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2013年 11月 16日
なんじゃこれは!「島原市の東京学生寮廃止の方針」を島原新聞で知ることになった。あまりにも急だ。単なるアパート経営の発想?市長ではなくて教育長の説明ということは教育委員会は承知のことというのか? 確かに、学生寮の老朽化問題は従来からの課題であり、東北震災以降、補強か建て替えか、移転かと様々な意見が飛び交っていた。しかし「廃止」の選択肢はほとんど検討されて来ていない。それがいきなりである。 百歩譲っても、廃止なら3年後の閉鎖だろう。現在の入寮生が卒業するまで保証するのが普通だろう。学校ならそうする。確かに借地借家の法律なら(アパート経営の論理なら)半年前に出て行ってくれと言えば済むのかもしれないが、東京学生寮は「島原の教育」の問題だ。 ※半年前通告は家主が最低限守らなければならない条件であって、借主が納得できないなら居住権が優先とのことだが…… 教育を受けるための「学生の生活」ではないか。確かに学生寮の寮生たちは恵まれている。格安といっていい家賃と食費で生活が出来て勉学に向かう環境が整っている。しかし裏を返せば、この格安の家賃でなければ勉学を諦めらなければならない苦学生もいる。(現在競争率は低く、公務員の子弟など生活困窮でない者も入寮しているが、あくまで苦学生優先のルールだ。) 4年間の学生生活の中で、それぞれの人生があり、ある者はその期間中、親の死亡など不慮のことが起こり、志半ばで転向を余儀なくされる場合もあるだろう。しかし行政の都合で、途中の廃止はないだろう!夕張市でも許されない。そもそも教育は赤字である。今まで市民の税金を投入してきたことに胸を張れ。 どこにも「島原の東京での教育環境」を守ろうとした『苦渋』など微塵も見られないではないか。どこが苦渋の決断だ!これを「安易」な決断と言わず何と言う。自分のところで死んでもらっては気持ちが悪いから何処か別のところで、島原市(教育委員会)の責任の及ばない場所で野垂れ死んでくれ、と言わんばかりではないか。要は責任を負いたくないという「事なかれ主義」だ。 「命」を引き合いに出すとは卑怯である。既存不適格であるとしても合法である。消防署が今すぐ立ち退けとか、避難せよといったのか?勧告や指導に近いものは当然あるだろう。 日本全国教育委員会は生徒の自殺問題など「命」に過敏になり、「命」さえ守れば「教育」なんて(目に見えないから)ほどほどでよかろうという、無難に事無きを良しとする傾向にある。 普通に考えれば分かりそうなものである。今の金額で生活しながらの苦学生は、東京学生寮よりは悪い環境(オンボロアパート)に移るしかないではないか。IS値0.1以下のおんぼろアパートは今も東京には五万とある。 いずれにしても「廃止」の方針なら、それは3年後を目途にするのが常識だろう。耐震化の最大の問題点はカネの問題だけではないか。金さえ出来れば耐震化は出来るし、現在の入寮生には「耐震工事の際は迷惑かける」の条件付き募集で覚悟も出来ている。 今後の入寮生には「3年後に廃止」を覚悟してもらって募集。議会を含めて耐震化に予算をつぎ込む方向に向かうかも知れないではないか。キトクなOBが寄付を寄せるかも知れないではないか。 苦渋の安易な決断の前に、やるべきことがあっただろう。寮生(1~3年生)の意見は聞いたか?その保護者の意見は聞いたか?月額9500円で住めるアパートはどの程度の強度を持っているか?寮長寮母に相談はしたのか? 米百俵にも負けない、島原大変の翌年に稽古館を開いた「島原の教育」はどこに行ったんだ!
by mmatusaka
| 2013-11-16 23:42
| 東京学生寮問題
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