情報発信!
「正直がいちばん!」
島原市議【松坂まさお】のブログ 松坂まさお公式HP 森岳まちづくり facebookはこちら ↓「以前の記事」の指定月をクリックすると、ひと月分のタイトルが一覧できます。 ↓「検索」にキーワードを入れれば、その語を含む記事が見つかります。 検索
最新の記事
カテゴリ
全体 はじめに 東京学生寮問題 諫干・環境 市庁舎建設問題 商店街とまちづくり 島原の自治と議会 島原鉄道を残せ! 阿久根に注目 島原から日本を変える 戦争と平和 情報発信 オーガニック 社会時評 個人的なこと 行財政改革 差別をなくす 文化・芸術・教育 島原半島は一つ 読書 役所改革 議会改革 未分類 以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 more... 外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2012年 01月 17日
『三国志』(僕がお勧めするのはもちろん吉川英治版)に登場する軍師たちである。劉備玄徳・張飛・関羽の桃園の誓いに始まる、中国の歴史絵巻である。赤壁の戦いなどまさに圧巻である。 大筋は歴史に準じているとはいえ、あまりにも絵に描いたような展開に、こんな歴史があるものかと眉に唾しながらも、わくわくしながら読んだのは、僕の場合20代の頃だった。武将たちの性格や考え方をたくみに操作し、幻惑したり、あるいは正攻法で理を説いたり、利をぶら下げたり、脅したりすかしたりで、歴史が動いているのを見て、現実の政治はこんな幼稚な筋書き通りには行くまいと思っていた。 ところがどうか、現実の政治は、三国志の中で、暗愚な指導者によって泡沫の如く消えて行った国州で諫言を呈しては斬首され、むなしく散った文官武官や建前ばかりの屁理屈で正当化を重ねて一時の安寧を図る官僚どもにもはるかに及ばない了見の狭い志も信念もない愚かな政治家と、金儲け以外に思考回路を持たない商人や学者ばかり。 僕が20代の頃思っていた現実の(当時現在の)政治はもっとレベルの高いものだと思っていた。ところがその後30年過ごしてみて、特にここ10年その真っ只中にいて、三国志と一緒どころか、はるかに及ばない。一国を預かるリーダーが、嫉妬やおだてで政策を決定するなど小説の世界だけだろうと思っていた。 現実はどうか、それ以下である。現実に日本の針路も島原市の方向も、目先のしかも為政者側の都合で論理性もなく面子やねたみや賄賂と不正隠しで、仕事をしない役人が仕事をする振りをして、要らぬ仕事をつくり、いらぬ手続きで勿体をつけ、領民から年貢を貪り食っている始末。 改めて、吉川英治版を再読している。誰でもが劉備玄徳には成れないし、ましてや諸葛孔明はまさに千年に一人輩出するかどうかの逸材であろう。玄徳や孔明を名乗るなどおこがましいにもほどがある。それでも人の心は自由である。大志を抱き、その志を玄徳になぞらえ孔明と同じ夢を見ることは自由である。 頭から卑屈になって、謙遜や謙譲ではなく、自分を卑しめてしまい、どうせ自分は烏合の衆の中の小役人、人を押しのけ、屁理屈がばれないようにするのが関の山、風見鶏よろしく、時流を見極め長いものに巻かれるテクニックを身につけることに汲々となって、何の人生だろうか。「こころざし」は無いのか!人の知力はそんな小細工のためにあるのではなかったはずだ。ならば何も考えず、犬畜生よろしく(お犬様ごめんなさい)生殖本能だけで生きるがいいさ。屁理屈は無用だよ、言い訳するな。素直に欲望のままに生き、そのまま意思表示せよ。 しかし人は人にしのびざるの心(仁の心)あり。がんばろー。今回も後半は支離滅裂でした。ありがとー。 ※追伸:知ったかぶりするわけではないが、このいかにも難しい漢字を羅列することで、一昔前の人たちはこの文字群を、いちいち書物をひもとき、手書きで(さらに昔はそれを毛筆で)書き残し、書き伝えていたのを今はキーボードでたたき出し、ネット検索で調べ起こし、コピーアンドペーストで伝えることができるようになった、ここまで手軽になりながら、現今はかえって、僕らの語彙は小さくなってしまっていないか?とそんな意味も込めて、「こんな文字はめったにお目にかからなくなりましたよね」と訴えるつもりもあった。 期せずして偶然、本日付長崎新聞のコラムで辰年にちなんだ四字熟語として紹介されていて、珍しくもないありふれた文字なのだと認識を改めた次第。
by mmatusaka
| 2012-01-17 02:51
| 読書
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||