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2011年 06月 12日
情報を如何に共有するか、という課題について『エバーノート』なるものがあると聞いたわけだが、既に相当数の世界人が使っているもののようだ。しかし一方で知らない人は何も知らない。程々売れてきて、新聞テレビ等マスコミが取り上げなければ、少数派のままだ。 原子力に異を唱える者は相も変わらず、少数派なのか。全く以って、マスコミのバランス感覚のデタラメには辟易する。昨日今日は、諫早湾開門に関するアセスが出たとか何とか。農水省の誠意の無さに今更ながらあきれ果てる。大手マスコミはさすがに農水省の不真面目さを責めてはいるものの、断罪には至らない。長崎県の作ろうとしている世論はあまりにも時代錯誤だ。 情報格差が恐るべき速度で広がっている。単純な情報量格差ではない。質の格差にまで及んでいる。どちらがより無知であるとか、知識量が多いかとかではない。既に世に出回っている『真実』が伝わらないのである。ウソが本当を覆い隠し、不正が闊歩している。 我々は、目を見開き、耳をそばだてて、情報を入手しなければならない。いつも単一の新聞を読むのではなく、複数の新聞を読み比べる必要がある。テレビもたまには視聴して、ネット検索も忘れてはならない。直接、国の機関(総務省でも、厚労省でも)の役人にも聞く必要がある。週刊誌や月刊誌、単行本も目を通す必要がある。その著者に直接聞き、編集者に取捨選択の根拠を問い正さなくてはならない。市民の素直な感想も、バカにならない。我々は真実を見なければならない。 情報の氾濫に、自己防衛反応の如くして、未だに携帯は要らないとか、メールは味気ないから、やはり肉筆の手紙でなきゃとか、新聞テレビがあるからネットなんかは不要だとか、実は自分の不勉強や、怠慢(努力をすることを忘れてしまった、退行現象)を棚に上げているだけのおっさんおばさん若年寄は、あとでだまされたなんて言っても、気が付いたら放射能の真っ只中。自己防衛に失敗する。 さて、エバーノートとやらで、どのくらい情報が掌握できるか、少しばかり研究する必要があるようだ。
by mmatusaka
| 2011-06-12 21:46
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