あげまき夫人に捧ぐ

いとこからお菓子をもらった。なんと、有明海の名産品アゲマキを型どった最中だった。森山（諫早市）のお菓子屋さんのものらしいが、知らなかった。
　僕らの仲間（というか、尊敬する同志というか）に実に頑張り屋さんで、地道に情報収集発信役を続ける活動家がいる。かといって目くじら立てての悲壮な感じではなく、女性らしい温かみのある対応で漁業者たちにほっとした気持ちを持たせてくれるなくてはならない存在だ。僕はその人を「あげまき夫人」と呼んでいるのだが、最中を食べながら、思いをはせた。

　先般の12月議会の一般質問はまれに見る完璧なシナリオだった…などと言いながら、その詳報をまだ伝えていない。その一般質問冒頭での発言の一部を、以下再現しておきたい。まあ、質問の枕に当たる部分で、石木ダム事業と諫早湾干拓事業を引用したわけだ。
　島原市議会の自公軍団は、度量が狭く、こうした問題を取り上げると、「それはよそのことじゃないか、島原のことを質問しろ！」などとヤジの大合唱。「そうではない！」と目の前の有明海を心に描きながら、また頑張っている同志たちを連想しながら（当然にあげまき夫人のことも応援しながら）訴えたわけです。
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　おはようございます。バラの会、正直がいちばんの松坂昌應です。今回は公務員の心得と言いましょうか。為政者～政（まつりごと）に携わる者、市長・私たち議員・そして市役所の職員や教員はどうあるべきかについて考えたいと思います。一問一答で参ります。

　長崎県には恥ずべき悲しい事業が二つあります。公共事業は、動き出したら、どんなに無駄で有害か分かっても止まらないなどとしばしば揶揄されます。その典型例が諫早湾干拓事業。排水門を開放して調整池に海水を戻して調査をするようにとの確定判決を受けながら、国も県も何もせず、毎日ヘドロ汚染水を流し続けています。干潟を失って大自然の自然治癒力は日増しに衰え、有明海は瀕死の状態です。
　タイラギはもちろんアゲマキも採れません。魚もすっかりいません。カニも不漁です。今年の有明ガネまつりはガネが採れずに中止に追い込まれました。そしてこの冬こちら側のノリは壊滅状態。佐賀の方も低調です。諫早湾干拓はまだ終わっていません。年々被害を拡大させています。島原の漁業はどうなるのでしょうか。
　もう一つの恥ずべき公共事業が「石木ダム」です。連日報道をされています。こちらは島原に直接被害は及んできませんが、「政治が市民からの信頼を失い、信じられなくなる」というある意味もっと大きな悪影響があると思います。
　石木ダム事業を「他山の石」・反面教師とすべく検証したいと思います。市長の理解する石木ダム事業の概要を述べ、市長の忌憚のない意見をお聞かせください。
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とまあ、こんな感じで始めたわけです。

　今あらためて、このお菓子の箱の説明を読んでいるのですが、いいことが書いてあるので、そのまま紹介したいと思います。