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2012年 02月 26日
デタラメ氷山の一角。
市民の委員も参加した『庁舎整備委員会』の答申は、庁舎の建設位置を現在地及びその周辺を基調に報告していた。一昨年秋口のことだ。この答申は、まだ他の候補地を否定するものではなく、現在地と国道を挟んだ埋立地に含みを残す答申だった。 その後議会に設置された「庁舎建設特別委員会」回数こそ6~7回(しかもそれぞれの会議時間はかなりの時間)でかなりの時間を費やしたが、間隔が長く答申が出るまで半年以上がたった。ここで出た結論は、国道を越えた埋立地は否定した上で、「大手広場の整備を盛り込んでの現在地及びその周辺」というものだった。 これら二つの答申を受けて、市長は方針を明らかにしたいと言っていたが、市長の思惑通りというか、当初から市長(市役所)が描いていた『現在地』にたどり着いたというわけである。2/22議会全員協議会に、初めて市役所側からの提案があったわけである。 その示された『新庁舎建設基本構想』が、絶句・唖然・ため息・怒り心頭であった。一部紹介する。 示された建設予定地は、『現在地』とする、といいながら、川沿いの民有地をさりげなく取り込んだ『現在地』だった。 当然に用地交渉費用が発生するわけだから、正直に川沿いの民有地を買収し、合わせて間にある市道を潰して現在地を少し広げると説明しなければならない。条例上は庁舎の住所が現在地のままではあるが、『現在地』という表現に、用地買収費がかからないような錯覚を導こうとする思惑が見え隠れする。 庁舎の建設といえば30年50年の将来を見通したものでなければならない。その基本構想で、県道に分断され現在中途半端で困っている飛び地を『今後利用を検討』で放置したままの図面である。これにはさすがに僕だけでなく、全議員が、「今、今回考えなきゃいつ考えるんだ!」と行き当たりばったりで、合併特例債期限に間に合わせて、とにかく手っ取り早く庁舎建設を終わらせようと考える当局を、非難した。 このたびの公表後、動き出すはずの用地交渉ももう既にほぼ終わっているという報告に、事前着工もはなはだしい!議会は何なのだ!議会の意向を聞く気はない。第一議会の意向は『大手広場の整備』がセットだったはずである。 横田市長のこの専横ぶりは目に余るものがある。近いところでは、坂本竜馬像の時もあった。議会に予算が計上された時には既に入札が完了していたし、第一小学校の建築費増額の時も事後報告だった。 僕は状況次第では、市長が専決処分という切り札を使うことを否定するものではない。しかし、今回のような島原市の将来を考えない、手抜き計画で横車を押すのであれば、許すわけには行かない。 『今後利用を検討』の7文字だけは、本当に情けない。議員たちからのブーイングに、「今後というのは、庁舎完成後のことではなく、庁舎建設計画を具体化していくまでの、今から先の事だ。」と言い訳する始末。 誰が見ても、合併債の使える28年までに、(既に交渉済みの用地を含めた、手のかからない現在地に)とにかく庁舎さえ建てれば、(誰が請け負っても)ほどほど公共事業バラまきが出来るし、残された使い道のない飛び地は、そのあとの市民が考えるだろう、俺たち(現市長及び現職員上層部)の知ったこっちゃない。ということを宣言しているようなものだ。 僕ら議員を欺くために、この場所は『緑と憩いのゾーン』ぐらいに表現しておけば、だまされる議員も多いかもしれないが、市民に選ばれた議員を馬鹿にしちゃいけない。 『今後利用を検討』というのは『何もしない、ほったらかしです。』ということぐらいは知っている。そこまで議会に対して挑戦的に『つけは将来に付回します宣言』を突きつけて、それでも議会なんてちょろいちょろい俺の思うがままさと、相変わらず議会を無視し続ける姿勢であれば、僕らにも考えがある。 僕はこれまで、議会の無力、同僚議員のふがいなさを嘆き糾弾してきたこともあった。しかしそれは自分が議員だから、理想の議員・議会を想定しての自己批判であり、努力目標であった。議会・議員をなめてかかるということは市民をなめてかかるということである。市民よ怒れ! 議員・議会の方が数も多く、欠点も目立つ側面はあるのだが、だからこそ面子にこだわる議会や、屁理屈いちゃもんに明け暮れるN議員なんか、無視して押しつぶしても理想を貫くぐらいの市長で結構だ。大阪の橋下市長のように。 しかし、市民の将来を置き去りにした、目先の手抜き計画を、ごり押しするのは止めていただきたいのである。 ※N議員というのは特定個人のことではなく、一般的にノータリン議員という意味である。
by mmatusaka
| 2012-02-26 00:06
| 市庁舎建設問題
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