新・土佐日記:島原鉄道を残せ!
2022-08-25T11:01:18+09:00
mmatusaka
記録
Excite Blog
長崎駅の或る列車
http://mmatusaka.exblog.jp/32419927/
2021-12-25T01:57:00+09:00
2021-12-25T01:57:43+09:00
2021-12-25T01:57:43+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
GAFAの手先のようで嫌だが、googleアースのストリートビューは恐ろしい。Googleアースの右隅の人型をタップすると水色の道が示される。自分が降り立ちたい場所をタップするとそこで360度全方向を見渡せる。Googleの全方位カメラは通常車なので車の入らない所は空白。長崎駅などは入り込めない。ところがところが、昨日報じたレールがひっぺがされた、在来線の旧ホームに、ちょこんと水色の道が見える。どうやらGoogleアースさんは手持ちの360度カメラを持ち込んだようだ。 或る列車が長崎駅にやって来た時の画像を紹介しているのである。偶然気づいた。恐るべしGoogle。お試しあれ。
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新幹線との共存
http://mmatusaka.exblog.jp/32418844/
2021-12-24T01:03:00+09:00
2022-08-25T11:01:18+09:00
2021-12-24T01:03:06+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
昨日今日の情報によると、九州新幹線長崎ルートに就航する新車両がお披露目されて、その名をカモメとするとか。現在長崎線在来線の現役カモメを差し置いて、それはなかろう!と思う。在来線に特急は走らせないという意思表示?なんかやな感じだ。新幹線との共存の可能性を探るためにまず現状を報告しておこうと思う。
今の長崎駅がどのようになっているかを先ず確認したい。グーグルアースでは、まだ県庁も工事中で、分かりにくいのだが、長崎駅の正面?玄関かもめ広場が☆印(赤)電車通りにつなぐ、高架広場が♡(水色)でマークしたところ。 かつては、在来線だと、かもめであれシーサイドライナーであれ、クリーム色で示したホームに滑り込むので、先頭車両に乗り込んでいれば、ホームに降り立つやすぐ目の前が改札、改札を出ると大屋根広場(目の前がアミュプラザ)気候が良ければ、隣接の高架広場での待ち合わせもいいものだった。
もう8か月前のことになるが、列車で長崎に向かった。いつものように「かもめ」(プチ贅沢310円の特急自由席)で長崎入り。なんか様子が違う。駅員に尋ねたりして、ようやく出口を探したのだが、10分近く費やしてしまった。かつてのホームだったところは、線路が引っぺがされて工事中だった。(現在も工事中だ) つまり、新幹線整備に伴って、駅が大きく変わろうとしているのだった。長崎入りした電車は、大きく(浦上川の方に)それて、新県庁舎の方向に滑り込む。正確な図面がないので、大まかにピンクで色を付けた。並行して、新幹線のホームも(パープル)建設中。ピンク色のホームは完成している。(地上ではなく、高架ホームで、エスカレーターやエレベータなどもある。) というわけで、現在の長崎駅は、利用者にとっては不便になっている。(県庁方面に出る西口があるらしいので、県庁に御用の方は便利?:まだ使ったことがない。)
ともかくもまだ駅舎が完成していないので、もうしばらくは(移動コースに屋根はあるけど)ホームから改札まで雨風にさらされながら歩かねばならぬ。壁が出来通路がきれいになったとしても、従前のように(クリーム色のところにあったホームから)ではなく、(ピンクのところにある)新ホームからだから、かなりの移動距離だ。
長崎県も佐賀県も人口密度(自家用車密度)が低く、安易に車に頼るようになって、実はかなりのエネルギー消費になっている。そういう意味ではバスもチンチン電車もそして列車もエネルギー消費の観点からはたいへん合理的な乗り物である。 運転士さんたちには感謝しかないのだが、ただじっと乗っているだけで、目的地に運んでもらえて、その間、車窓の風景を楽しもうが、ビール片手に音楽を(イヤホンで)聞こうが、読書しようが……友人家族とおしゃべりしようが、と。楽しい時間を過ごすことが出来るのだ。 移動の目的が仕事であれ、娯楽であれ、移動に神経使いっぱなしのマイカー運転より、はるかに公共交通は合理的である。魅力的だ。既に在来線があるから、あえて新幹線までは要らないだろうと思いながら。世の多くの人たちが、マイカーを返上し、飛行機の回数を減らしてCO2削減をはかれば、まだまだ鉄道は生き残れるのではないか? コロナを経験して、人々の価値観に変化の兆しがある。気候変動が人の営みによって生み出されているという事実を突きつけられて人間は生き方を(脱成長の方向に)転換するよう求められている。
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『楽』という雑誌は島鉄特集!
