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2014年 03月 18日
実はこの3月議会、同一趣旨の条例改正が40本近く上程されている。消費税が5%から8%に上がるから、各種使用料をその比率で上げてもらえないだろうか(あげるのが望ましい)などとお上に言われて、日本全国現在の使用料金を105で割って、108をかけて、四捨五入を基本に条例料金改定をするわけだ。
このことの是非はまた別のところで論議するが、そういうわけで島原市の条例の中から使用料が載っているのを見つけて、手当たり次第に条例改正と言うわけだ。この機会にきちんと料金を見直すこともせず、しかも本来遅くとも12月議会で済ませるべきところを、3月26日に可決させるつもりだ。 そもそも非課税の公共料金、その諸手続きにかかる経費の方が使用料増額で増える収入よりはるかにでかい。今回は特に1年半後に再度消費税アップが待っているので、初期投資は回収できない。無駄遣いである。大村市を見習ってほしい。(大村市は、国に反旗を翻し愚行を行わなかった。) とにかくバカの一チョ覚え、個々の条例を精査することなく機械的に改正断行、情けない。 ところがところが、唯一、一つの条例だけこの消費税がらみの条例改正を見送った。ご存じ「東京学生寮設置条例」だ。ほかの条例改正の手続きに従うなら、この条例も9450円の使用料を9720円に改めなければならぬ。それをあえて外したわけだ。 ここで、この条例を白日の下にさらせば、この条例の存在が明らかになってしまうからだ。すなわち「こっそり無視」したわけだ。情けない。 先般、補助金要項に「納税をしていること」の項目を、ついうっかり忘れていて、何千万円もの税金を滞納している企業に何百万もの補助金を出した島原市である。ついうっかりが通用すると思っている。誰だって、「ああその企業に補助金を渡すために意図的に納税条件を外したんだね」としか思わない。 今回は「ついうっかり」とは言わなかった。「条例を廃止の方針だから」だそうな。ここでも、方針で以て、条例を廃止してしまっている。教育委員会が条例を廃止したりできるならまさに議会は不要である。 あ、そうか。元々、教育委員会は議会も無視しているのだった。堂々と議会無視、堂々と条例無視それともこっそり条例無視。 皆さん不要なのは教育委員会でしょうか議会でしょうか。え、どっちも?困りました。
by mmatusaka
| 2014-03-18 02:24
| 東京学生寮問題
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