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2009年 11月 17日
![]() 忙中閑あり、と言うがあれもこれもやらねばならぬ中では中々読書の時間は確保できない。「この忙しい時に本など読むヒマのあるとね!?」と家人の追及も厳しい。しかし本を読む振りだけは続けている。 「ポケットに文庫本」は学生当時の合言葉だった。読書習慣を身に付けようにも、手元に本が無くてはハナシにならない。そこでいつも本を持ち歩くことからはじめた。 待合室で喫茶店で、当時「煙草の煙をくゆらせながら考えごと」が主流だったが、今となっては、健康に悪い、まわりに迷惑をかける、金もかかる、場所次第では罰せられる。「文庫本片手に考えごと」の道を選んでおいて正解だった。それなりのこだわりもあった。話題の新刊書を追いかけるより、評価の定まった古典をしかも安い値段で読む・・・だから文庫本だ。と。お気に入りの書店のブックカバーをつけて、何を読んでいるかは(恥ずかしいのもあって)隠してなぞめかす。 歳をとると、今更カッコつけても始まらない。カバーにこだわることも、文庫にこだわることもなくなった。新刊も古本も関係なし、図書館も利用する。 どんなに忙しくても、常時本を持ち歩いていれば、本を開く機会は訪れてくる。まさに「忙中閑あり」だ。 瀬戸内海の小さな島で町興しに頑張っている先輩同志との旅の途中、僕の手元の本が何だったかは覚えていないが、氏も手元に本があって、読書談義になった。「ハハキギホウセイの『三たびの海峡』が面白かった」と。帰郷後『三たびの海峡』を探して読んだ。強烈な描写だった。朝鮮人差別の重いテーマの中で懸命に生きる話しだった。 どこぞの待合室の新聞書評(西日本かな?)で、帚木蓬生『水神』が紹介されていた。書評を読んだ時はどんな内容かも把握して、あの帚木蓬生なら読んで見ようかなと思ったらしく、ノートの片隅にメモをしておいた。数日後島原図書館の新刊書コーナーでこの本を発見した。その時はもう書評の内容は忘れていたがすぐ借りた。読む振りだけで2週間が過ぎ、返却期限が来た。 はじめの方は、筑後川のそばの苦しい農民の生活描写が続く。主人公元助の父親は島原の役で命を落とし、その顔を知らない。彼の仕事は4~5間も下方の筑後川に土手の上から縄のついた桶を投げその水を引っ張り上げて水路に流す。その繰り返しだ。子どもの頃の病気のせいか、片足が少し短いので歩くと引きずってしまう。毎日毎日気の遠くなるような苦役を引き受けて、なお同じ「打ち桶」の仕事にいそしむ先輩相方に及ばないと思う謙虚さ、父親のいない自分に(苦しいつらい仕事だが)「打ち桶」を任せてくれる庄屋(助左衛門)に畏敬の念を忘れない。 元助に限らず、この時代の人々は、皆こんな風に謙虚で素直だったのかなあ・・・とか、その元助が気になって、再度借り出した。 加速度的に引き込まれた。これはすごい小説だ。政治家・公務員に特に読んでもらいたい。本当は現代の全ての人に読んでもらいたい。読み終わって色々調べると、このハナシは史実がベースになっているとのこと。とりあえず紹介しておきたい。とにかくお勧め本である。
by mmatusaka
| 2009-11-17 09:16
| 読書
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