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2014年 03月 14日
「教育厚生委員会」というのは島原市議会に三つある常任委員会の一つ。本会議で出された議案や予算案などを三つのチームで分担して細かく深く審議するわけだ。定数21人なれど欠員2で19人。一人1委員会制を取っている。そして原則各委員会は同時開催しない。欲張り(?)議員は自分の所属委員会以外も自由に出席できる(議決権はない)。
ちなみに僕は産業建設委員会。 このところ何をやってもノレンに腕押しヌカに釘状態、自嘲自虐に陥っていた。今日もたった一人で何とか学生寮問題に少しでも迫るしかない、孤軍奮闘、悲壮な覚悟で「教育厚生委員会」の員外席に座った。 昨日、最も尊敬する職員の一人であった篠原課長急逝の報に接し、暗澹たる気持ちがさらに気を重くしていた。 教育厚生委員会は学生寮存続派が多数を占めていたのだが、その一角大場議員が先般転出したため、微妙なバランスになっている。確実にあてにできるのは清水議員と園田議員しかいない。 員外席には、上田義定議員・草野議員・永田議員も。上田議員は先日学生寮問題に対して市役所の対応に疑問を感じ(生田議員と調整、関連質問には生田議員が立ったが)、彼もまた存続派とみている。草野議員は常識派だから問題なかろう。永田議員は存続廃止どちらかわからないが、今回のやり方、特に在寮生に対する処置の仕方と議会に諮ることなく勝手に廃止前提で進める教育委員会の姿勢に疑問を以て一般質問でも取り上げた。 教育厚生委員会が妥協を許さず、納得するまで審議を続けるのは定評があり、時間外深夜に及ぶことはしばしばである。今議会議案数はやたらに多いがそのほとんどは消費税率アップに伴う使用料等の含まれる条例の一部改正がほとんどで、予算の予備審査ぐらいである。しかしやっぱり朝からの会議は日没を過ぎても終わらなかった。 6人の委員のそれぞれの持ち味が出た、近頃久々のオモシロ委員会となった。僕の感じていた悲愴感は、まず、消費税がらみの問題で明快に反対の意思表示をして繰り返し繰り返し、20回近く討論に立ったくじけない男日本共産党の島田議員の明るさと、対照的に黙々と挙手を拒む清水議員のオーラで、少しずつ和らいでいった。 解説:反対討論がなければ「原案通り決することにご異議ありませんか。…ご異議なしと認めます。よって原案可決……」だが、 一人でも反対討論があると、委員長は「ご異議がありますので、挙手によって採決します(本会議なら「起立によって採決します」)。原案に賛成の議員の挙手を求めます。(数えて)賛成多数。よって原案可決……」となる。 消費税がらみは、僕は原則反対なのだが、どちらに転んでも大勢に影響ないので、(産建委では)消極的に賛成していたが考えてみたら、反対することが理にかなっているのだった。今議会は学生寮問題に特に集中しすぎて、ついうっかり、反対の意思表示をしそびれていた。 実は、反対の根拠に産建委(昨日9/13)開会直前にたどり着きはしたものの確信が持てず、流されてしまったのだった。議案を一所懸命準備した職員(特に総務部の職員)の顔が浮かび彼らの期待に応えようとか、間に飛び込んだ課長急逝の動揺もあって、いつも是々非々で対応する自分を見失っていた。 そのモヤモヤをスーッと解消してくれた、二人の言動である。その後の調査で反対に確証を得たので、久々に委員会では賛成していたくせに本会議では反対!というウルトラCをやろうと思う。君子豹変、過ちを改むるに憚ることなかれ。正直がいちばん!である。最終日反対討論にご期待ください。島田議員と輪唱になると思います。 そして議題は、補正予算に移るのであった。さて誰が切り込むかな……、園田智也議員が手を挙げた。もちろん指定したページは「10款教育費、東京学生寮。」久々に聞く智也節!炸裂。実にうまい!冷静に丁寧に相手に敬意を表して「教えてください」と迫る。(分かっているくせに!と思うし、分かっていてすっとぼけているとしか思えないのだが)「へ~知らなかった。」と反応しながら、じわじわと追い詰めていく。相手の言葉を正確に反復しながら、「つまり・・・なんですね。」と。 すぐに激情に走る松坂には到底及ばない弁論術。何よりもその奥に心がある。相手は一枚また一枚と化けの皮がはがれていく。シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』を連想させる。ネット放映(動画)がないのが残念である。 一部そのやり取りを(次回ブログで)紹介するが、この園田議員の質問で、一気に流れが変わった。少なくとも僕にはそう感じられた。自分一人でしょい込んで孤立無援と思っていたところに頼りになる張飛将軍が登場したという感じだ。 本会議において、下地作りに貢献してきた自負はあるが、一人では出来ない、援軍あってこそと思う瞬間である。やはり議員はいろんな角度からの市民の代表である。この後に登場する強者たち。考え方が179度違って反目してばかりいる議員たちも多いが、今回はその総合力が発揮された。まだまだ予断は許されないが、流れは変わりつつある。油断せず役所のデタラメを正していこうと思う。(続く)
by mmatusaka
| 2014-03-14 23:58
| 東京学生寮問題
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