http://mmatusaka.exblog.jp/30200509/
2019-03-29T00:58:00+09:00
2019-03-29T00:58:13+09:00
2019-03-29T00:58:13+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
そろそろ本屋さんの店頭に並ぶだろうという最新情報だ。その場でじっくり見たい気持ちがあったが、優先順位の高い別件が山のようにあって、後ろ髪をひかれながら役所を出た。(外港庁舎)
要件の一つ「保健センター」訪問の後、霊丘公園を抜けると、桜が見ごろ。今度の土日は満開だろう。 霊丘公園入口(霊丘神社参道)左手には植木元太郎像、右手にはSLがある。せっかくここまで来たのだからと、島鉄本社に寄って、青草子17号を届けて、『楽』をちょこっと話題にした。
ここでクイズ、下の風景はどこで見ることが出来るでしょう?(つづく)
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二つの講演会:崩れたシナリオ
http://mmatusaka.exblog.jp/29884211/
2018-12-05T17:09:00+09:00
2018-12-05T17:09:46+09:00
2018-12-05T17:09:46+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
(今日もぜーぜー言いながら書いている)
この12月島原では注目すべき二つの講演会が予定されている。一つは、直近に迫ったが、12月7日(土)午後7時~8時:森岳公民館(鉄道雑誌編集者)上野弘介氏による「講演会」『先人より受け継いだ”島原の宝“島鉄を島原の未来に活用しよう』だ。ぜひ多くの島原市民、全国の鉄道ファンに聞いてもらいたい。
広報しまばらで告知されたものを、本ブログでも10/27付で紹介はしていたのだが……先般より話題の段ボールによる島鉄1号機関車実物大展示と合わせて島原市は全力で島鉄を応援するよ!という意思表示だ。その割には段ボール模型展に比べて、講演会のアピールが堅苦しい。 親愛の情を込めて講師を上野弘介君と君付けさせてもらうが、僕は早い時期から上野君を知っている。島鉄南線存続運動に突入していく中で、出会った同士である。僕なんかよりうんと若いが鉄道についてはどんな学者やマニアより知識も豊富。鉄道存続の意義を一番よく分かっている専門家というわけだ。僕は当時ほとんど連日、南線存続の運動に嵌っていたのだが、思いはあれどもずぶの素人、初心者からの勉強と並行しての運動だった。つたないながらもブログ等を駆使し、(らくてんで)ホームページも開設した。(その後廃線となり、無念の報告で幕を下ろしたが、今も検索すれば閲覧できる)上野君は上野君で、島鉄ファンとして、まさにプロフェッショナルとして、自らの出版社で出す鉄道雑誌等も通じて何度も特集を組み、島鉄の素晴らしさを訴え続けていた。島鉄歴代社長にも顔の利くプロフェッショナルだった。(取材のたびに蓬莱泉ホテルが定宿だった。)てっちゃんと呼ばれる鉄道マニアたちをう~むと唸らせる記事を書かなければならないわけで、彼の場合、写真も記事も手掛けるから夜討ち朝駆け、朝もやの中朝露に濡れながら記事を構想しベストショットを狙うのだった。でもそれは後になって知ったこと。てっちゃん達に彼を知る者はいても、僕はそんな雑誌があることも知らなかったわけだ。南線存続につながるのなら何でもとアンテナを張っていた彼だからこそ、僕ら(その後の島原半島を未来につなぐ会)の情報に接してひょっこり僕を訪ねてきてくれたわけだ。そんな記憶で、今となっては最初の出会いがどうだったか定かではない。僕が写真家でもあること、ボーイスカウト活動をしていることなど意気投合した記憶がある。
まあ。過去のことを蒸し返しても仕方がないが、南線存続活動のエキスは継承すべきだろう。その後も島鉄を追いかけ続けてきている上野君、新たな十年の情報を踏まえてどのような提案をしてくれるであろうか。楽しみだ。おそらく、彼が撮りためたキハ20はじめ、島鉄の選りすぐりの映像を交えての講演になるだろうと期待している。(中身は一切、今回は聞いていない。)広報告知で「島鉄沿線の素晴らしい映像がご覧になれます!」のようなキャッチを入れてほしかった。皆様お気軽にそして万難を排してご参集ください。 もう一つ紹介したいのは12月20日(木)午後7時~:万町サンプラザホール今を時めくリノベーションまちづくりの先進地伊万里市から講師に早田文昭氏を招いての『まちづくり講演会』だ。
こちらは島原中心市街地街づくり推進協議会の主催。僕も例によって深くかかわっている。
今年のまちづくり講演会の要点を言えば、これまでのように先進地から講師を招くことにとどまらず、実際に島原のまちづくりに応用していこうというかなり具体的に踏み込んだもの。協議会の今年度の課題【三つの地域からの提言】がセットになる。3つの地域が森岳(島原城)~堀部邸(万町)~イオン・バスターミナル。公共交通の起点であるイオン・バスターミナルこそ、島鉄存続に大きく関わってくる。イオン・バスターミナルは島原鉄道株式会社の敷地にある最重要ポイントである。 無理やりつなげてませんか?とのご批判?ありますか。自然につながる重要2大講演会だと思いますが、ぜひ皆様こちらも予定表に書き込んでくださいませ。古民家堀部邸の中もご覧になれます。
