情報発信!
「正直がいちばん!」
島原市議【松坂まさお】のブログ 松坂まさお公式HP 森岳まちづくり facebookはこちら ↓「以前の記事」の指定月をクリックすると、ひと月分のタイトルが一覧できます。 ↓「検索」にキーワードを入れれば、その語を含む記事が見つかります。 検索
最新の記事
カテゴリ
全体 はじめに 東京学生寮問題 諫干・環境 市庁舎建設問題 商店街とまちづくり 島原の自治と議会 島原鉄道を残せ! 阿久根に注目 島原から日本を変える 戦争と平和 情報発信 オーガニック 社会時評 個人的なこと 行財政改革 差別をなくす 文化・芸術・教育 島原半島は一つ 読書 役所改革 議会改革 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2019年 12月 19日
71号議案:市長及び副市長の給与に関する条例及び島原市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 ●松坂討論 71号議案 市長ら三役と、私たち議員のボーナスアップの条例ですが、反対の立場で討論します。 なぜ「報酬等審議会」があるのかを考えていただきたい。議会は、市長が提案して、我々議員が決定する場所であります。 例えば、指定管理者を選定する議案の場合、その請負業者の理事に、この決定に関わる議員がいたら退席していただくのがルールです。 本議案の場合、提案者と決定者の市長と議員の待遇をどうするかという問題です。まさに利害関係者です。自分たちでまさにお手盛りの報酬を決定できるわけです。 だからこそ、そこで第3者である「報酬等審議会」の意見を聞いて、提案をする仕組みになっているのです。 月額報酬はいじらず、掛け合わせる期末手当の月数を変えるだけだから、報酬審議会は必要ないというのは詭弁であります。掛け合わせる月数によって、期末手当の額が決定するのですから。 支払いの時期を変更するとか、銀行振り込みにするとか、そのような変更の場合が報酬審議会を必要としない例であります。 12月議会は、公共施設管理問題が盛んに議論されました。施設の維持管理にはカネがかかる、あれもこれもは無理なんだ、我慢しなければならない、と。金が無いから敬老会の記念品代も削減する。公共交通利用券も減額する。市民に我慢ばかりおねがいして、我々は我慢しないでいいんですか。 そもそも、国家公務員特別職に準じてか何かは知りませんが、国は国、地方は地方であります。 税収が伸びずマイナスになっている島原の実情を知っている。すなわち、市民の生活は悪くなっている。そのことを知っていながら、市民に寄り添う我々が、今、ボーナスを上げようなど、言えないのではないでしょうか。情けなく思います。 報酬等審議会があって、きちんとそこでの資料に市民税の徴収状況が示されれば、賛同は得られなかったものと思います。反対です。 ********************************************** 解説: 本来、①市長及び~関する条例 と ②島原市議会議員の~関する条例 の別々の二つの条例なので、一括提案は乱暴である。市長らは行政府のトップであり、議員は立法府で全く別の立場、市長らは生活給でもあるので給与であり、議員は仕事に対する対価で報酬である。 ボーナス(期末手当)の掛け率月数を上げることで、ボーナスそのものの額を引き上げる提案。たまたまその掛け率を同じようにいじるというわけでの一括提案。 市長が、議員皆さんのボーナスを引き上げることと引き換えに僕のボーナスも上げてくださいという典型的なお手盛り取引構図。実情を言えば、議会にも条例提案権はあるわけで、議員の分は議会から提案してもいいのであるが、それこそ「お手盛り批判」をもろに受けるから、議会側(議会運営委員会=議長)から、「市長の方で一括提案してくれ」と働きかけて、この乱暴な一括提案になっている。 ちなみに教育長は、別の規定に「期末月数は市長~に準じる」とあるので、自動的に教育長ボーナスも上がる仕組み。議員報酬も、教育長のように決めておけば、毎度毎度議員批判はないのにと思うが、そこはやはり、全く違う性格の仕事なのだろう。だからこそ一括提案は乱暴である。(この件は議案質疑の再指摘したので、本討論では触れていない。) お手盛りではないよの潔白証明こそ報酬審議会なのである。どうせその審議会だって、市長が選ぶんだから、市長の言いなりじゃないのかなどという批判はあるでしょうが、審議会の会議こそ非公開の密室ながら、その審議会メンバーの氏名等は公開されるわけで、少なくとも法外なお手盛りは許さない。0.1月分なら、異議なし通過となるかもしれない。だからと言って、市長らの受取額をいじる時は報酬審議会の意見を聞くという大原則を無視するのはいかがなものか。 いずれにしても、これだけ大変だ大変だと市民に我慢を要求しながら、自分たちは、ほかの自治体や国家公務員に合わせて「上げるよ」という、この神経が分からない。市民は既に市税状況で、前年より困窮していることが判明しているのに、である。しかも4月までさかのぼっての増額である。 と、まあ解説部分を入れれば討論はまた2倍超。簡潔にとはいえ、他の議員がだんまりなので、一人で全部言わなきゃならない。そこんとこ分かってよ、議長。 長々しいタイトルになっている条例名を、『市長ら三役と、私たち議員のボーナスアップの条例』と言い換えることで、その中身を分かりやすく伝え、教育長の分も含まれていますよと、そういう、わかりやすく伝えようとする工夫も評価してやってください。
by mmatusaka
| 2019-12-19 01:29
| 島原の自治と議会
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||