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2015年 09月 09日
9月7日(月)二つの気がかりを抱えて一般質問に臨んだ。一般質問の内容と反省は別稿にします。
似たような構図の公共事業を巡る判断。ともに無駄で有害な公共工事だ。 石木ダムの悲劇は保水力を持つ森林という自然のダムを破壊して必要もないコンクリートダムを造るということ。そのためにそこ(水底となるところ)に生活する人々の生活を奪い、強制的に追い出すという。それをどういう手続きか知らないが「理不尽にも生活を奪われる方が悪くて不要な自然破壊ダムを建設する側が正しい」という判断を一方的に押し付ける。 まあ。簡単に言えば日本国憲法25条の保障する基本的人権は公共の福祉の前にはひれ伏するしかないのだそうな。 ふざけんじゃない!帰れ!と言いたい。地権者も支援者も怒り顔で役人らに対峙している。そんな中。ダムの底に沈められるという住民の方が地面に頭をつけてひれ伏しているのだ。お願いですからここで生活させてくださいと。土下座の相手はミスター「公共の福祉」=県の職員だ。 不思議なのは違法行為をしているというダム反対派を応援するマスコミ。合法活動を行っている県のやり方を、マスコミは非難している。県の背後にはお上も付いている。お上には逆らわないのがマスコミだと思いきや石木だけは違うのだ。 間違ったお上にたてつくならそれこそがジャーナリズムだが、正しいことをしているお上にたてつくマスコミってなんだ!たぶん強制収用は合法の仮面をかぶった不正であることを、現地取材する記者らは見抜いているのだ。 強制収容のための測量を断念して県は帰って行ったという。悔しいけど、県は「一応測量をしようとしたけど。あなた方が拒否したから、こっちで勝手に値段をつけるからね」と、測量積算の仕事をサボタージュする理由づくりのための4日間だったわけだ。最初から測量する気はない。「邪魔してくれてありがとう、これで手間が省けるよ。」というわけだ。彼らには誠意とか人の心を理解するとか、あるのだろうか。血も涙もないのだろうか。結果を言えば「給料がもらえるなら人も殺します」ということだ。 「こんな人殺しはしたくない」と上司の命令を拒否して、公務員法違反に問われてもせいぜい配置換えかお説教だ。命までは取られまい。県職員全員が仕事を拒否すれば、最後は中村知事自らが測量に出向かねばならなくなる。県職員よ一致団結して「人間」に戻れ。 ************************* 以下の記事開門差し止め訴訟との勘違いがありますので削除します。 ゴメンナサイ。 車にはねられた被害者が運転手を訴えた。 堤防のせいでサカナが取れなくなった漁民が堤防を作った国を訴えた。 運転手は被害者が道端に寝ていたのであって俺は悪くないと言った。 国は温暖化とか理由は別にあって堤防のせいで魚が取れなくなったのではないと言った。 裁判所は双方の意見をよく聞いて運転手が悪い罰金だと判断した。 裁判所は双方の意見をよく聞いて国に責任があるから開門を命じた。 運転士は不服で控訴したが上級審でも同じ判断が下された。運転士は自分が悪かったと上告を断念した。 国は不服で控訴したが、高裁でも同じ判決を言い渡された。時の総理管さんは上告を断念した。 運転士の子供が親を相手取って、罰金を払えば俺は迷惑だと判決に従うなという訴訟を起こした。 長崎県は国を相手取って開門されては困るから開門するなと裁判を起こした。 双方の意見を聞くと子供の訴えを運転手は素直に聞いて言うとおりにするというので、裁判所はそうしなさいと判決し、ただし、被害者への罰金刑はそのままだよ、と注を付けた。運転士は二つの判決に挟まれてどうしていいか分からないから払わないという暴挙に出た。 双方の意見を聞くと、国は県の言い分に反論するどころかおっしゃる通り、開門いたしませんという。裁判所はどちらの言い分を聞いても開門しないのだから、開門せずとも良いと判決して丸く収めたつもり。ただし。漁民たちに対しての開門義務は消えたわけではないと注を付けた。 いつから日本の裁判制度はこんなデタラメを許すようになったのか。 福岡高裁の第2審判決は、裁判所制度の死を意味するようなものだ。以上松坂の解説。 なぜこの件についてマスコミは明快な記事を書かないのか? 漁業者は余程嫌われているのだろうか。漁業者は船ですいすい逃げられるし、何処に行っても魚はいるだろうってか。石木ダムに沈められた家では息も出来ないしこれはさすがに可哀そうってか。 ****************************** PS。 福岡高裁の何とも絶望的な気持ちになりそうな判決の一方で、石木ダムはとりあえず侵略者たちの侵入を阻止出来て、マスコミの報道が好意的なので、いくらか救われる思いだ。僕の心の中で明暗を分けた感じがして、「明暗を分けた二つの事がら」のタイトルを付けたが、ちょっと違うのでは、と指摘を受けて、タイトルをちょこっと変更しました。どちらの戦いもまだ道半ば。松坂は引き続き応援を継続します。
by mmatusaka
| 2015-09-09 01:40
| 諫干・環境
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