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2012年 09月 13日
僕の前に質問に立った島田議員はお馴染み共産党の議員だ。その質問の大半を消費増税のでたらめと原発推進のでたらめの告発にあてて、消費増税案は廃案に、脱原発に向かえと吠えた。後半は地元湯江川に続いている家畜糞尿不法投棄を取り締まれない当局のふがいなさを有明弁でまくしたてた。いずれももっともな意見。
************************************* 家畜糞尿問題は吉岡市長さらには木下町長時代にまでさかのぼる、まさに有明政治を象徴するような問題である。行政は島原との合併後も不作為を続け(県との役割分担をいいことに責任を押し付け合って)今日に至っている。山に不法投棄されていたことが発覚した後、しばらく監視が続き、改まっていたかと思っていたら 山の問題は川の問題になっていただけだったわけだ。 そういえば家畜糞尿処理の諸施設を確認したことがあって、家畜の数から計算できる糞尿の量が施設の処理量を上回っていたわけで、当時役所は「処理の適正化」を指導したと言っていたが、指導しただけで、適正化された事実は確認していないのだろう。処理能力を超えた糞尿が消えている事実を見て見ぬふりしていたわけだ。(この段落は松坂の判断:当局から異論があれば受け付けたい)。 ************************************* それにしてもこの島田議員は有明弁のくせに(と島原弁で質問する松坂が言うから、けなしているのではなく褒めているのであるが)、志位委員長と野田総理の党首討論並みの紋きりだから驚きだ。日本全国、金太郎飴のように共産党さんの意見は首尾一貫乱れがない。有明弁じゃなかったら、そんな意見は国会議員になって言えば・・・と言いたくなる。 日刊赤旗・日曜版赤旗・月刊『前衛』・同『議会と自治体』など地方共産党議員必読書もきちんと勉強し続けているのだろう。 消費税増税が間違いであること、原発推進が間違いであることは何も共産党の専売特許ではない。それは松坂の言い分でもあり良識ある国民は皆同じように考えている。しかし党員島田議員は、まるで共産党がその現在の常識を生み出したかのように自信と誇りに満ち溢れている。まあ今回は同じ考えなので持ち上げておくが、困ったのは答弁に立った横田市長である。 これがまた、経団連の会長か東電の社長かと思われるような、真っ向から対立する答弁なのだ。僕はあきれた口がふさがらなかった。 消費税問題は解釈色々、僕は理屈でも間違いを証明できるが、趨勢は三党合意の人数ぐらいは(結果論として過半数を)増税を容認させている。首長だから自分の考えを言わず、国の動きを客観して対応すると言う答弁方法もあったはずだが、あえて自分の考えを披露したわけだ。消費増税やむなしどころか、安定財源として増税は正しい選択だったと。当然あとは野田総理のように空虚な理屈が続くわけで、やる気のない社会保障にあてるなど、美辞麗句をぺらぺら並べるだけである。 実は僕は今回、日本の政治家としての大局観、資質を見極める尺度に脱原発をきちんと言えるかどうかに求めている。脱原発は常識であり、あとは政治家が既に存在する原発をどのように現実的に無くしていく工程を示せるかが問題であると思っている。脱官僚だったり、脱組合だったりでいかに既得権益者に対して毅然と立ち向かえるかと同質ではあるが、決定的な違いは原発は間違い(天動説)だということだ。ダムも道路も新幹線も公務員の高級優遇も、間違いではなく程度の問題だ。ところが原発だけは次元が違う。 だから僕は珍しく(通常地域密着以外の質問ははさまないのだが、)今回市長の資質を判断するために「脱原発か否か」という大きな質問を通告に入れた。その本質的質問を3番バッター島田議員が全部やってくれた。わけだ。 今世の中を二分している消費税論議で消費税推進であろうが反対であろうがそれはどちらもありだと僕は許容範囲である。問題は原発問題だ。免震棟も、津波対策も取られていない大飯原発の再稼働がでたらめなことは明白で、それが既得権益者の論理でしかないのは常識である。一体横田氏は新聞やテレビを読み解く能力はないのだろうか? 確かに巨大な既得権益大蛇軍団の勢力は強大であるが、その一翼を担うマスコミでさえ世論調査をどんなに誘導操作したくても原発ゼロは過半数を超えているとしか報道できなかったくらい周知のデタラメなのだ。その常識を理解できない。「原発ゼロは理想でしかない」「現実的ではない。」と、よくもまあ言えたものである。東電の関係者でももう少し言葉を選び、原発拒絶症の相手の心情を察する発言が出来てよさそうなものである。 僕は原発容認でも政治家の資質にお問題ありと判断する予定だったが、原発推進に限りなく近いこの時代錯誤の人格にさじを投げた。島田議員が露払いをしてくれたおかげで、僕は冷静に打席に立つことができた。「政治家の資質があるかないか」ではなく、「政治家の資質がないこと」を確認する作業として、一般質問に立ったわけである。 いろんな考えかたがあっても自由である。たかが原発推進といったぐらいで「政治家の資質なし」と決めつけられて、横田市長もたまったもんではないだろう。もちろん「政治家の資質なし」は松坂の判断診断である。侮辱でもなんでもない。僕の考える政治家の資格がないというだけのこと、人格を否定しているわけではない、政治家に向いていないという、松坂の判断である。 松坂の政治的個人公式ブログだから何も断りを入れなくても僕の個人的な考えである。横田氏は人格がなっちょらんと言えば誹謗中傷だとかいう人もあろう。政治家に向いていないと言っているだけだ。とかく松坂ブログをチェックしてあれこれやかましい輩がいるから断りを入れているまでのことだ。 それにしても驚いた。うすうす感じてはいたが・・・。被ばく県長崎の教育長まで経験し、普賢岳噴火災害を経験した島原市長に就任して、福島原発事故からこの1年半を過ごして、「原発推進」にたどり着く・・・これは本当に由々しき問題だ。
by mmatusaka
| 2012-09-13 23:48
| 島原の自治と議会
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