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2012年 02月 03日
まず耳慣れない「国債」という言葉で、ほとんどの人が経済学か何かだろうとして、引き下がってしまう。今のニッポン国は、毎年毎年お金が足りないから、借金をしてまかなっているのだという。その借金の利息も払えないくらい借金しているから、その利息分も借金しておって、この国の借金を『国債』と呼ぶのだと、説明している。途中解約(一括精算)が出来ない借金というわけだ。そしてその借金(国債残高)は800兆とも1000兆とも言っている。一人平均に直すと7~800万の借金だと脅しをかけている。
借金というなら、金を借りた人がいれば、その金を貸す人間もいるわけだ。しかしここでお金を貸す側は、国に金を貸したとは思っていない。国債の債券(まあ引換券と思えばいい)というチケットを買うのだ。曰く国債を買っている、国債を保有している・・・というわけだ。このチケット10年後には確実に買ったときの値段以上で現金化できる。だから、使わないでいいお金が余っている人たちは、定期預金感覚で国債を買うのである。 この国債は、もちろん海外の金持ちも参加できるが、ほとんどが国内で循環している。この際、海外か国内かは問題ではなく、それだけのカネを貸す人間がいるということである。国民は誰も700万円の借用書は持っていない。金持ちたちが国(政府)に1000兆円を貸しているだけであり、国民は連帯保証人ではない。 要は国は金持ちの財産を膨らませるために利息を払う約束をしただけのこと。その金持ちをさらに太らせるためのエサ(利息)を国民から満遍なく税金で集めるというだけの行為である。銀行の金庫に眠っているだけのお金を債券という名前のチケットに替えてややこしくしているが、金持ちどもにその額に応じて、お金持ち報奨金を差し上げようというもの。その報奨金は全国民から巻き上げるというだけのこと。 こんなねずみ講方式がいつまでも続くわけはなく、どこかで破綻するのは見えているようだが、何せ日本国が保証人だから、そうそう簡単にはつぶれないだろうと、アイツラは多寡をくくっている。 要は国債発行は貧乏国家が借金をすることではなく、金持ち国家が、その国民の中の特定の者たちだけに利殖の機会を与え、多くの国民は生かさず殺さず、搾り取って、暴動を起こす気力も奪って、(一部のものだけで)贅沢三昧しようという政策のことである。ニッポンに金がないというのは嘘である。 金儲けに明け暮れるアイツラはまだまだ日本は支払能力ありと判断して、今日も国債を買い続けているのである。 例えば、普天間の米軍基地をヘノコに移そうがグワムに移そうが、はたまたハワイ・アラスカ・海上艦隊に引っ越そうがその費用は全額日本もちですよという思いやりというか、みかじめ料をせびる暴力団に、無条件でその倍額も払っちまおうという方針を持っている日本政府(これがブラフだったらたいしたものだが)。まだまだ充分金を持っていると思うのが自然である。 知らぬは、日本は借金漬けで大変だと脅され、倹約に努め、ひたすら税金を納め続ける日本国民だけである。
by mmatusaka
| 2012-02-03 14:50
| 行財政改革
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Comments(2)
国債に頼る国家運営のあり方は、見直すべきと 私も思いますが、既得権益集団である公務員制度に使われている金額より、ばらまきの方が多い現状では、事業の見直しも必須と思います。
無駄な公共投資(特殊法人=天下り団体)は、随所にあるのも確か。 一方で 国債を国民が買うことに、何も問題は無いと思いますし、外国人が保有するのに比べたら はるかにましと思います。 その資金が財政投融資で社会資本の整備に廻るのですから、デフォルトになっても社会資本は残りますので、何も不都合はないと思っています。 老人が、たんす預金することに比べたら、社会貢献の度合いは国債を買ってくれるほうが、はるかにましでしょう。 ものごとは、見る方向で見え方が異なります…で、旧体制がなかなか崩せないのですがね… 島原で言えば、地域ファンドを募ってでも 疲弊して社会資本が劣化した商店街を作り直すくらいの取り組みがあってもいいと、思いますが…現実は 足の引っ張り合い。島原では これを なんとかするのが先のようにも思います。
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mmatusaka at 2012-02-07 12:40
僕の大風呂敷とも言える発言まで、細かく呼んでくださりありがとうございます。国債のことも、デフレのことも一市会議員の手には余る問題で、まさにおっしゃるように商店街対策など喫緊の課題が山のようにあります。頑張らないと!
国債の件は、僕は否定しているのではなく、借金ですよという脅しを否定しているのであって、謝金ではなく、金持ちに対するばら撒き政策でしかないと言っています。デフレ対策のインフレターゲットが先ですね・・・というところに戻ってしまいます。
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