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2014年 05月 20日
ご存知のごとく、僕は(当事者ではなく)諫早湾干拓問題に関心を寄せている。同志の中には石木ダムに関心を寄せている方たちも結構いる。(そういう繋がりで、僕はこのブックレットを持っている。)共通する問題が多いのだ。しかし僕は石木ダムについてはほとんど勉強していない。(イサカンについては相応に勉強しているから、自信を持ってその間違いを指摘し、国や長崎県がいかにデタラメか、客観的に理解しているが……) きちんと理解してから発言すべきなのだが、いくつか気づいたことを述べておきたい。 イサカン問題でよく耳にするのが、「漁民らは補償金を受け取ったのだろう。今さら何を言うか」という言葉だ。漁業を生業とする者たちにとって、漁場を奪われた湾内漁民には当然の補償であり、湾外漁民に工事期間の影響補償も当然あっただろう。それは道路工事などで容易に想像はつく。漁業者らは、(農業のためではなく)防災のためと言われ、追い詰められた。防災を言われ苦渋のハンコを押したのであった。 有明海の自然が日増しに失われていく現実の前に、生業や直接的な生活に影響を受ける当事者ではない我々一般市民は何も言えないのか。そんなことはあるまい。国や県に私たちの目の前の自然を奪う権利はないはずだ。 なのに疲弊していく有明海をまるで他人事、「金をもらったんだから、有明海を返せという資格はない!」と。補償金問題はさておいて、(金をもらっていない)市民は何故失われゆく自然を心配し、自然破壊の暴挙に怒らないのか!もちろん、イサカン問題においても、この投書子同様「同じ気持ちの人を何人も知っている。」 お金のマジックというか、多くの市民の感情は、(防災をセットで恫喝しながら)お金を配って漁業者を黙らせた国や県に向かわず、お金を受け取った漁業者に向かう。そして、お金を配った国や県は正しいことになってしまう。そのお金は我々市民の税金だ、と。まるで漁業者が自分たちの税金を奪った泥棒かの如く、怒りの矛先は被害者に向く。オカシナ話だが、よくある構図だ。(今島原では学生寮の問題がこの構図の中に組み込まれようとしている。) イサカンは広範囲で当事者といわれる被害者が膨大で、補償問題もあり本質が見えなくなる要素がある。(これもまた農水省のテクニックなのだが……。) その点石木ダムは、背後に控える自然は大きなもので川棚近辺だけでなく影響は大きいが、当事者は少ない。コラムによると13世帯60人という。大変なプレッシャーだ。長崎県に追い詰められ、あるいは自然減もあってこの人数は減ってきたのではないか。(この辺は勉強不足です。)まさにこの13世帯が体を張って自然を守っているのだ。支援者たちを含め、その崇高な志に改めて敬意を表したい。 先ずは当事者の皆さんは、自分の住んでる土地・家の権利を主張していただきたい。その主張は佐世保市民の命をつなぐ水資源及び下流域の防災という公共の福祉に反する(のでと、既に収容できると認定済み?)と、あんたらの身勝手で佐世保市民の飲料水と下流域住民の安全を奪う権利はない!と言われようが、抵抗していただきたい。あなたたちに理があるのだから。 そしてその一見ドロドロした私利の戦いのように烙印を押されようが、負けないでいただきたい。その戦いの先に長崎県の大切な自然を守り後世に残すという意義があるのだから。
by mmatusaka
| 2014-05-20 11:21
| 諫干・環境
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