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2009年 11月 23日
NHKの大河ドラマで来年は『竜馬伝』とか。長崎県出身の福山雅治君主演ということで、長崎県は大いに盛り上がっている。竜馬は島原も歩いているということで島原でも底辺が広がりつつある。原作はもちろん司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』
同じくNHKでは11月末から特別ドラマとして、『坂の上の雲』を放映する。こちらは「送り人」で一躍世界のトップに躍り出た俳優本木雅弘君主演。こちらも司馬遼太郎である。 歴史小説は、史実を基にしながらも、あくまで小説ということでフィクションである。したがって、作者によって同じ時代や同じ人物を扱いながら色んな表現が可能である。歴史小説通は世に多くいらっしゃるし、司馬遼太郎ファンも多いのではないか?そんなところに割り込んで、松坂の司馬遼太郎論を展開してもぼろが出るばかりだ。今更歴史通ぶるつもりはない。 たまたま、今話題のこの2作は何回か通読している。先般『竜馬がゆく』を再読しようと引っ張り出したところ、少なくとも2回通読している事実が判明した。内容をすっかり忘れていることで愕然としてしまった。 当時夏目漱石を研究していた頃、担当教官が、これは読んでおくといいよと進めてくださったのが『坂の上の雲』(と、伊藤整『日本文壇史』)だった。当時の時代背景を理解するのに、司馬遼太郎の小説は参考になるというわけだ。そんなわけで、『坂の上の雲』も懐かしい。 子規と漱石の交流も有名だし、(先ほどの『文壇史』なども含めて)、色んな知識がごちゃ混ぜになっているが、親しみを感じる時代である。 先日、帚木蓬生『水神』を紹介したが、これは時代はもう少しさかのぼり江戸時代、17世紀の九州の農民の話である。これが実は歴史小説である。この本も実に丁寧に史実を再現してあるので説得力がある。いつの時代も人は如何に生きるべきかと懸命である。尊敬すべき人の生き方が示される。 現代史の中に生きながら、近頃は、普遍的な人の生き方として、今の自分今の時代に思いをいたすよりも、昔の日本の時代そのものを尊敬してしまう。かつて若かりし自分は強引に今の自分に当てはめて考えようとしていた。今もその思いは変わらないが、無理に今の自分(今の時代)に結びつけることはしない。 どうも今の時代は軽薄でついていけない。明らかに現代人は退化している。(と、思う)
by mmatusaka
| 2009-11-23 23:45
| 文化・芸術・教育
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