。むむ、衝動買いだったかな・・・どうせ仕事もあるし、すぐには読めないのに・・・・古本でよかったのに・・・ 格好をつけて夢彩都1Fのスターバックスコーヒーでパラパラとめくり始めた。30ページぐらい読んで、まあこれは買って正解だと思っている。・・・ 「実は・・・」と続きがある。実は、翌日どうしても気になって、再度町に出た。今度は長崎駅ビルのメトロ書店だ。例の河村たかし氏の新書だ。(おそらく島原じゃすぐには手に入らないから買っておこう。と。)これはこの出張期間に読了してしまった。 通じるものがあって、改めて日々新聞を賑わしている阿久根の竹原市長に思いをはせた。 帰宅後、確認のため田添市議のブログを確認した。藤沢修平さんだったよなあ・・・と。すると奇遇な事に、その田添市議が、阿久根の副市長人事について触れていた。この頃田添さんは、快調にブログを更新なさっていて、時々覗かせていただいているが、何か意外な展開を見ているような気がする。 僕は、概して社会党議員の限界のようなものを、一般論として感じている。しかしどうもこの田添市議は違うのかもしれない。『本』を読んでいるからかな??今のところ僕の方からの片思いである。ご迷惑をかけない程度に接近してみようと思う。 ※当ブログのカテゴリ(分類)に『読書』を加えた次第。過去のものをさかのぼって、再分類して、僕の過去ログから『読書』にまつわるものを一覧できるようにしようと思う。
by mmatusaka
| 2010-07-28 00:57
| 読書
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