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2017年 09月 24日
そもそも国会とは何ぞや?国権の最高機関であって、唯一の立法機関である。なぜ国会議員が何百人もいるのかと言えば、彼らで話し合って法律を作り、政治をどうするかを決定するためだ。 要は話し合い(会議)=議論をする場所が国会である。(議会である) だから、野党は憲法53条に基づいて、国会の召集を要求した。話し合おうじゃないか!と。憲法を無視して要求に応じなかった内閣(総理)は、やっと重い腰を上げて、国会を召集することを決定した。 しかしそれは、話し合いとか議論のためではなく、衆議院解散を言い渡す舞台としてだけの国会なのであった。国会の意味、話し合って物事を決めるという小学生でもわかるようなことを、どうも国会議員の大多数は知らないようなのだ。恥ずかしい限りである。どうも、天下の大新聞「読売新聞」なども理解していないようである。NHKもだ。 島原市議会は平均的な地方議会である。当然地方議会もまた、話し合って、議論して物事を決めるのである。しかしその運営のしかたは、行政執行に当たる内閣(市役所)に質問をぶつけ、総理(市長)が答弁をする形となる。法や条例も(議員立法もあるが)行政執行に関わる法がほとんどなので、執行部からの提案になることが多く、ここにも同じ構図ができる。 何年か前、当選したばかりの市議が、家庭に不幸があって葬儀等で多忙だったらしく、一般質問の通告をしなかったことがある。議員の第一の仕事は議論を巻き起こすための質問であり、特に一般質問は島原市議会議員の権利であ(り義務であ)る。 僕は残念に思い、(通告締め切り後の通告は無理なので)「せめて関連質問をしてはどうか」と提案をした。素直に受け入れてくれて、本人の関心事に近い他の議員の質問事項を選びそれに関連する質問をしてくれた。 現在島原市議会の非自民議員は毎回質問が常識となっている。最大会派の自民党はせっかくの権利を温存し、交代で質問に立っているようだ。もったいないように思うのだが、作戦もあるのだろう。 島原市議会では「関連質問」は一般質問の通告をしなかったものだけに与えられた権利である。まあ。時間には限りがあるのだから、一定のルールは必要だろう。一般質問持ち時間30分に比べると、一項目に限り持ち時間10分以内となっている。 例えば、自民軍団では一般質問で追求しきれなかった場合、控えの選手が「関連質問」で追加質問ができるというわけだ。そういう意味で一人二人「控え選手」を置くのは作戦上ありかもしれない。 一方非自民軍団は、すでに全員出場済みで余力がないので、関連質問による追撃は難しい。そこは通常の議案質疑などで(無理やり?)関連付けて、補ったりしている。非自民でまとまっているのは、バラバラと言われつつ「バラの会」ぐらいしかない。が、バラの会も毎回一般質問を心がけているので、先ず関連質問の機会はない。 そんな中で一昨年、関連質問の時間を(その当時15分だったのを)10分に縮めようとの提案があった。執行部にとって、厳しいチェックから少しでも逃げたいのは分かる。しかしこの提案は執行部からではなく議会側から出てきたのだった? ひょっとしたら、執行部の意向を汲んだ議会事務局職員から議会運営委員会に巧みに働きかけたのかも知れないが、議員が自らの発言チャンスを減らす方向になるわけで「自分の首を絞めてどうする」と思ったのだった。 多くの自民系議員が「10分でいい」というので、バラの会では(どうせ利用する機会はあまりないからと)応じてしまったのであった。 かつて一般質問が往復(質問答弁合わせて)60分の取り決め時代、あいまいで冗長な説明に終始して時間稼ぎをする当局に対して、業を煮やした我々議員は、質問時間の30分を確保することで、片道30分を実現した。その際は、自民系も賛同をしたはずだった。 今回、わが会派(バラの会)の本田みえ議員が(手違いで?)一般質問をはずしてしまった。で、切り替えて関連質問をしたのであった。 松坂の3項目目の質問項目「市役所は市民の求めに応じているか」に関連しての質問だった。(通告書にはこの大項目を書くようになっている。) 質問事項③:市役所は市民の求めに応じているか 1、市長を囲む地域懇談会はどうだったか2、市庁舎内に喫煙所は不要 3、「コンプライアンス」とは?(法を守る意味) 4、市外在住職員に交通費支給はおかしい(在住義務は?) 5、島原城入口門番に制服着用義務はないのか 6、市外郭団体への天下り・再就職 みえ議員の質問はこの中の小項目としては庁舎喫煙所問題や島原城問題を取り上げ、約束事を役所の自己都合で勝手に反故にして市民の求めに応じていないことを追及した。 で、 その後日議会運営委員会が召集された。関連項目の一項目に限るというのは小項目の一項目だ、みえ議員は二項目に及んだ。と、いちゃもんをつけてきたのだった。結局、一項目の定義を狭めるためだけのばかばかしくもむなしい会議となった。また、自分で自分の首を絞めている。 どうやら、議会は議論をするところではなく、座ったままで「異議なし!」を大声で叫び、早々と(会議をしない)会議を閉じ、さっさと家に帰るのが通り相場になりつつあるようだ。国が国なら地方も地方だ。
by mmatusaka
| 2017-09-24 19:23
| 島原の自治と議会
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