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2010年 12月 05日
読者から、「決算反対討論」の原稿を何故消すんですか?と問い合わせがあった。そう、今回の島原市議会冒頭の混乱の最も基礎となる資料として、情報公開しておったが、数時間で一旦消去したのであった。消すなら消すで、説明するべきだとの抗議。もっともである。よくもまあ丁寧に見ていてくれるものだなあとありがたいやら、怖いやら。
情報公開を一義とする松坂、配慮が足りなかった。問題が一つ解決したので、再度情報を公開して、何故その原稿を掲載したり消去したり、再掲載するのかを説明しておこうと思う。いずれにしてもよほどの事情がない限り『公開』が大原則であることを再認識している。 ***以下一旦消去した決算討論関係部分11/30*** 思いもよらぬ展開(決算反対討論)① 12月議会初日は思いも拠らぬ展開となった。 まずは僕の反対討論の要旨を紹介する。 (事前に準備した原稿で再現。) (正確な一字一句は録画放送で確認してください。) *********************************** 決算反対討論20101129 無駄遣いや条例に違反すると見られる支出が見逃されている、今回の決算に反対の立場で討論します。 まず具体的に旅費の扱いで条例違反を指摘して、その背景となる監査のあり方の問題を論じたいと思います。 東京出張は1泊2日の航空宿泊パックと呼ばれる、往復航空賃にホテル1泊が含まれるものが使われます。 これまでも私はこの航空宿泊パックを使用した場合に、別途宿泊定額の3分の1(3600~4900)が支給されるのは二重支給であって間違った運用であると指摘しておりました。この点でも 島原市旅費支給条例(航空賃) 第12条の2 航空賃の額は、現に支払った旅客運賃による。 に反しています。 今回指摘したいのは、 島原市旅費支給条例(旅費の計算) 第5条 旅費は、最も経済的な方法により計算する。となっています。 ところが、現実には、この第5条はほとんど無視されて、旅費支給がなされていることが判明しました。 一例を挙げます。昨年8月6日~7日、島原地域高規格道路の要望行動ということで、東京に出張しております。建設課部局から2人、市長部局から2人、議会部局から2人計6人の参加が確認されています。 そして問題は、この宿泊パックを予約する際、第5条の最も経済的な方法を採らず、各部局の随意で発注されているのであります。 建設課部局は43800円のパック、市長部局は56000円の宿泊パック、議会部局は、なんと68700円のパックを使っているのであります。この料金の差は飛行機の違いではなくホテルの違いです。 それぞれ、市長や議長、多忙ゆえ、切符の手配が一括で出来なくて、各部局がばらばらの発注になることは理解できますが、金額に差がありすぎるのではないでしょうか。 議会事務局に問い合わせたら、通常のパックが売り切れていたので、高いのになった。それでも通常運賃より、68700円の宿泊パックの方が安かったからとの説明でした。 ところが、議会事務局の手配日は7月24日であって、同じ旅行会社で手配した建設課部局は43800円で、議会事務局より6日後の7月30日の手配です。 議会部局が通常どのランクのパックを使っているのか分かりませんが、あきらかに旅費支給条例第5条に違反しています。 重箱の隅を……と思われるかもしれませんが、大切な市民の税金を使っているのです。条例にうたっていなくても、少しでも経済的な方法を採るのが役所の努めではないでしょうか。ましてや、今回の場合は条例を無視した違法行為であります。 次に監査のあり方を問題にします。昨年に引き続き、今回の決算も監査委員は一人きりという「違法状態」のなかで実施されました。地方自治法195条に規定されている2名の監査委員を置かない状態が続いています。 (欠員になっているのは議員の中から市長が選ぶべき監査委員でありますが、)市長は就任してはや8回もの定例議会を招集なさったが、ただの一度も監査委員の提案をしてこない。これは法律違反です。 結果として、識見を有する専門監査委員が、ひとりで監査の任に当たるという、異常事態が続いています。その負担は計り知れないものがあります。 識見を有する監査委員は、条例で常勤とすることも出来ますが、今の島原市は非常勤でお願いしているところです。地方交付税の算出根拠としての基準財政需要額では、島原規模の自治体の識見を有する監査委員にかけるべき人件費単価は580万円ほど、月額にして48万円ですが、島原市が識見監査委員にお支払いしている額はその4分の1ほど。