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まあ、こうして自己満足といわれようとも、情報を発信するという目的に沿ってやれることはやっているわけだけど、自己満足ついでに言えば自分の思い描く理想の情報発信があるわけで、そのシナリオが『崩れた』という程度のこと。皆勤賞逃しちゃったに続く黒星であります。この二つの講演会を盛り上げる質問を織り交ぜることで、相乗効果を狙うシナリオ。本日(12/5)議会前日の体調を鑑み、明日は出席をあきらめた瞬間であります。 (例えば、決算討論の枕に)先ごろ復興アリーナで段ボールで出来た実物大島鉄一号機関車の展示は大盛況だったようですが、また関連して明日は~・・・・~講演会も開かけるとのこと、島原市が島鉄を全力で支えていこうという決意の表れと受け止めています。さて29年度の決算についてですが、いくつか問題点を指摘して認定の立場で討論いたします。まず、島原鉄道に関連して島原市地域公共交通協議会負担金として~円支出されていますが(決算書では115ページになります。)当初予算では~~円だったわけで……とまあ、こんなシナリオ。*******************************************************上のほうでチクッと役所の情報発信を批判していたが、この原稿を書いている渦中で、段ボールSL展の会場等で配布されたA4チラシがゲットできた。大三東の写真だ。追加添付します。
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早起きは三文の得:島鉄永井社長講話
http://mmatusaka.exblog.jp/29774390/
2018-10-02T19:21:00+09:00
2018-10-02T19:21:37+09:00
2018-10-02T19:21:37+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
慣れない早起きをして、永井島鉄社長のお話を聞くことが出来た。10/2。
このあと決算委員会の傍聴も予定していたので、かなりハードであった。なかなかいい話だったので、三文分ぐらいは得をした。(今後に活かせるかどうかにかかっている。)ついでだったので、気になる現場をちょこっと見に行った。ちょうど島鉄列車が通過して、島鉄応援の決意を新たにしたのだった。
島原新聞の片隅にあった広告記事に反応した次第。この倫理法人会なるグループ、若い経営者(?)たちの早朝勉強会で毎週火曜日朝勉強会を続けているようだ。継続は力なり。たいしたものだ。機会をいただきありがとうございました。
お試し聴講可ということで会員以外の方も数名いたようだった。(古川市長も参加していた!)
社長には接近して色々お話もしたかったのであるが、この会の運営に(会費まで払って)関わっている会員さんを差し置いて割り込むのは流石に遠慮した。
沖縄玉木デニーさん!良かった。
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島鉄再生への道
http://mmatusaka.exblog.jp/28290246/
2017-11-18T11:41:00+09:00
2017-11-18T13:26:03+09:00
2017-11-18T11:41:28+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
画像は11/14付け長崎新聞の社説(『論説』)と、11/17公表のネット情報
で今回の島鉄問題を取り上げたものをプリントアウトしたもの。
誤解を恐れずに解説させていただくことにします。(松坂は現代日本の財界や銀行に対しては基本的に厳しい評価をしています=金儲けのためならモラルも捨てる業界として)(また、自身が政治家という立場から、行政や議会議員にはあるべき姿を尺度とするので辛口になります。)
つづく
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島鉄存続は上下分離で
http://mmatusaka.exblog.jp/28283401/
2017-11-17T14:15:00+09:00
2017-11-17T14:15:44+09:00
2017-11-17T14:15:44+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
先の2017年9月議会での一般質問をもとに、現時点の島原鉄道について「青草子16号」にまとめた記事を 以下に紹介します。
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■南線は残せた
南線存廃の危機があって、残念ながら南線は廃止されました。老朽化した南島原の路線はともかく、なぜ復旧して新しい深江安中地区の鉄路が含まれたのか。
安新大橋(写真)ほか鉄道資産にかかる固定資産税が重くのしかかったのでした。
その当時から国が推奨し始めた上下分離の考え方を受け入れれば、存続可能だったと思うと今でも残念でなりません。(青草子6号2008年に詳しい。)
■上下分離とは
鉄道会社が鉄道資産(下)の保有を放棄して運行業務(上)に専念する。上と下を分離する考え方です。
鉄道会社は固定資産税を払わなくて済むようになり、自治体側は税の減収分は地方交付税で補充できるし、災害などで鉄路がやられた時には特別交付税で復旧できるわけです。
ほどほどの資産価値もあったわけで、資産を手放す決断ができなかったわけです。
■北線は上下分離
残された北線は絶対残さねばならないということで、現在はほぼ「上下分離しかない」として存続再生が模索されています。
