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2005年 07月 25日
合併前の駆け込みで、どこもあわててハコモノ造り。合併後に造ろうとすれば、おそらく周辺地域には回ってこず、中心部に取られてしまう。だから今のうちに建てておけ。(おそらくオラが町の町長としての最後の仕事。このハコモノを見るたびにあの町長が建ててくれた・・・名を残す最後のチャンス。合併したら市長に成れる自信は無い。)(コソーッとフトコロに入れる気持ちは更々ありませんが、業者さんが合法的にオラが後援会に政治献金してくれることは大いに期待できる。自民党の長崎方式ほどうまくは行きませんが、まあ○パーセントは戻ってこなきゃね。こればかりは発注権者の首長の特権だからね。)とまあ、そんなわけで、全国的に駆け込みばやりで、合併特需と思いきや、公共事業そのものが激減する中、特に田舎の中小土建業は悪戦苦闘が続いている。
一般論はさておき、来年3月合併予定の北有馬町にセミナリヨ館なる大型ハコモノ建設の話が持ち上がっている。10億規模とのこと。(詳しくは明日以降調査しますので、大筋だけとらえてください。)駆け込みもここまでくればびっくりだ。合併まで数ヶ月の段階で、2年がかりの事業だそうな。他の駆け込みと違うところは、手をつけて未完成状態で新市(南島原市)に引き継いで貰おうという大冒険だ。各町の貯金も借金もみんな新市が引き継ぐわけだが・・・他町のことながら心配だ。 これには「過疎債」なる借金制度を使うらしいと聞いた。そこで今日は総務課に行って、過疎債・地総債・合併特例債などを比較検討して勉強した。世間で悪く言われている、駆け込みハコモノの多くは首長が単独でやれる(議会の承認は必要だが)自治体単独予算が多いわけだ。ところが過疎債となると、金銭負担率は、必ずしも合併特例債に比べて遜色ない。 (過疎債はうまくすると7割が元利とも交付税で返ってくる借金だ。)新市を構成する各町納得ずくなら、借金に変わりは無いが、合併特例債より有利な借金となるわけだ。 そうか、過疎債なる麻薬もあったのか。日本中の島にコンクリートの港が出来て、国に莫大な借金(国債)を作った元凶の一つである。僕は過疎債はもうずっと昔のものだと認識していた。まだ健在なのかとショックである。だからこそ合併特例債が異様なほど問題先送り思想のデタラメ制度だと指摘しておったのに・・・地方を尊重することと、過疎債は違うような気がするのだ。 てなわけで、島原も合併に向かってまだまだ問題山積みであるが、どこも大変である。その後、教育委員会(教科書問題)、議会事務局(視察研修先の検討)、企画課(健康半島構想の予算)などを巡って調査。夜はがんばスタンプの総務広報委員会。 合間でホームページの改造など・・・なかなかすすまない。
by mmatusaka
| 2005-07-25 22:51
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Comments(3)
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