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2011年 02月 04日
政権交代で民主党に本丸を明け渡した自民党は、まずは春の統一地方選挙が気にかかるらしい。そもそもの始めに、日本全国日程を合わせようと、4月上旬と下旬に選挙を一斉にやろうというわけだ。任期満了の前なら、各自治体の都合でよさそうだが、法律で縛って、統一するようになっている。
第一陣(今回の場合4/10投票)は市町村首長・議会。第二陣(4/24投票)県知事・県議会。というわけだ。しかし4年の任期を勝手に縮めたり、伸ばしたりはできないわけで、失職死亡解職などで首長の選挙はずれていき、市町村議会は合併特例などで時期がずれてしまい、統一率は年々低くなってきている。唯一県議会だけは(県の合併はなかったので)日本全国もれなく一斉に4/10の投開票とのこと。 わが長崎県議会も4/10投開票となっている。一方市長市議選挙は長崎佐世保(市長市議とも)など合併しても周りを編入した所だけが第二陣に連なっている。大村は市議のみ島原はなぜか1ヶ月遅れで市議のみ。 これって、県議選に落ちたら、引き続き市長市議選挙に立候補できるのだろうか。(たぶんOKだと思います。)いきなり県議選は難しいと思いつつ、県議会でも市議会でも政治家になりたい方は、先ず県議選に立候補して名前を売って、落選してもくじけずに引き続き市議選に立候補すれば、知名度抜群で市議選は楽勝かも。長崎県の県議会はマンネリもいい所の腐れ果て状態だから、ひょっとしたら大穴で、いきなり県議会デビューもありだと思う。(冷かしでなく、がんばれば供託金没収は無いと思います。) 投票する側の皆さんからすれば、県議と市長と二股かけるなんて不純だ、とか。県議に落ちて市議になろうなんてさもしい、とか思われるかもしれないが、これら地方自治の政治家は結構応用が効くのである。「住民のために身を捨ててがんばるぞ」という揺るがぬ信念があればどれも通ずるものがあるのである。 市長選挙で落選した相手候補が4年間捲土重来を期して、在野にあるよりは、県議なり市議なりに腰掛けて、市長選に乗り換えるのはけして不純でもなければいい加減でもない。真面目な選択だと思う。生活費が潤沢にある候補者なら四年浪人もあるだろうが、議員をしていれば政治活動日としての報酬がもらえるし、何よりも最新の政治情報が入手できるのである。 選挙と政治は違うなどといっていた大昔とは違い、政治活動こそ選挙運動なのだ。新人にとってはホームページを作ったり「考え方」を記したビラを撒いても誰もとがめない、年賀状も出し放題。旧暦ですなどといって今からでも年賀状を1万枚発送しても問題なしだ。(現職は売名:選挙運動と見なされて禁じられる。)その後立候補すれば、あの年賀状は売名のための選挙運動だったと言われるかもしれないが、決心したのはそのあとだと言い張れば済むのである。なりふり構わず名を売り「考え方」を広めるのだ! 本当はもう少し早く、「出でよ新人!キャンペーン」を発信するつもりだったが、島原市議の場合僕とバッティングするから純粋な指導ができない。というよりそこまで余裕がない。皆様各自自分で立候補の準備をしてくださいませ。今のご時世、方法論作戦はネット等を通じて、自分にあったモノが見つかるはずです。 ネット発信、チラシ配り、戸別訪問、朝立ち、なんでもありです。「新・土佐日記」を熟読して議会の実態を知るのもいいかもしれません。 さて、この日曜2/6は名古屋の市長選・県知事選・名古屋市議リコール投票日です。地方自治とは何かが問いかけられます。ご注目ください。続いて、阿久根の市議会リコール投票、2/20。これもこの選挙前後の報道、その奥に潜むもの、当然竹原さんのブログや著書『独裁者』など、合わせて読み込んで、地方自治とは何かを、改めて問い直そうではありませんか。
by mmatusaka
| 2011-02-04 23:06
| 島原から日本を変える
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