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2015年 09月 13日
一般質問3日目(9/9)もまた5人が登壇した。今回17人なので、4日間の割り振りは、4日目に議案質疑、今回は決算の上程もあるので、5・5・5・2となった。議会は通常10時スタートなので(なんかのんびりしてるよね)午前2人、午後3人だ。
かつては一人往復60分の持ち時間だったが、答弁次第で質問時間が足りなくなることもあって、その後島原市議会は片道30分と変更になった。答弁側は時間無制限だ。これによって、答弁側が不要な筋違い答弁ではぐらかしても、質問者の時間は奪えないので、質問者は時間配分が計画的にできるようになった。答弁側も必要に応じて丁寧な説明が出来るようになって、本気で理解を求める部課長ほどこの方法がいいようだ。 一時間一方的に言いたいことだけしゃべる演説議員の長話は半分に短縮された。この頃やや理事者側が簡潔さを欠いて、必要以上の具体例を並べる傾向にある。 往復60分と片道30分では、実は大きな違いがある。しかしこれを実現するには議会事務局職員、タイマーをON・OFFしなければならず、格段に神経を使うようになった。事務局職員ありがとう。 さて、近頃の傍聴席は、少数ながら結構市民が出入りしている。もちろん新聞記者以外誰もいない場面もある。町内会や婦人会が企画して議会傍聴ツアーを組むことがある。今回は森岳婦人会の一行がこの3日目の午前傍聴席を埋めた。質問議員は自民の二人、北浦議員と本多秀樹議員だった。 北浦議員はもうベテラン。10割選手ではないが、折々に質問をなさる。とにかく北浦議員の声は実によく通り聞き取りやすい。おまけに質問事項はいつも二つほどで余裕を取っているのでじっくり聞かせる。初めての視聴者には分かりやすいと思うが、当局の答弁で異論が無く(異議なし通過)済めば、やや冗長になりかねない。今回は前日の種村議員の内容とかぶり、『地方創生』論も何人も繰り返していたので、僕には物足りなかった。本多議員も然り。 本多議員はいつも重厚な原稿で普段の島原弁とかけ離れて丁寧な標準語なので、紳士的な感じが漂う。まるで事前にシナリオが書かれているような答弁で、答弁を受けての2回目の質問も予定通りだねと思われることが多い。自民与党にありがちな傾向だ。 しかし今回の市庁舎についての質問は、建設業に詳しい議員の本領発揮。プロポーザル設計提案に対して「海側の庁舎の一部再利用はいかがなものか」と。市長の答弁をひっくり返す展開になって、いつもと違った。 臨機応変に、答弁次第では引かないこともあるぞと存在感を示した。この秋から本格論議に入る「市庁舎問題」が丁寧に整理できた。 傍聴市民にこの二人の質問はどう映ったろうか。野党議員に比べれば変化が少なくて退屈だったかもしれない。いつも威勢のいい自民軍団からの野次はほとんどなく静かだった。これは質問者が同志である自民党だったからではなく、傍聴席に人が居たからだ。傍聴席が空席だと、野党議員には不要なヤジが飛び、私語は仲間が質問していてもお構いなし、いつもやかましい。 4日目(9/10)16番手17番手にクジ運がいいのか悪いのか、我がバラの会の新人二人で一般質問を閉めた。 後生畏るべし、楠君は前回に続いてすがすがしい質問だった。(前日発熱していたので心配していたが)、きちんというべきことも言った。「庁舎建設について」議場を議会だけでなく市民に開放する方向ではどうかと提案した。市長は議場については市長の裁量ではなく議会で話し合ってくれと矛先をそらした。再質問について、永田議長は市長に質問すべきでは無いとして発言を封じてきた。 前回は本田みえ議員に「通告の範囲を超えている」として発言封じにかかった議長。尻(ケツ)の穴がコマイ。又は、発言を封じる事、黙らせることが議長の権威だと思っているのならトンデモナイ勘違いだ。発言を保証して言論の自由を尊重することが議長の権威であり、私語とヤジに明け暮れる議場後列の不真面目議員に「静粛に!」と注意するのがあなたの仕事だろうが! お父さんは(バラの会のお父さんは)可愛い新人たちに不要な意地悪を浴びせる議長に思わずかみつきたくなった。 「バカ野郎、議会内のソフトルールは議会で話し合っても、庁舎建設の議場については、ハードだから予算が伴う。議会には予算の提案権が無いのだから、市長に金を出してくれと提案するしかないじゃないか!」とヤジを飛ばしそうになった。 (以上僕の心の声と感想) 楠君は、新人を武器に、丁寧なへりくだった表現で議長の注意を受け入れつつ、言うべきことを言った。うーむ、僕なんかよりはるかに大物だ。 ここでも古川市長は、庁舎建設について、検討できること、出来ないことをきちんと明言した。 おおとり本田みえさん、今回も通告量が少なかったので、また前回のように時間を持て余すのではないかと心配していたが、見事に時間いっぱい使いきった。 政府が2020年までには管理職女性比率30パーセントと言っても島原は程遠い。まずは市職員の女性比率が20パーセント強。ならば管理職も20パーセント比率は求めていいかも。現実は女性管理職ゼロ。分かりやすく数字を引き出して、答えを聞いて初めて評価を下すという、いくつかの想定外答弁を、頭をくるくる回転させながら乗り切った。 今回三人のホンダ議員はいずれも臨機応変が光った。 実は、答弁者の特に古川市長・金子福祉保健部長・堀口学校教育課長の答弁が光っていた。質問者の質問意図を素早く読み取って、適切な答弁で議員たちの言葉足らずを補ってくれた感がある。 一方、難しい専門用語に終始して、議員の目を見ないで答弁する部長課長。緊張もあるだろうが、時間制限もないのだから「知らないこと」も含めてもっと自信をもって大きな声で答えてもらいたい。 せっかく答弁のために勉強をしているのだから、質問者の不勉強を明らかにするような答弁をやってごらんよ。 最終日4日目、今度は「ゆうすい婦人学級」がこの二人の新人の質問を傍聴。傍聴席は女性上位?島原市議会唯一の女性議員本田みえ議員に当たってよかったよかった。内容も女性問題を取り上げたので、身近な婦人がん検診問題など、関心が高まったのではないだろうか。 二人への評価はどうだったろうか。お父さんはまあまあの評価、及第点を取ったと感じたのであった。 とまあ、(一部抜粋の評価だが)、今回の一般質問は面白かった。適度に重なる質問事項も、時の重大事項に比例している感じであった。さあ、後半戦だ。
by mmatusaka
| 2015-09-13 01:17
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