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2010年 08月 27日
1年半前、小沢さんの秘書が突然逮捕された。あまりに唐突で不自然だった。しかし、反民主系政治家はもちろん、民主内部でさえ、官僚マスコミ財界、この暴挙を当然として扱った。郷原信郎さんとか、一部のフリーランス記者が不自然さを指摘した。「国策捜査」という話まで出た。一部インターネット世界ではこの不自然さは常識だった。
しかしマスコミ発表は丸で逆の反応。 無実だと言う小沢さんに、検察は「不起訴」即ち無実を認めた。検察が「黒」を宣言して裁判所が「白」と言ったのではなくて、検察自身が「白」と言っているのに、マスコミは(関係者によると・・・で)「黒」の烙印を押し付けて、未だに、猫も杓子も「説明責任がね・・・」などと、したり顔でシャベクル国民の製造に成功した。 それがまたぞろ昨日今日、民主党の代表選挙を巡って、繰り返されている。どこまでやれば気が済むのだろうか。 数日前自称「みちばたの蝶」を名乗る友人が、僕らの思いを代弁してくれるいい本を紹介してくれた。 世川行介著『泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい』 同時代社1680円 http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/5e95c5408c04134ba0a166b01277f2f3 出版社名がマイナーなので入手困難かもしれないが、是非皆様にも読んで欲しい。何もこの昨日今日の騒ぎに乗ってブームにすることもなく・・・どうやら作者の世川氏は、小沢さんが代表戦に出馬するのも見込んで出版日をその前にと急いだようだが・・・書かれている内容は分かりやすく、ここ20年の政治史が良く分かるし、今の日本を理解する鍵があると思う。 少なくともエラソーに評論家をする人たちは、最低限読んでおくべき必読書である。ただ、稿を改めて意見しようと思うが、今までの流れと同じで、このような本が出回ってもらっては困るという人たちが、マスコミ筆頭に連合軍を組織している。この本もまたなかなか陽の目を見ないのかもしれない。 本の帯に載っている写真がなかなかいいので紹介したい。政権交代が実現した昨年の夏、鳩山総理大臣が誕生する首班指名のときの『投票』風景である。七つ年上の羽田孜さん(元総理)は小沢さんのよき理解者である。(実は、僕はそんなことはこの本を読むまで知らなかった。)、歩くのにも不自由をしている羽田さんの手を握り、しっかり支えてともに歩く小沢さん。この本の内容を象徴している場面である。 自分を小沢さんになぞらえるのはおこがましくも無礼ではあるが、この地方議会で、孤立無援悪戦苦闘の自分をついつい重ね合わせてしまう。ありがとう。
by mmatusaka
| 2010-08-27 14:40
| 読書
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