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2014年 02月 12日
世間では「少数意見の尊重」という言葉がある。民主主義と言いながら、結果多数決であり、多数意見によって世の中が動くわけで、それではあんまりだ。少数派でも同じ「民」であるぞ、というわけだ。
実は多数決が必ずしも正しい選択とは限らない。「正しい」も価値観の問題であって、要は私たちにとって一番良い選択は何か?其れを便宜上「衆知を集めて」判断し、多数決で決めるわけだ。 多くの皆さんが感じていると思うが多数決が必ずしも正しいとは言えない。10人中8人が1+2は4と言っても正解は3なのである。100人が天動説を唱えてもガリレオはただ一人地動説を訴えた。(今はそれが正しいこととなっている。)小出裕章さんは100万人が推進する原発を危険だと訴え、原発をやめる運動を展開なさっている。まさに「百万人といえどもわれゆかん」である。 議員になる前から感じていたことであるが、議員になっていよいよ、多数決の怖さを感じている。毎回毎回賛否の結論を迫られるからである。残念ながら、僕の考える「あるべき地方自治体」はしばしば少数意見として切り捨てられる。僕は敢然として、相手が多数であっても、自分が正しいと思うことを主張する。 「少数意見の尊重」をわきまえた多数派は話を聞いてくれるが、往々にして多数派は少数派をなきものにしようとする。49%を51%でゼロ扱い。 いきおいむきになって、多数派に挑みかかる。多くは合理的に説明できるから理屈で攻めるのであるが、世の中1+2ばかりではない。 それもいいけどこれもいい、こちらの方がちょこっとだけいい。とか。 それは正しいけど、やっても、かけただけの費用の効果は出ない。とか。 費用効果は見えないが長い目で見れば世の中のためになる。とか。 正しいとか間違っているとかそのものが一種の価値観なのだから、キリスト教徒はあっさりイスラム教を否定してはならない。日蓮正宗が日蓮宗を敵視してもらっては困る。 つまりは、少数・多数に関わらず「相手の意見は尊重しなければならない。」その当たり前のことを再確認しておこうと思う。 今回、都知事選挙で田母神氏が予想外の得票をしたと報道されている。実数だけで言っても60万票、12.5%の得票。8人に一人。4番手で、相対的には少数意見でも恐るべき多数意見である。長崎県知事の得票の倍だ。 細川・宇都宮が一本化していれば、「投票しても、どっちみち票が割れて舛添の勝ちが見えているから行かない」とした寝ていた都民が投票所に行って細川知事(あるいは宇都宮知事)が誕生していたかもしれないという仮説より、 田母神さんに入れてもどっちみち勝てないのだから、ならば3人の中では安倍総理の推薦する舛添さんに投票して死に票を生かそうと考えた舛添色の田母神票の数を数える仮説の方がはるかに現実的に思える。 日本国憲法はアメリカが押し付けた憲法だから、自前の憲法を作るべき。しかも軍隊を持つことを明記すべし。中韓に毅然として領土を主張すべし。靖国に参拝すべし。とまあ、そうした主張の流れにある。僕はこうした考え方に与(くみ)するものではないが、東京の若者に田母神支持者が多かったと聞き、気になっている。 (2/7県議会連立会派の報告集会がありました。県議会多数派自公との確執というかやり取りの実態が報告されました。そのレポートを書こうと思っているのですが、その前置きとして書かせてもらいました。)
by mmatusaka
| 2014-02-12 15:38
| 社会時評
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