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2011年 04月 09日
人間は(日本人は)これまで長いこと何をやっていたんだ!あまりにも遠大な政治改革に、何度も気を取り直して、この地方の一角から、松坂の情報公開を粛々と進める中で、やがてはアリの一穴が堤を破るものと信じて、地道にやるさ!と。千里の道も一歩から。と。奮起する。
そんな矢先のあまりにも規模の大きい東日本の震災。そしてなんとも納得の出来ない福島の原発事故とその後。連日どんなニュースにも驚かない。感覚はすっかり麻痺している。この国難を前にして、身の回りは何もないように、些細な出来事を大問題とする。 人々は皆、日常生活に疲れ果てている。登校拒否、家庭内暴力、リストラ、アルツハイマー、老老介護。妻が自分を信頼してくれない。子どもが親を軽蔑している。先生が下着を泥棒する。役人は住民が損をすると分かっていながら、見て見ぬ振りをする。関わり合いになりたくない。と。少し特殊なことを書きすぎた。 ごく普通の親の介護、毎日の食事の準備、当たり前のように浪人する受験生、ゆとりも笑顔も無い職場、世に悩み事の種は尽きず、みんなうつ状態だ。 ・煙草どころかこちらは250円のうどんを食って昼をしのいでいるのに、300円?以上もする煙草をプカプカやって、病院で叱られる不摂生肺病患者に「悩みを聞いてほしい。」と。 ・深夜に及んで、仕事を済ませ、次は『報告書』で悪戦苦闘していると、酔っ払いの浮浪者が闖入。「官民格差が酷すぎる、東電はデタラメだ!」と。 くじけそうになってしまう。無力感が支配する。 俗っぽいが、それでも連日麻痺するような震災報道に接し、親を亡くしても懸命に生きようとする少年や生き残っただけで「感謝」する老人を知り、「あきらめないぞ!」と意を新たにする。 数少ない支援者が、来たるべき市議選挙を心配して、「だいじょうぶか?」と。世は統一地方選挙真っ最中。県議選島原選挙区は無投票で静かだった。いつもは他人事ながら自分の事のように思いを致すのだが、イマイチ乗って来ない自分がいる。 僕にとって、選挙モードと政治モードは同じものである。普段からの政治活動が選挙運動だ!との自負もある。そういう意味ではこの数週間(おそらく震災を境に)政治モードが低調である。選挙は政治の総決算、4年に1度の点検時期である。今日から選挙モードのギアをもう一段上げる。
by mmatusaka
| 2011-04-09 00:01
| 島原から日本を変える
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