書籍案内

　テレビと新聞しか見なければ、幕府に洗脳されてしまう。なるべくバランスをとるべく、本やインターネットにもチェックを入れている。

　いやだいやだと言いながら、みのもんたの「ほっとけない！」などとがなりたてる声が聞こえる。国家公務員は人事院勧告に従って、持ち家手当（月額2500円）を廃止したが、地方自治体のほとんどがこの手当を温存している。けしからん！と。
　僕が先の議会で訴えた「けしからん！」と同じ趣旨だった。こうしてたまにマスコミと僕の意見はかみ合う事もある。マスコミは基本的には利権（政財界）にべったりでちょうちん持ちだが、視聴率確保のために、些細な事で「市民の目線」を活用する。この持ち家手当などは、数年のうちにばれちゃった所から改まっていく地方役所のズルだから、適当な話題なのだ。
　これが、役所と議会の論理では、ほとんどの自治体が持ち家手当を温存しているのだからいいじゃないか「赤信号みんなで渡れば怖くない」と、条例案を出してこない。

　そのテレビの解説に大学教授が顔を出して、テレビの方向にお墨付きを与えていた。佐々木信夫中央大学教授とあった。・・・見たような名前だな？と、机の脇の本をかき集めてみた。（写真）なるほど地方自治の専門家だった。最近の地方議会の分析にと座右においていたのだった。

　少し解説すると、一番下の『高速道路はタダになる』は、山崎養世氏のもの。購入時には何気なくだったが、これが民主党マニフェスト「高速道路無料化」の原典である。さらにいえば、菅新総理のブレーンであると新聞にあった。

　『脱主権国家への挑戦』これが今話題の犬塚ただし著、ベストセラーである。（これはまだ読みかけ）。

　一番上『国家の罠』（佐藤優著）これも並行読書中。これは郷原信郎氏の流れで、コンプライアンス、検察の暴走の流れでありますが、僕の敬愛する鈴木宗男さんも重要な役割で登場してくる。マスコミの堕落、官僚国家の危うさが良く分かる。