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2014年 03月 28日
大切なお知らせ。東京学生寮の寮生および父兄に教えてあげてください!
島原市教育委員会は学生寮の建物が安全でないとして、寮制度は条例で継続中ですが、新年度の募集を停止しました。(最終的に制度も建物も廃止の方針のようです。)大きな地震が来た時は島原市側にも危険を承知で寮生を募集し修業年限まで許可していることから、責任はありますが、保護者に対しては自己責任(危険を覚悟で過ごしてください)を望んでいます。本来なら、市には早急な安全対策をする責任があります。 そして、寮生に対して原則この3月で退寮をするよう勧告しています。猶予期間を8月までとしています。市の一方的な都合で契約(修業期間の修学援助)を破棄するわけですから、引越費用として20万円を渡すことまで、先の議会で3/26確定しました。 本来しないでいいはずの引っ越しをお願いして、その費用を恩を着せるように出す神経がわかりません。 議会としては、きちんと寮制度の改廃を含めてきちんと協議したいと思っているのですが、性急な教育委員会の対応についつい在寮生の行く末にばかり集中する結果になってしまいました。教育委員会は性急な割に、安全については全く対応していません。 寮制度の存続に賛成の議員も反対の議員も、ともかくも在寮生に対するあまりの無配慮に怒っています。教育委員会は寮を出ることで修学困難にならないよう何らかの補償(家賃差額の補助とか低利の奨学金とか)を考え、新年度に補正予算等を考える……などとあいまいな方針を述べましたが、これはあくまで口約束です。僕はカタチ無き口約束は政治ではないので納得していませんが、過半数の同僚議員は教育委員会の約束を取り付けたと見なし、今の教育委員会のやり方を容認しました。 引っ越し代が21万円になってはい終わりとなるか、膨大な利息の奨学金を貸し付けて終わりになるか、何も保証はありません。例えば卒業までの家賃から現在の寮費を差し引いた差額を全額補助するという形に落ち着いても、法の原則を言えば、制度は過去にさかのぼりませんから、それは在寮生に限られます。、 退寮勧告に従って20万円を受け取り、退寮してしまえば、これは自主的に退寮したわけで、自ら寮生の権利を放棄したことになります。だから、退寮者には補償はなくなる可能性があります。あわてて退寮しないことをお勧めします。(続く) (写真は今の学生寮の食堂) 古い寮で、風呂は庭先、掃除当番もあり、団体生活だからいろんな制約もありますが、そこを我慢すれば、特に安い生活費で市には恩恵を感じている寮生父兄からすれば、「権利」などという概念は程遠いものでした。いわゆる大災害地震は別格として、いろんな危険が潜む東京で、いつもそばに仲間と寮長家族がいることで本当に安心安全な環境に経済的なこと以上に感謝感謝だったようです。 現在食材実費22000円で供与される食事も本当にありがたいものです。勉学に励む条件付きで、審査を受けて許可された寮生に付与された権利であります。その食事も寮生活の大きな魅力であり親の安心でした。(条例に食事の提供も保証してある)。その食事もこの3月で打ち切りと断言通告があったところです。 ところが、食事中止は条例に反することもあって、寮生には食事の提供を求める権利があるので、当局はあくまで自主的に辞退してもらうしかありません。なのにまるで食事供与をしないのが当然のような脅迫にも似た断言をしたのです。 すでに数名の寮生が退寮の準備をしているとのこと。元々、寮生活が合わずに退寮を考えていた者には渡りに船(引っ越し代まで出る。)、危険性を再認識して決心したもの、悪役になってまではいられない者、多くは経済状況と天秤にかけながら未だ動けないでいる。3月で出ることを決めた者の中には、食事供与がなくなるのならと退寮を考えた者もいるかもしれない。 この3月議会の予算委員会のやり取りの中で、3月中に退寮できず年度を超えた場合、8月までは食事提供をすることが確認されました。(調理員の人件費予算が組まれていました。) 先般、学生寮では調理人さんの送別会を開いた数日後に4月7日から食事が再開されると通知があり、在寮生は混乱の中。少しほっとしているようです。 さらに言えば、8月過ぎて9月になっても、10月になっても、当局は強制退去は要請できず、あくまで(寮生保護者納得の上での)自主退寮を待ち続け、在寮生のいる限り寮長を配置し食事も提供する(せざるを得ない)と白状しました。 今と同じ財政負担に限りなく近づかない限り、納得は得られないわけで、堂々巡りは続きます。「危険」だったのではないのでしょうか。 何よりも命が大事と訴えた教育委員さんは、そのことが学業断念に繋がるなど思いも及ばず、命の大切さはカネで買えない、相当の補償をしても(年50万でも)3年で終わって、(寮がなくなることで)その後の赤字はなくなるのだから、命を守るためには補償をきちんとすべきだと訴えておいででした(教育委員会議事録より)。それはそれで一つの見識です。補償をきちんとすれば、少なくとも経済的には修学支援になります。 それに対して、当局はお抱え弁護士の名を借りて、平等性に難ありとして、20万円で十分かのような流れになっています。命を守るために速やかに寮を出すために使う補償金は命をカネで売買しているとでも言わんばかり、金は使わず、言葉の誠意が誠意だと考えている。まさにきれいごとだ。 感謝の気持ちが憎悪に変わることを恐れますが、ここまで行政が不誠実な対応を続け、精神的苦痛を押し付けるのなら、訴訟も視野に入れるべきです。弁護士曰く(←僕の方のお抱えです)、退寮して寮生でなくなれば、訴訟を有利に運ぶことは難しくなります。退寮に応じることは、納得しての自主退寮とみなされるからです。納得が出来るまで、胸を張って寮生であり続けることです。決して後ろめたいことではありません。 悪いのは島原市と島原市教育委員会です。堂々と権利を主張していいのです。(命の守り方については、別に論じます。) このことについて、在寮を続ける学生の親を命を軽んじる不届き者のような言い方で責める関係者を僕は許さない。ならばなぜ今まで3年間放置してきたのか。ならばなぜ早急に応急でも補強工事をしないのか! 命を軽んじているのは島原市当局及び教育委員たちである。 教育委員さんは懸命に命の大切を訴え寮を出ることを言いはしたが、出すことが出来ないではないか。政治は結果責任である。納得して出てもらうか、補強するか。どちらもしないで「危険」を言うのなら、その危険は嘘(寮制度を廃止にするために、寮から学生を追い出す方便)である。危険が嘘でないのなら、納得できる条件を示して出てもらう(避難してもらう)か建物を補強するかだ。
by mmatusaka
| 2014-03-28 21:32
| 東京学生寮問題
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