■南線跡2.9キロもいっそ鉄道にしては
島鉄は南線跡地を既に無償譲渡すると申し出て、南島原市は受け入れを決断しました。 島原市(外港駅~水無川の2.9キロ)は保留しています。安中地区振興のためにもこのまま放置はできません。
実はこの区間、災害復旧で頑丈になっており高架も多く鉄道として再興するのが一番合理的なのです。ここも上下分離を考えれば不可能ではありません。
復興アリーナ最寄駅としての水無川駅用地は今もそのまま残っています。鉄道がここまで伸びることで(世界遺産認定を射程に)島鉄の価値はさらに上がるのではないでしょうか。南島原市も跡地利用の起点が出来ます。「先ずは北線存続が先」という危機感は大事ですが、将来を展望する視点も必要です。
■公共交通価値の見直し プラス 観光
自動車ばかりに頼りすぎたまちづくりは見直され、コンパクトな街づくりに向かっています。イオンと島鉄はバスターミナル付近の再開発に意欲を見せています。
新生観光ビューローはこの秋から島鉄と1時間おきの巡回バスを計画しています。市民も観光客も利用できる(補助金に頼らない自走可能なものを目指すそうです)。
いずれの動きも周遊観光とセットになっていて、まさに島原の強みです。行政・市民一体になって支えたいものです。
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本ブログでは島鉄問題については特にカテゴリーを設けて様々な角度から調査研究をしております。「島原鉄道を残せ!」です。参考にしてください。
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島鉄再生続報
http://mmatusaka.exblog.jp/28259251/
2017-11-14T23:17:00+09:00
2017-11-14T23:17:24+09:00
2017-11-14T23:17:24+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
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REVICの出番:島鉄再生
http://mmatusaka.exblog.jp/28250528/
2017-11-13T20:20:00+09:00
2017-11-14T22:57:07+09:00
2017-11-13T20:20:56+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
新聞報道等が先行しているが、皆様明日11/14の新聞(島原新聞なら明後日付け)あたりで判断ください。
というのは本日11/13この件について記者発表があるという告知がそのまま新聞報道になっていたからです。だから、我々議員にも本日9時召集の全員協議会がありましたが、記者発表があるということを記者発表前に伝えようという程度のことでした。
それでも記者発表用の文書だけでも10枚ほどの資料があって(でも説明はないわけで……)新聞社や全協参加の各議員も市当局もこの資料をどう解釈するか、という段階。
(ぼくは、無用な報道が先行しているのではないか、憶測で尾ひれがつかないか、と心配している。)
島原鉄道株式会社(再生支援対象事業者)が
十八銀行と親和銀行と長崎自動車株と連名で再生支援をお願いして
株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)は法に基づいて島鉄について再生支援の決定をした。(11/10づけ)
この「株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)」と長崎自動車株が初登場なので皆何なのだろうと心配している。このナントカ機構は株式会社ではあるが、民間ではなく「株式会社地域経済活性化支援機構法」という法律で規定された組織だから、その組織も仕事も法律に基づいて動くわけだ。でその辺のことが明日は報道で明らかになるだろう。というわけだ。
松坂も、その辺のことが出そろってからコメントしようと思います。
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南線跡地対策
http://mmatusaka.exblog.jp/26724573/
2017-06-08T22:24:00+09:00
2017-06-08T22:41:08+09:00
2017-06-08T22:24:55+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
島原駅切符売り場のある待合室の一角に観光案内コーナーができつつある。現在試行期間のようだが、考えてみたら、観光島原の表玄関『島原駅』にこれまで観光案内所が無かったことの不思議。
閑話休題。さて廃止された南線の線路跡はその後どうなろうとしているのか。鉄道事業が存続していた10年前に、線路敷など鉄道資産を自治体に譲渡してしまえば良かった(上下分離)。運航廃止になった今、「跡地」をどうするか?議論はあったが、結局『島鉄さん(企業)』の持ち物、自治体や住民がとやかく言えない、と、他人事。
結局、無償譲渡にたどり着いた。その経緯はどうだったか?2013年、島鉄から南島原市・島原市に譲渡の申し入れがあって、南島原市がようやく動き出した。今年度2017年度中に無償譲渡を受け入れる方針が固まったようだ。
一方島原市は、外港駅~水無川間2.9キロを受け入れるかどうかまだ検討されていない。この無償譲渡の意図は何か?
