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2013年 09月 12日
議会に提出される議案は、条例であれ、予算であれ、議会に決定権がある。僕は日頃から、議会にも立法権があるから、条例提案もできますよと働きかけているが、ハナから、自分たちで何かを決めようとは思っていないらしい。簡単に言えばみんな市長に決めさせて「異議なし」でいいと思っているらしい。
市長はこれでどうですかと提案をして、決定権を議会にゆだねているのに、まるで人ごとだ。言葉は「異議なし」でも、その条例やその予算は議会が決めたということを理解していないかのようだ。 今回補正予算の中にあえて補正を組む必要があるのかなという予算が一個混じっている。明日の予算審査委員会でどうなるのか動向が注目されている。 でもいずれにしても出された議案は予算であれ、条例であれ、我々議会(各議員)は粛々と議決していけばいいのである。質疑をして当局の考え方を確認し、是なら賛成、否なら反対すればいい。実はそこに「修正」というテクニックもあるのだが、島原市議会の先輩議員たちは何もご存知ないらしい。(知識として知っている頭でっかち議員は「何を言うか、知ってるぞ!」とムキになるだろうが、使い道を知らないのだから同じことだ。議長や副議長までやったことがある議員が軒並み無知だから呆れ果てる。 「異議なし」しか言葉を知らないから、異議がある時どうしていいかわからないのである。 なぜそうなったか。いわゆる与党議員にあるのだが、市長が提案をする前に、自分たちの意向を伝えて、「異議のない条例」「異議のない予算」を作ってしまうのである。人事案件然り、市長はあらかじめ「この人でいかがでしょうか?」と議長(または長老)にお伺いを立てるわけである。議長はたいてい人格とか良識とかで選ばれるのではなく、議会多数派の代表(あやつり人形の場合もある)だから、市長は議長を押さえれば、議案は全て異議なし通過なのだ。 ところが時代は複雑化して、口利き議員の集合体が議会多数派を形成するとは限らなくなった。今まで仲間だと思った与党議員の中から「tppはんたい!」「原発反対!」など個別に合意が取れない事態が起きてきた。そして、ご存知のように現在の島原市議会は市長選において現市長でない側についた議員が多数派なので、まだそれぞれの議員が市長との距離を測りかねているのである。(と松坂は分析している) 与党だろうが野党だろうが、議員のするべきことは地方自治法や会議規則に書いてあるとおり。 問題は「異議なし」以外の言葉を知らないことだ。 予算分科会でのやり取り。 「この予算で、もし足りないことになったら誰が責任もつんだ!」と議長経験まである先輩議員が怒鳴った。 僕は絶句した。予算を承認する議会に責任があることを全く理解していない。 挙句、「足りなかったらまた、追加補正を出してくるのか!みっともなないじゃないか。出来ないだろう」と。 何を言っているのだろう??? 理事者側「その場合はそのようになろうかと……手続き的には出来るわけでして……。」 足りなきゃ、増額修正だって出来る(地方自治法97条)。否決すりゃ、市長は問題箇所を訂正した案を提出してこざるを得ない。その1点だけならまさに「修正」の出番だ。 しかしバカのいっちょ覚え「異議なし」以外知らないから完全にパニクっている。 ひどい議員になると「異議」も省略して。大声で「なし!」とわめくことしか知らない。秋になりました。梨でも食って寝てなさい。 それにしても、議決権を持った議員が、自分(たち)の決定責任を知らずに「誰が責任もつんだ!」には恐れ入った。
by mmatusaka
| 2013-09-12 20:46
| 島原の自治と議会
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