(ちなみに議会選出監査委員は基準額35000円ほどに対して52000円。) 私は、こうした国の基準の4分の1で監査をお願いするなど失礼千万だと思っております。その上に、2人でなすべき監査をたった一人でです。これではいくらなんでも、きちんとした監査は難しいのではないでしょうか。 現に、私のような素人が帳票を調べただけで分かるような、旅費支給の違法運用が監査意見書には指摘されていません。 市当局にとって、監査の充実は「良薬口に苦し・忠言耳に逆らう」で緊張感の伴うものでしょうが、財政のムダや不合理を発見し改革するための第一歩です。一日も早い監査体制の正常化を希望して反対の討論とします。 ********************************** 例年決算の討論にはかなりのエネルギーを費やして、テーマを絞って、その1年間で一番の問題点を指摘するように心がけている。今回の討論も会心の討論の一つである。 ところがこの討論を巡って、思いも拠らぬ展開になるのだった…… 2010年 11月 30日 思いもよらぬ展開(決算反対討論)② さて続きの報告です。 昨日の議会をご覧になった方には何がなんだか分からないと思います。 おそらく何度も休憩が入って、実況で見ていた方は途中で投げ出したのではないかと思います。 休憩時間を省くことの出来る、夜の「再放送」を見ても、休憩中に何があったかの説明がなく、実に分かりにくい議会でした。オマケにその間に決算委員長の委員会報告や理事者の条例案の上程説明がかなりの時間入り込み、最初から最後まで観た忍耐の人がいたでありましょうか。 本会議休憩中の放送されない部分が、本会議再開の際きちんと伝わらず、何のことだか分かりませんでした。本会議そのものは公開であり、それは即ち説明責任であり、より多くの人により分かりやすく伝える努力が必要であろうと思います。 しかし議会もまた行政と同じく「分かりにくく」情報を公開します。少なくとも「分かりやすく」という概念はありません。分かりにくくしようとする恣意は無いにしても、結果、分かりにくいのは、役所のどこを見ても明らかであります。仕方がないので、出来る範囲で、市に代わって議会に代わって、説明責任を果たさなければなりません。 どの時点か分かりませんが、本会議休憩中に、市長のほうから議長(議会)にあてて、文書が提出されたわけです。 【解説】 僕は「監査」が違法とか無効とかは言っておらず、監査委員が1名しか居ない状態を放置していることが違法状態だと申し上げたわけです。このように曲解されても困るのですが、市長は発言訂正を求めてきたわけです。 (長い休憩中の聞き取り等で) この点については、総務省も全国市議会議長会も、監査委員2名は必置義務であるとして、欠員が生じている状態を違法とも違法でないとも判断できない、裁判所の領域、とのことで、議長も「保留」を宣言したわけです。 もう一点の旅費の支給の違法性については、僕自身は明らかに条例5条に違反していると確信しているのですが・・・国会議員の討論ではありませんが、語尾に「・・・と、思う。」とつけなくても、僕の意見だと分かりきっているのだから「言論の自由」の範囲だと考えています。だから国会議員は堂々と「違法!」「間違い!」と断言しています。 断言口調はそれが正しい(即ち役所が間違っている)と誤解されるから、よろしくないと(議運等で)指摘され、挙句職員が恣意的に(故意に)法令を破ったかのように誤解される、と詰め寄られ、僕は行政は結果責任だから、故意であれ無意識であれ「違法」は違法だと思っていますが、「故意・意図的」な方向にひきづられるのであれば、それは本意ではないので、「と、私は思う」を付け足して訂正が出来ればと「訂正」に応じたのでした・・・ 実は議会のルールの中にこのような訂正は存在しない、明らかな数値のミスなど(430万ではなく309万だったとか)の訂正は出来ても、文意が変わる場合は削除しかないのです。仕方がないので、どの部分を削除するかは議長一任で取り消しを申し出たのでした。 かえって分かりにくくしてしまったなあと、一夜明けて「取り消し」をしたことを反省しています。しかしそのことは取り返せませんので、いったいどの部分が削除されるか分かりませんが、僕の発言は公文書からは消えるわけです。
by mmatusaka
| 2010-12-05 23:54
| 島原の自治と議会
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