今回、東京視察を前に島原鉄道さんに改めて「無償譲渡」の覚悟をうかがう限り、先々の上下分離を目指して、無償譲渡は当然のことという雰囲気を感じた。南線廃止に苦い経験から、2013年時点ではそのように決意を固めていたかのような感じ。
2013年当時の、島鉄さんの変化を確認しようと、当時の資料記事を確認する。
拙ブログ「新・土佐日記」で『島原鉄道を斬る!』と題して、かなり厳しく当時の島鉄の姿勢を分析していた。僕の分析では、この時点でさえ島鉄は「南線廃止の頃の反省はなく、意識は変わっていない」と斬っている。そういう意味では、それからさらに3年以上を経て、少しずつ意識が変わってきたのかなあ、と、感じている。では行政側・議員側・市民側はどうか?実はここが一番の問題なのだ。
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島鉄南線廃止の理由
http://mmatusaka.exblog.jp/26719909/
2017-06-07T02:45:00+09:00
2017-06-08T10:13:47+09:00
2017-06-07T02:45:51+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
火砕流土石流で寸断された島原鉄道は、25年前再び開通した。それがほどなく、南半分が廃線になった。
南目線は赤字だから、もうその鉄道の維持ができないとのことだったが、雲仙普賢岳災害後、復旧した水無川周辺は、きれいに整備された新施設で、老朽化の進んだそれ以南の地域とは違うはず。新品施設の深江までは残せたのではないか?!
多くの人たちが不思議に思ったし、何のための鉄道再生工事だったのか?と失望したのであった。
実は修繕等の維持管理費ではなく、固定資産税が最大の悩みだったのだった。南線の固定資産税はおよそ2000万円と言われていた。その2000万円を払えない。鉄道敷駅舎ほか鉄道固定資産で最大の金食い虫が「安心大橋」だったという。鉄橋は償却資産という名の固定資産であるが、土地建物と違い、鉄道事業をやめてしまえば、役に立たないガラクタなので、資産価値は無くなり、固定資産税から解放されるのであった。
せっかく新築された安中地区の高架鉄道や、この安心大橋など、新築ゆえに固定資産税額が高くつく。だから、この安心大橋を渡らなくて済むように、外港駅までとして、その南は全部廃線にしてしまったのであった。
「島原半島を未来につなぐ会」の泉川先生も、「活性化再生法」の活用を訴えた田代則春弁護士も、上下分離など方法があると訴えたが、その上下分離の意味が理解されることはなかった。僕も議員として強く訴えたのだが、同僚を説得できる力がなかった。
島鉄は鉄橋をはじめとする鉄道資産を(有償ではなく)、自治体に返上して、上下分離を図れば、それこそ新品の施設を使って運航は続けられたのである。2000万円の固定資産税は払わなくていい。
行政側は(2市にまたがるが)固定資産税の減収の代わりに1500万円の地方交付税を受けられるのだから、島鉄に鉄道資産使用料を500万円課金すれば済んだのである。
廃線後、所有権を手放さなかったから、枕木や鉄路をいくばくかの現金に換えることができたかもしれないが、あの時資産に執着せず、「鉄道運行」を誇りをもって続けていれば、南目線はまだ健在だったと思うと、二束三文の枕木や線路がかわいそうである。
そして、今となっては、引き取り手のいない鉄道資産を抱えたまま、固定資産税を払い続けるしかない現実がある。(この辺の実情について:つづく)]]>
政務活動(東京行き準備):上下分離
http://mmatusaka.exblog.jp/26719694/
2017-06-06T23:57:00+09:00
2017-06-08T10:18:30+09:00
2017-06-06T23:57:04+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
バラの会(島原市議会:僕の属する会派)では、今週末東京視察を敢行する。ひと月以上前から、計画を立てて準備をしてきた。十分な成果を持ち帰れるように頑張ろうと思う。わが会派として、2泊3日の統一行動は初めてのことになる。
東京学生寮問題、島原鉄道存続問題が主眼となる。現在事前の調査にハマっている。議会において、もっとも効果的な方法で提案をするには、戦略上手の内を明かしてしまうのはどうか?ということもあるが、特に島鉄存続の問題は、全議員、全職員、全市民そして島鉄さんにも、情報を共有していただくことが最も大事だと思い、現時点の到達点の整理、東京で何を見て(して、考えて)来るか、確認しておこうと思う。
より多くの人たちと情報を共有し、一緒に島原を良くしていくこと。そのための切込み部隊だ。どうしたら、島鉄を存続させ、市民の足を守るか!
