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2012年 08月 20日
夫:蛍光灯が切れかかっている。交換用の予備はどこだっけ?
妻:二階よ。 夫:取ってくるね。 妻:ベランダの洗濯物、取り込んどいて。 夫:はいよ。 ・・・・・・ (洗濯物を回収) 夫:(階段を下りながら)はて・・・?何か忘れているような・・・ 夫:(引き返して、二階内線電話にて)俺、何しに来たんだっけ。 妻:(間があって)蛍光灯のタマじゃなかったっけ。 夫:そうかそうか。 こんなことがざらになった。もう一つ仕事を入れたり、電話でも割り込んだ日には、ゴールにたどり着かない。ゴールそのものを思い出せないのだ。元々そんな傾向だったと言えばそれまでだが、歳のせいかなあと感じるこの頃である。 こうして文章化して、メモでもすれば、いくらか防げるのであるが・・・ 近頃モノ(書類・本)に取り囲まれて、その実必要な書類にたどり着かない。これではいかん。ネット検索できるものは処分、おそらく残った人生で開くことのない書物は捨てよう・・・などと考えて、『坂の上の雲』(司馬遼太郎著)の登場人物の一人秋山真之の言う○○な生活を想う。この○○を思い出さない、「シンプル」に近い意味合いだったが確か漢字二文字だったような・・・ その『坂の上の雲』を捜すが2~6巻はあるのに、肝心の1巻が見つからない。そういえば、去年だったかNHKでドラマ化された時、引っ張り出してどこかにポンと置いたのだろう。ポンと置いた時には多分別の関心事が発生していたのだろう・・・こんな始末である。 人には得意不得意、能力差個人差があって、逆上がりができない人、泳げない人、色盲、計算苦手、記憶力抜群、手先が器用、超社交家・・・色々ある。 算数の苦手な子がいた。三段論法が分からないのだ。「AはBである、BはCである、ゆえにAはCである」 こうして文字化文章化すればかなりの人はわかるかもしれないが、これが不得意な人もいるのだからご理解いただきたい。 A=Bを証明したあと、B=Cを証明して、だからA=Cだろうと説明しても、その時もうA=Bの証明を忘れてしまっているのである。そこで再度A=Bを証明する、すると今度はB=Cの証明は忘れているのである。そして永遠にA=Cにたどり着かないのである。数学が得意なあなたには「嘘だろう!」と言いたくなるかもしれないが、案外こういう単純なことも伝わらないことが多いのかもしれない。歳を取るとわかる。 社会保障にカネが要る。カネが要るから増税だ。ところでこの金は何のためのカネだったっけ?増税にてこずっているうちに、増税でゲットするカネの使い道を忘れてしまった。じゃあ整備新幹線にでも使おうか・・・てなわけだ。 国政を預かる政治家たちは少なくとも僕よりは記憶力のある頭のイイ人にお願いしたいものである。記憶力の弱い政治家はきちんとメモを残すなど相応の努力をお願いしたい。誰か野田総理にメモ帳をプレゼントしていただきたい。そのメモ帳は二階に置いたりせず、首に下げておいてもらいたい。
by mmatusaka
| 2012-08-20 19:46
| 個人的なこと
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