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2009年 05月 18日
1週間前阿久根を訪問し、また色々考えた。帰路熊本での待ち時間駅ビルの本屋で「オバマ大統領の演説集」を購入した。
小沢秘書逮捕で顕在化した連日の民主党バッシングはとどまる所を知らない。NHKをはじめとするマスコミ軍団の、自民政権に群がる利権団体、官僚らのなりふりかまわぬ暴挙は目を覆うばかりだ。アンケートの名を借りた誘導情報操作を混ぜながら、微妙に、民主の動きを封じ込めようとしている。 1年前のアメリカを思い出す。8年前ブッシュ共和党軍団のなりふりかまわぬ情報操作で、微妙にゴア民主党を押さえつけることが出来た実績(結局アメリカの民度が低すぎた。)の再現をとばかり、特に軍需マスコミ大企業どもは、なりふりかまわずマケインを支持した。ヒラリーの評判を聞いては、同士討ちを計った。アラスカの奥地からペイリンとかいうわけの分からない(見た目の良い女なら何とかなると思ったか)副代表候補をぶつけてきた。マスコミ操作次第では、どう転んだか分からなかったから怖い。 ヒラリーが勇退し、オバマ支持に回った頃から流れが変わった。マスコミの動きも急に勝ち馬に乗り出した。 アメリカは政権交代が起こりうる前提だから、皆我先に動き出したわけだ。 僅差で推移していた、共和党と民主党の支持は、この頃(昨年秋)民主に傾き始めた。日本では、同じ「民主」の名を冠した野党に危機感を感じた自民党はとりあえず総選挙を回避した。この半年の日本の旧権力者側・官僚・マスコミの動きは昨年のアメリカと似ている。必死の抵抗である。 日本では政権交代は初めての事なので、「よもや政権交替はあるまい、最後は振り戻しがあって、元に収まるさ。」という保守志向が根強いために、とうの昔に(実質的な)流れは変わっているのに、乗り換えのきっかけがつかめないでいる。 自分たちが(今回の一連の小沢批判を)でっちあげておきながら、ひょっとして国民が気づき始めたのかなとびくびくしているマスコミがそこにいる。岡田さんが鳩山さんに幹事長として協力すれば、マスコミどもの狙った分断作戦は失敗だ。小沢に無理やり黒ペンキを塗りつけ、それをそのまま鳩山に塗りたくる作戦は失敗したのだ。 鳩山さんが岡田さんを僅差で破り、民主党新代表になった土曜日(5/16)。某マスコミ記者「岡田さんが破れ、献金問題で引責辞任した小沢さんに近い鳩山さんが代表になったわけですが、どう思いますか?」と、インタビューを展開していた。馬鹿丸出しの誘導質問である。国立大学を優秀な成績で卒業して記者になったのは権力におもねり、体制を維持することしか考えない。誇りは無いのか。 些細なことだが、鴻池何とかという不倫おじさんが民主党だったら流れは止められたかもしれないのだから恐ろしい。しかしこの公私混同親父は自民麻生総理の大のお友達。流れを加速させただけだった。今急に流れが勢いをつけ、変わろうとしている。 ぼくは終始一貫しているから、勝ち馬も負け組みも関係ないが、権力の側についていないと落ち着かない皆さん、そろそろ乗り換え時ですよ。
by mmatusaka
| 2009-05-18 00:10
| 社会時評
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