※(ちょこっと手前味噌だが、南線が廃止された経緯は、「青草子」第6号に割とよくまとまっているので、まずその5ページ分をリンクしておこうと思う。
http://masao-m.com/aozoushi/ao6/ao6-5.pdf
http://masao-m.com/aozoushi/ao6/ao6-6.pdf
http://masao-m.com/aozoushi/ao6/ao6-7.pdf
http://masao-m.com/aozoushi/ao6/ao6-8.pdf
http://masao-m.com/aozoushi/ao6/ao6-9.pdf
今回カギを握る重要なキーワード『上下分離』について現時点の到達点の解説を試みるにあたって
2013年6月時点での、議会でのやり取りを再録しておこうと思う。
『新・土佐日記』2014/3/5記事より;上下分離について
さて、『上下分離』のこと。
上下分離方式とは、一般的に鉄道事業でいうと、鉄道路線の線路、駅、車両などの設備の保有者と、実際に鉄道の運行を行う者を分離するという方式。鉄道及び鉄道敷など鉄道資産、いわゆる下を行政が受け持ち、上:運行を(島原)鉄道株式会社が受け持つ方式。
これだけの説明だと、これまで鉄道会社が(その運賃収入でまかなって)維持管理していた鉄道資産を行政任せにして、鉄道会社の負担を軽くすることのように取れる。鉄道資産は誰のものか。ここが肝心である。
上下分離とは、鉄道資産を鉄道会社が手放してしまい行政に譲渡するのが前提なのだ。細長いとはいえ、街なかを走る鉄道敷固定資産は相当なもの。これを全部行政にくれてやることが前提なのだ。
自分の土地・建物・償却資産を使用権だけは認めてもらうけど、所有権を放棄しなければならない。あなたは応じられますか?
実はそこに大きなメリットがある。鉄道資産を自治体に譲渡することで鉄道会社は固定資産税を払わなくて済むのである。これまで通り維持管理は鉄道会社が受け持ったままでも税金免除は大きいのである。上下分離の最大の眼目は固定資産税からの解放なのである。
一方行政は、鉄道資産の名義をもらうだけで、維持管理は鉄道会社に任せていいのである。行政のデメリットは固定資産税収入がなくなることであって、固定資産の維持管理負担ではない。とかく維持管理はその所有者が受け持つものと思い込むから面倒なのだ。
ここに地方交付税の仕組みを知る必要がある。行政は行政資産に税金はかけないので、これまで見込まれていた固定資産税は見込めなくなる。税収減になる。
その市町村の必要経費(基準財政需要額)から税収(市民税固定資産税など)見込み額の75%を差し引いた額を地方交付税額として配分される。鉄道会社から入っていた固定資産税額の75%が地方交付税という名前に替わって、自治体の収入になるのだ。だからデメリットと言っても、これまでの固定資産税額の25%が減収になるだけなのである。
ウルトラCがある。
鉄道会社から、鉄道資産使用料として固定資産税の25%相当額を回収すればいいのである。自治体はこれまで通りの収入が確保されて、鉄道会社は税額が4分の1になる。これが理屈だ。
鉄道会社と行政が一体になることで、国から交付税として固定資産税額の75%相当を引き出すことができるのである。
鉄道会社は、いざというときにもう資産の所有権はないし、鉄道事業を続ける以外にないのだが、鉄道事業を続ける限りおいしい仕組みなのだ。活性化再生法(地域公共交通の活性化及び再生に関する法律)では、上下分離に対してさらなる支援も用意しているわけだ。
ならばなぜ、島鉄南線は存続できなかったのか???かえすがえすも残念である。当時、残念ながら『上下分離』は理解を得られなかったのである。
島鉄は「資産」の名前に執着し?譲渡するなら有償でなければとかたくなであったし、行政側は固定資産税収入が減るうえに「維持管理」というお荷物をしょい込むことになると思い込み、税収減の75%は交付税でカバーできることも理解できなかった。(使用料収入で全額それ以上がカバーできることももちろん理解できていなかった。)
活性化再生法が今も健在で様々な支援を約束している今、赤字路線を抱えた自治体や鉄道会社はようやく『上下分離』を想定するようになった。それでもなお今だに理解が進まないのは、鉄道が一営利企業のもので、公共の財産だと思われていないからかもしれない。(つづく)]]>
ミュージックトレイン!
