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2010年 10月 21日
視察3日目の朝である。今日は拠点ホテルからすればちょこっと離れている(都内:新橋~千葉県冨里市)ので、1箇所視察ということで午前は移動時間、いつもより出発までに余裕がある。とはいっても通常時間日程でも、早起きすれば出発前の余裕は捻出できるのだが・・・
先般から「旅費問題」の視点で、陳情政治・調査視察問題も考えているのだが、今回、総務委員会行政調査(視察旅行)は、10/19大村長崎空港から出発した。そこでいきなり市長(わが島原市の横田市長である。)に会った。実は同じくイトコにも偶然出くわした。彼は県庁OBで現在県の外郭団体にいる。彼もまた、同じ飛行機ANA662便で上京。国の役人相手に説明に行くのだという。日帰りとのこと。具体的に細かい話をしたわけではないが、電話やメールでは説明出来ない事情があるのだろう、地方からわざわざ霞ヶ関に出向いていかなければ、話を聞いてもらえないという暗黙の慣例が横たわっているように思える。 市長も行き先は霞ヶ関だ。総務委員会のメンバーである議長にとっては織り込み済みで、当然どこかで合流することは想定内だったようだ。陳情要望の細かい日程は確認しなかったが、市長の行動と我々の行動の調整の中で、議長は(総務委員と議長の公務の中で)行ったり来たりというわけだ。たとえば九水連(九州治水期成同盟連合会)要望行動。 委員会視察初日の夜は、一緒に飯を食おうという慣例になっている。市長も調整がつき、夕食で再会合流となった。議長も元議長も擁する総務委員会であるが、考えてみれば彼らは連日色々な状況で顔を合わせている。先の10/17不知火祭り、そのあとの豊後高田市訪問団との懇親会、10/18は広域圏議会(一部事務組合)で、まあずーっと顔を突き合わせているわけだ。僕もそういう意味ではちょくちょく顔はつき合せるが、じっくり話し込む機会はあまりない。 そんなわけで「たまには」というわけで、市長の隣の席を譲っていただき、いろいろ雑談を含めて情報交換をさせていただいた。 議長はこの日は総務委員、翌日は議長という立場。九水連は九州内にある各地の各種期成同盟33の連合体だから、九州のあちこちから市長議長クラスが霞ヶ関に集結したのであろう。 市長も議長も随行職員も、こうした陳情要望に大きなウエイトを置いていることがわかる。数億円の事業補助金が付くかつかないかの大きな分かれ目になることがあるからだ。 こんな時に、その旅費の計算で、43800円の宿泊パックか56000円のパックかということは些細な問題なのだ。赤坂に近いか品川に近いか、効率的に行動しやすいホテルを探す・・・ホテル代を1万円節約して、800万円の竜馬像をもらい損ねたら、本末転倒というわけである。 しかし、それはそれとして、僕は旅費の節約は大事だと思う。求められるのはその「姿勢」である。何億円もの補助金を取ってきてくれるのだから、1万2万の旅費なんて気にしなくていいよというのも世論であるが、そうした経費を切り詰めながらも何億円もの補助金を取ってくれた・・・となると、庶民宰相という感じで、大きく評価される。 首長の報酬1割カットの額は全予算からすれば些細なものである。その節約の姿勢が市民に受け入れられ、市民の納税協力が得られるわけである。 ちなみに、今回利用したホテルパックは3泊宿泊パック(東京サクセスプラン)というもの。旅行パンフレットを見ると、Fランク83000円だ。(Aランク:165000~Jランク60200) 1泊宿泊パックで同列比較すると、 Fランク51300円だ。 (Aランク:773000~Jランク42800)
by mmatusaka
| 2010-10-21 08:00
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