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2009年 01月 07日
麻生総理の迷走は度を過ぎている。この「さもしい」発言は長崎県五島で誕生した。何故かくもブレまくるのか?!定額給付金は選挙対策が本音だからである。「あなたに現金12000円をもたらしたのは自民党公明党だから、総選挙ではヨロシクネ。」と。
しかし買収行為を正面からやるわけに行かない。生活困窮者救済でも景気浮揚でも何でも良かった、でもきちんと統一しておくべきだったね。恥ずかしい。 僕の感想であるが、たとえ7割の国民が今回の定額給付を愚策だと批判しても、いざ実施されればほとんど全ての国民が受け取ることになる。地獄の沙汰も金次第というお金万能の世の中、お金を差し出されて(そのお金は合法の汚れた金ではないのなら)受け取らないわけが無い。そして受け取ったら、人はくれた人を悪くは思わない。合法買収の成立だ。 来たるべき増税に備えて貯蓄に回って使われないだろうなどというマスコミコメントもあるが、苦しい人たちには、借金返済や生活必需品にあっという間に消えてしまう。貯蓄に回せるゆとりあるコメンテーターたちの能天気は、派遣村に集まる人に「働く気があるのかどうか」とのたまう国会議員と50歩100歩だ。 二転三転四転五転、国会議員も率先して(さもしく?)12000円貰って消費しようと言い出すや、地元で名物を食べて飲むんだと言う閣僚もあり。定額給付金は借金払いと生活費に消えていく人々には虚しい言葉だ。 「米百俵」の精神は何処へ行った?!生活困窮の国民の頬を札束でなぞるような行為、今回の定額給付金という方法を思いついたのは誰だ!(それは私だと胸を張って憚らない公明党は何だ!)こうした人の弱みに付け込むやり方こそ「さもしい」という形容詞にふさわしい。 問題の多い定額給付金を分離して議論し、他の緊急財政対策の補正予算は即決しようとする案は、元行革担当大臣渡辺氏も同調し、毎日新聞はこの分離案と渡辺氏の義挙を高く評価した。当然である。この分離案に関する限り、「自民も自民だが民主も民主だ、せいきょくばかり。」と、したり顔をするのは「私は何も考えていません。」ということだ。この分離案に関する限り、分離に応じない自民与党には1パーセントの理も無い。 こんなばかばかしい低レベルな攻防、教育上(理屈が通らなくても多数の力で押してしまえなど・・・)極めてよろしくない。それが日本で最高の英知が結集されるべき国会で議論されているのだから、開いた口がふさがらない。そのばかばかしい国会を軽視して、放り出し田舎回りで選挙運動のキュウマ代議士。政治不信を招いた政治家自らが政治を愚弄する行為、世は末法である。
by mmatusaka
| 2009-01-07 20:17
| 社会時評
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