http://mmatusaka.exblog.jp/26556080/
2017-04-04T15:59:00+09:00
2017-04-04T16:37:12+09:00
2017-04-04T15:59:36+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
(報告遅れました)
先般、2017/3/25は地域公共交通を考える一日だった。
午後、森岳公民館にて、大井教授の第2回講演会を聞いた。第1回の概論レベルではナルホドで大いに納得して、地域公共交通は人任せではなく、自分たちで守らなければならないのだと強く思ったのだった。で、4月議会ではメインで取り上げて強調した。
しかし、第2回は「本当にできるのだろうか?」と自分たちの先行きが心配になった。いくつか紹介された成功事例を見ても、その成功が「現状を守る」程度であり、よくある街づくりや、観光誘客の成功事例ではなく、地道なものだった。考えてみれば、この低成長の時代に大成功はありえないわけで、現状を維持し、とか、廃線を思いとどまらせる、とか、の程度であり。しかもその状態を維持するために、毎日努力を続けなければならない。それが現実。
片方で、膨大な無駄遣い国家予算をつぎ込んでリニアモーターカーを開発するとか、九州新幹線西九州ルートはやっぱりフル規格だよねなどと。5000億円の予定は2.5倍に膨らんで、1兆2000万円かなとかなんとか。東芝原発がらみの赤字が〇兆円。などと。
そんなお金があれば数百万数千万円の循環バスなんか何台も走らせられるのに……と言いたくもなるが、現実には別世界。地域の足を守る活動は実に地道だ。
いろいろ考えながら、その足で仲間とその夜の島原鉄道企画「ミュージックトレイン」を楽しんだ。ワイン付きで飲食物持ち込み可で、音楽苦手の僕も、ほろ酔い気分で楽しむことができた。
列車コンサート企画はこれが4回目とのこと、初めて参加したが、これ。また次回あったら皆にお勧めすると思う。今回、まだ空席ありと聞いていたので、ゆったり構えて8席押さえに行ったときは、「ちょうど完売です。」ということで、1週間を残しての売り切れごめんだったようだ。その後本人納得の上で、BOX席じゃなくてもイイということで通路席にもあふれたという。
島鉄がんばれ!島鉄ありがとう。
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地域公共交通の常識
http://mmatusaka.exblog.jp/26439081/
2017-02-19T20:28:00+09:00
2017-02-20T08:37:51+09:00
2017-02-19T20:28:46+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
「昔のほうが大変だった」対処法という切り口。(湯浅誠氏)
子供の貧困問題(相対的貧困)生活保護不正受給と救済もれ。学生寮廃止に至った心理。「俺たちはもっと厳しい境遇の中で頑張った、近ごろの若いもんは甘えている。」という論理ではなかったか。自己責任論で福祉がどんどん切り捨てられていないか?
公共交通が消滅の危機に瀕している。交通業者の経営努力不足だとかここにも自己責任論があった。2008年島原鉄道南線廃止に至った時、何だったのかと振り返るとき、政治が(行政や議会が)なぜ機能しなかったのか。
政治を動かしてきた世代が、団塊の世代に代表される世代で、その中でも強い男たち。自分たちの努力や苦労に自負と誇りがあり、救いの手を求める者たちに、「努力が足りぬ、辛抱が足りぬ。」と、自己責任を押し付ける。そんな背景がないか。
そんなことを考えながら、今回の講演会に臨んだ。講師のこれまでの実績等を検索していて、数年前のどこかのシンポジウムで、古い常識や思い込みがいかにブレーキになっているか、どこも議会がどちらかといえばブレーキになっているといった趣旨のことを見つけた。
思い当たることが多く、期待してこのたびの講演会に臨んだ。
交通に関する「環境・常識」の変化と題して、環境の変化(文明の発達)が多くの前提条件を変えてしまっていること。常識だと思っていたことが常識でなくなっていることを力説なさっていた。このままでは「危ない」という危機感。人任せ(事業者や行政まかせ)じゃいけない、市民一人一人が自分のこととしてとらえなければならない。
ねばならないというより、人としての生き方を考えさせられるお話だった。
思ったより(僕が想定していたより)多くの市民・関係者が集っていた。関係者(役所の担当課)の呼びかけ努力も大きいだろうが、それだけ市民の関心が高いのだろうと思う。少し安心した。
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(参考)上下分離についてのやり取り
http://mmatusaka.exblog.jp/21777916/
2014-03-05T21:04:28+09:00
2014-03-05T21:04:26+09:00
2014-03-05T21:04:26+09:00
mmatusaka
島原鉄道を残せ!
5番(松坂昌應君)
島原鉄道は残さねばならないということでお聞きします。
島鉄(鉄道)の今の赤字の状況は?
