情報発信!
「正直がいちばん!」
島原市議【松坂まさお】のブログ 松坂まさお公式HP 森岳まちづくり facebookはこちら ↓「以前の記事」の指定月をクリックすると、ひと月分のタイトルが一覧できます。 ↓「検索」にキーワードを入れれば、その語を含む記事が見つかります。 検索
最新の記事
カテゴリ
全体 はじめに 東京学生寮問題 諫干・環境 市庁舎建設問題 商店街とまちづくり 島原の自治と議会 島原鉄道を残せ! 阿久根に注目 島原から日本を変える 戦争と平和 情報発信 オーガニック 社会時評 個人的なこと 行財政改革 差別をなくす 文化・芸術・教育 島原半島は一つ 読書 役所改革 議会改革 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 08月 29日
「専決は議決に優先する」という発見が阿久根から報告された。
議会の事情を言えば、例えば決算報告が毎年9月議会に提出される。島原市もまた無駄遣いはもちろん不適正支出のオンパレード。到底認定できる代物ではない。しかし、多くの自治体で賛成多数で認定される。議会は正しいか正しくないかで判断せず、市長を支持するかどうかで判断するからだ。たまに、あまりにもデタラメな不正が発覚し、世論の批判に耐えられない時、議会は「認定せず」の結論を突きつけることがある。数年前の長崎県で「裏金」が発覚した時がその例だ。 しかし、決算が認定されなくても、役所は全くお構いなし、決算は報告されれば認定されなくてもOKなのだ。 同様に専決処分は報告義務のみで、認定されなくても有効なのだ。実はこのことを議会は経験して知っているはずだが、決算不認定同様専決不認定はめったに無いことだっただけのことである。 二元代表制などと言われても、ピンとこないでしょうが、この度の阿久根の問題で、地方自治あるいは議会制民主主義の様々な問題点があぶりだされてきたと思う。 数日前、不利益不遡及ということを紹介しながら、たとえ市長が専決しても、議員提案条例を可決してしまえば元に戻る。「違法な手続きだから無効」というのは議会の言い分であって未だ裁判所は判断をしていない。応急処置をするなら、議会が改正案を出せば済むのであるが・・・改正案と言うからには市長専決を認めた事になる・・・まあメンツの問題だ。裁判の結果待ちでは時間がかかりすぎる。 今のところ、リコールでの優位を保つため?拙速な議決を避けた議会であるが、議会は専決の手続きに異を唱えているのか、専決の内容に異を唱えているのか。内容を一刻も早く改めるのが市民のためであれば、面子を捨てて、会期延長と通年議会を成立させて、条例改正案を出して可決すべきであったろう。(時既に遅し) もっとも、議会が改正案を可決しても、即座に竹原市長が議会を開かないまま専決で再改正案を出せば、これこそ泥試合。今のところ(裁判に負けるまで)竹原市長に分がある。 要は、せっかく竹原さんが専決で下げた固定資産税を、議会議員が上げる理由を説明できるか?だ。市内のどこの民間も夏のボーナスが十分に払えなかった苦しい現状の中で、半分に減らした職員のボーナスを昨年並みに上げる理由を説明できるかどうか。 そこで初めて、二元代表制、半分はやりすぎだけど70パーセントぐらいではどうか?と議論が進む。議会が単純に追認機関では居られなくなる。無条件反対機関では居られなくなる。市民が関心をもって監視すれば市民の気持ちが反映された金額に落ち着いていくだろう。 かくして、これだけ激しく激動しているかに見える阿久根改革(革命)であるが、現実の変化は牛歩の如しである。阿久根は1日にして成らず。さあこれからだ。
by mmatusaka
| 2010-08-29 10:11
| 阿久根に注目
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||