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2016年 08月 28日
(8/26夜、島原城内にある復興記念館ホールで講演会があった。)ジオパークガイドとして意欲的に活躍している(最近では森岳レンコン掘り大会のレンコン先生でもある)満行先生の恐るべき体験談だった。
あっけにとられてどう報告していいかわからない。一応ケーブルテレビが録画していたので、後日放送されるかもしれないが、ノーカット放映ができるのだろうか?立ち入り禁止区域に寝そべって入るなどのギリギリの(いやギリギリを通り過ぎた)当時まだ現役の教職員がやるべきではないことも多く含まれていた。 有名な「火山灰で覆われて倒壊寸前の普賢神社(紹介写真)」は満行先生の撮影なのであった。長崎新聞に掲載された際、撮影者名が載ったために、学校(教育委員会?)から大目玉を食らったという。霧氷に覆われた普賢岳頂上付近は氷点下にもかかわらず、普賢池は凍っていなかった。と。もともと地理地学が専門なのかその恐るべき好奇心と持続する研究熱心が、貴重な現場の記録を残したことになる。 学生の地元定着率は圧倒的に島原農業高校卒が多い。農高に長く勤めていた先生ゆえに多くの教え子が市内にいる。あの6.3の大災害の日、灰だらけでテレビに登場していた消防団員(その後死亡)もまた先生の教え子だったという。 なんとも言葉にならない。 アナログ人間でパソコン大嫌いという先生の膨大な量の写真を(たぶん)スキャンして、パワーポイントで編集するには、協力を余儀なくされた島原城スタッフS君の恐るべき時間とエネルギーが費やされたに違いない。 この講演会、当初予定は8/25に組まれていたが、花火大会が追いかけてきて重なることになった。そこで、この災害を語り継ぐセミナー側(島原城主催)が譲歩した形で1日ずらしての開催となった。その前日の花火大会を、単にバブルブッキングとしてスルーせずに、それはそれで意欲的にイベント化した英断は昨報の通り。今島原城が面白い。
by mmatusaka
| 2016-08-28 12:24
| 商店街とまちづくり
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