政策企画グループ長(東村晃二君)
北線の経営状況ということですけれども、平成24年度の鉄道事業につきましては、収入が約5億4,900万円に対し、事業費約6億7,600万円ということで、差し引き赤字額は、約1億2,700万円にのぼっているとお聞きしています。
5番(松坂昌應君)
鉄道部門で、赤字が1億2,700万円と。島鉄全体の赤字は7,900万円ということですから、鉄道の赤字部門は別の部門で補うなり、補助金とか鉄道施設建設受入寄附金とか、そういったもので、圧縮しても赤字7,900万円というふうに理解しております。
この5億5,000万円ほどの鉄道収入に対して、6億7,000万円以上経費がかかっているという話なんですけれども、この鉄道部門の経費の中の固定資産税額はどれほどでしょうか。
政策企画グループ長(東村晃二君)
鉄道事業に係る部分ということで申し上げますと、固定資産税としまして土地、建物、それから償却資産を含めたところで、全体で約4,000万円というふうにお聞きをしております。
5番(松坂昌應君)
上下分離方式とはどういうものかと市のほうでは理解されておるか。
政策企画グループ長(東村晃二君)
上下分離方式についてですけれども、一般的に鉄道事業で申し上げますと、鉄道路線の線路、駅、それから、車両などの設備の保有者と、実際に鉄道の運行を行う者を分離するという方式でございまして、線路の上で実際に運行する上と線路や車両といった下が、別の主体によって運行をされるというものが上下分離方式というふうに呼ばれております。
5番(松坂昌應君)
鉄道及び鉄道敷など鉄道資産、いわゆる下を行政が持ち、上:運行を島原鉄道株式会社が持つと。そういう意味ですね。上下を分離するという意味で、この上下分離をしてはどうかという話なんです。
どういうことかというと、島原鉄道の持っている鉄道資産、約45億円ほどあるんですけれども、この鉄道資産を全部行政に名義変更するだけで、あとは今までどおり島鉄が使う。そうすると、今4,000万円ほど払っている固定資産税を払わなくていいようになっちゃうんですね。
行政側は税収が4,000万円入ってこなくなるけれども、税収減については地方交付税の仕組みがありますから、そのうちの75%、3,000万円は国が補てんをしてくれる、補てんという言い方じゃないですけど、基準財政収入額が不足したんだから需要額に足りませんので、地方交付税という形で3,000万円持ってくるという形であります。
つまり、島鉄は4,000万円の固定資産税を払わなくて済むようになる。自治体のほうは、入っていた4,000万円の固定資産税の収入はなくなるけれども、かわりに国から3,000万円来ると。ということは、島鉄さんに使用料を1,000万円払えと言えばペイするんですね。そうすると、島鉄は今まで4,000万円払っていた固定資産税の経費が(使用料という名目で)1,000万円で済むんですね。どうでしょうか。どう思いますか。
政策企画グループ長(東村晃二君)
今議員おっしゃいましたように、上下分離という形で運行いたしますと、施設の管理でありますとか、整備に係る費用が少なくなりますので、島鉄さんとしては収支の改善。で、自治体につきましてはということでございましたら、その分の減収分についての75%が普通交付税として国から措置されるということにはなりますが、ただ、一方で地方自治体が下の部分を担うということになりますので、施設を保有するということは、相当の維持管理費も伴ってくるというふうに考えております。
5番(松坂昌應君)
維持管理は今までどおり、島鉄にしてもらうんです。いいですか、これが上下分離のポイントなんですよ。あくまで私が言っているのは、島原市と島鉄が一体になることによって、国から3,000万円持って来られる。あとは両者の取り決めなんです。もちろんこれは島鉄が大きな決断をしなきゃいけません。だって、自分の持っている45億円の資産をぽんと名義変更するんですから、簡単じゃありませんよ。でも、これは日本全国、この上下分離方式を取り入れて鉄道を残している事例がいっぱいあるんです。そういう意味で、ぜひ検討ができないかということであります。
これは、鉄道関係の本を出版している人に聞いたんですけれども、鉄道はやっぱり観光の目玉なんですね。自分は鉄道に乗らなくても時刻表に線路が載っているというだけで行きたくなるという、そういうのがありますから、これは観光の面でもいいと思ってですね、鉄道を残すというね、単純に鉄道は福祉のためだけじゃないと、観光にも資するんだということで。今、NHKで「あまちゃん」というのが流行っておるんですけどね、こういう機会に、市民も盛り上がっているときにぜひやってほしいなと。先ほどの話、上下分離方式でやれば、島原市の持ち物になりますから、市民は全部マイレールっていうんですか、「私の鉄道」だという意識も高まってきますから、いろんなことを考えて何とかやっていければと提案します。
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