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2013年 07月 31日
報告が遅れて申し訳ありません。結果として、島原市の新庁舎建設は再出発なので、まだ間に合うと思い改めて報告しておきたいと思います。昨年秋現地から概要だけ報告した調査視察(富岡市)の詳しい報告です。
富岡市(群馬県)は女工哀史の舞台となったと言われる「富岡製糸工場」がやはり有名だろう。その製糸工場は、保存状態がよく、現在世界遺産登録を目指している。長崎県が進めているキリスト教教会群と競り合っている。つまり街の背後に歴史遺産があって、島原市に島原城(城下町)という歴史遺産があることも共通する。その富岡市、平成18年に1市1町の編入合併。人口規模5万。現在地での庁舎立替予定。パブリックコメントの募集、プロポーザル方式での建築設計者の選考。何から何まで、島原に共通する要素が多く、しかも島原よりちょこっと先行しているというわけで、大いに参考になる。 もちろん富岡市は、合併特例債をきちんと活用する前提で進めたわけで、ぎりぎりの日程だった。その意味では、島原市は「現在地」ではなく「現在地及びその周辺」として、大手広場の活用も射程に入れるという意味では、富岡市より先行する日程でなければならないぐらい遅れていたことになる。パブコメなどは島原市も広がりがないが、富岡はさらにひどく、たった一人2件しか集まらなかったという。本来ならパブコメ再募集(期間延長)も検討すべきだったかもしれない。 しかし、その分プロポーザル設計募集に際しては広く全国に公募して、50者の応募があったという、選考委員会による1次審査で5者に絞ったのちは、各社に模型作製料10万円(選にもれた場合の残念賞?)を支給し、視覚に訴える模型を並べ、公開審査をして、関心を高めて努力をしたようだ。 ※プロポーザル提案型というのは、設計コンペと違い、その後行政や市民の声を基本設計本設計に反映して、その業者との共同作業になる。その意味で、2次審査を公開にしたのは大変効果的だったと思われる。 広報紙の該当部分を貼り付けておこうと思う。 http://www.city.tomioka.lg.jp/municipal/006/002/doc/2012111617.pdf 結果として、合併特例債の期限が5年延長になったっために、性急拙速にならずに済みそうだ。島原市はまた、その点は救われたといっていいだろう。島原市は特に市長選が重なったため、いわゆる「特例債駆け込み」になりそうだったのである。 5年といってもあっという間であって、けして余裕はない。しかし、ここは腰を据えて、再度市民に情報を共有し(必要ならパブコメ・市長を囲む懇談会で再度意見を聞き)、都市計画の見直し(ちょうど都市計画マスタープラン:長期展望、の策定時期)を確実にこなして、進めなければならない。古川市長の仕事の中でも最も大きな仕事の一つといえよう。 富岡市で最終審査に残った提案作品を紹介して、「新しい公」を探ってみたいと思う。 現在地に建て替えるために、引越しをしながらということもあるが、新庁舎はひとつの箱ではなく、広場を取り囲むようにいくつかに分かれている。高層化を避け、むしろ平屋に近い発想である。 黄色の矢印方向から見たのが、拡大写真である。真ん中奥にガラス張りの議場がある。市民の地平目線より下に議場があって、モロ見えというのも面白い。 市民の利用する部署はみんな1階に配置できる。(やっぱり議会は2階以上かな?という意見も出ているそうだ。)人口減少時代を想定して、当然職員数も減り、庁舎も要らないスペースが発生すると考えられる。その場合は、この幾つかある建物を、ひとつずつ、民間に売っ払ってしまおうというわけだ。 確かに高層化した建物だと上層の方から使わなくなって、ゴーストフロアになっていく可能性は高い。 島原市も、現在地での仕事を続けながらと考えていて、しかも一斉引越しはかなり厳しい(一斉引越しだと、高層化してしまう可能性が高い。)であれば、段階引越しは大きなヒントかも知れない。 あとは大手広場の再整備をどう組み合わせるかである。
by mmatusaka
| 2013-07-31 20:08
| 市庁舎建設問題
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