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2009年 10月 20日
民主党政権になって、政治の仕組みが色々明らかになってきた。前々から分かっていたことかもしれないがマスコミ報道が多くなり「なるほど」と思うわけだ。
そもそも大臣でさえ名誉職的なもので、これまでは、本人の専門性より、○○大臣の方が格上だからとか、年功序列的に決められていた印象である。副大臣に至ってはどうせ「代理出席要員」でしかない。仕事は全て官僚任せ、政務官などというのも、与党議員に箔をつけるだけのポストだとしか誰も思っていなかった。というより「政務官」というポストがあることも知らなかった人が多い。 政権交代で、この政府人事がまさに本来あるべき姿になったようだ。もちろん専門性だけでなく、統率力調整力も必要とされるだろう。 僕の方から一方的な知り合い国会議員であるが、3人紹介したい。ブログの過去ログをご覧いただければ何度か紹介している方たちだ。 山井和則議員は厚生労働省の政務官に就任した。ミスター年金長妻大臣を補佐するプロフェショナルだ。冷静沈着な長妻さんに比べれば山井政務官は熱血漢だ。学生時代から福祉ボランティアで現場を見続け、福祉関係の本を何冊も書いている専門家だ。大いに期待している。わが福田えりこ議員は厚生労働委員会に配置された。新政権は官僚に任せないということだから、福田委員の質問に山井政務官が答弁することになる。夢は実現するものだ。舛添大臣に向かって傍聴席の福田えりこさんを指して、「彼女たちの願い(肝炎患者の救済)が分からないのか!」と迫っていた山井議員であった。 大串博志議員は財務省政務官だ。佐賀地裁が諫早湾干拓を断罪し「開門せよ!」の判決を出した時、一緒に肩をたたきあい、涙ぐんで「良かったですね!」と言ってくれた青年である。彼もまた大蔵省官僚のままでは世直しは出来ないと政治家に転身したのである。そして財務政務官、適材適所とはこういう人事を言う。 山田正彦議員はご存知、長崎3区。野党時代民主党ネクストキャビネットの農水大臣だった。今回は農水副大臣として赤松大臣を補佐する立場の配置だが、その専門性を考えれば実質的な農水省のトップである。全国農政局の腐敗構造、もちろんイサカンをごり押しするデタラメ、腐りきった「省」の一つである。赤松大臣のことは良くは知らないが、温厚な調整型の大臣のようだ。山田さんでは(いい意味で)頑固すぎてトラブルとの判断だろうか。所得補償に異を唱える次官を大臣は許しても「俺は許さん」と強い信念が伺える。 イサカンについても「干拓農地の農業に影響が無ければ開門調査はすればよい」と常識的な判断をしているし、僕も原告となって戦っている「金子長崎県知事のイサカン農地リースのための公金支出」は間違いだと発信している。 ほんの一例として、僕の狭い政治活動の中で握手をした事のある議員さんを紹介してみた。3人ともホームページやブログでも絶えず情報発信なさっている。目が離せない。
by mmatusaka
| 2009-10-20 14:56
| 社会時評
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Comments(2)
Commented
by
あれ
at 2009-10-21 01:50
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山井政務官はキャリア官僚出身じゃないですよ。
そもそも、政治家になるまでの公務員経験は、当時の国立大学の教員1年半だけです。
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Commented
by
mmatusaka at 2009-10-21 16:41
僕の思い違いで、「厚生労働省出身、官僚でやれないことの限界を知った上での政界転身。」と書いてしまいました。「学生時代から福祉ボランティアで現場を見続け、福祉関係の本を何冊も書いている専門家だ。」と書き改めました。ご指摘があっているのに気づかないうちに、改めてしまいましたので、つじつまが合わないので、書き改めの部分を再現しておきます。ご指摘ありがとうございました。
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