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2006年 07月 14日
DV防止ながさきから1冊の冊子が送ってきた。『デートDVを知っていますか』という冊子。先般島原市内の男性(60歳くらいかな?)S氏と色々市政のことなどお話をした。そのときの話題に「デートDV」の話が出て、S氏から僕宛にということだったようだ。
DV防止ながさきの代表(Nさん)とは面識がある。長崎新聞連載中のNさんのコラム『うず潮』のことなど話して、S氏と共通の知人だと分かったというわけだ。 S氏はきちんとした方で、話しているといつも自分は政治家として、そのことについてどう考えどうしたいと思っているかを問い直される。あやふやな回答や不正確な表現に、さりげなく突っ込みを入れてくださるので、話していてとても勉強になり、緊張感を持つ。 本人は普通に素直に話していらっしゃるのだろうが、いわゆる大人がよくやる「まあまあ」で妥協なさらない。おかしいこと間違ったことは多数決原理と無関係におかしいとおっしゃる。僕にとってはありがたい助言者だ。 先般の話は「その後どうなりました?」で始まったので、てっきり有明町議の段階報酬問題か(旅費問題か)と思って議会報告しようとしたら、雲仙市の野球拳スーパーコンパニオン問題だった。人のうわさも75日(65日?)とかでもう忘れ去られつつあると思っていたら、そうではなかった。 あんなことは許されない、議員の資質以前の問題で、常識のない人間失格もの。当然全員失職ものだとおっしゃる。僕もそう思う。 しかし結果は、名ばかりの(罰則規定なしの)倫理条例と、理由説明もない報酬返上(議員1か月分の5%:議長副議長だけ20%)で幕を引いた。 島原の議会はこれについて何も議論しなかったのかと言われ、お隣の町のこととして、島原市議会の問題としてはとらえていないのだろう、全員協議会でも話は出なかったと答えた。確かに底流に流れる普遍的な要素はあると思う。 北朝鮮にミサイル発射はおかしいなど内政干渉も甚だしい意見書があちこちの地方議会(県議会も含む)で採択されている。ならばなるほど、雲仙市に対して(北朝鮮に対するように)、毅然と抗議をするのも一つの方法かもしれない。 あなた方雲仙市議会の行動のおかげで、日本全国の議会は視察旅行のたびに羽目を外して慰安をしていると思われるじゃないか!と抗議してしかるべきだ。 俺たち元有明町議会は島原市に編入される前の最後の視察旅行を関西で実施し雄琴温泉を宿泊先にしたけど雲仙市議会みたいなことはしていないぞ!俺たちまで市民に疑われるではないか!と。 話が横道にそれかかっているが、実はコンパニオン問題に横たわる大きな問題が実は戦後60年を経て男女平等になったはずなのに相も変らぬ女性蔑視が底流にあるのではないか。という問題だ。 なぜドメスティック(家庭内)バイオレンス(暴力)が続くのか、結婚前の家庭に入る前の段階でのデートの中でセクハラが起こるのか?女性蔑視、障害者蔑視、弱いものいじめ、それが底流にあるのではないか。 S氏の指摘はけして的外れではない。DVを引き起こしている社会に敢然と立ち向かうべき場所にいる市会議員が、それを自ら助長するようではオハナシにならない。
by mmatusaka
| 2006-07-14 17:21
| 島原の自治と議会
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