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2016年 01月 14日
昨年12月の当ブログにおいて、意見書を巡る不自然な経緯があったので、一応覚え書きとして報告していた。
↓ ※請願と陳情 教育委員会を巡る意見書と沖縄問題の意見書がたまたまダブっていたので正体が見えにくかった。ここでは沖縄問題を巡る「不穏な動き」だけに集中して報告しておきたい。 島原市議会での「陳情」の扱いは各議員に文書コピーを配布して終わりである。慣例となっている。 ~受け取った議員の中から、この意見書を出そうとか決議をしようとか動きが起きる場合はありうる。~ ところが、今回に限って、この陳情は異例の扱いがなされたのである。(請願並み以上の扱いになった。) 議会運営の決定権は議長にあるが、実質は議会運営委員会に諮って議長の意思となる。事務方(議会事務局)は例にならって、整理し、議会運営委員会にかける議題等を作るわけだが、そこに議長決済がある。市当局の意向でもないことで事務方が敢えて慣例破りすることは考えにくい。 つまり議長の方から、これについてはコピー配布にとどめず、議運の議題にしようと指示があったわけだ。むろんこれは違法でもなんでもない、議長が判断を議運に委ねたというだけのことだ。ただ異例のことということだ。議長の一存だろうか?黒幕は誰だ?と。その不自然さが気になって先のブログになったわけだ。 10日後2015/12/18佐世保市議会で、この沖縄からの陳情が下敷きになっていると思われる意見書案が可決されたというニュースが入ってきたのだ。先般の長崎県議会の「安保法案早期実現」決議と同じ流れを感じている。耳を疑いたくなった。 安倍政権を支持する者が過半数を占める多くの地方議会。島原も(長崎県も・佐世保市も)その傾向にある。この手の意見書決議案が提案されれば可決する可能性の方が高いのだ。 先の安保法案、多くの自公議員も「やり方に無理がある、乱暴だ」と承知していた。先ず憲法をきちんと改正してからじゃないと、この法案は違憲の可能性が高い。まずはきちんと憲法を改正してからだ。と。 憲法は後で変える予定だからまあいいやという愚かな国会議員ばかり(過半数を占めている!)。 国政がこのレベルだから、地方で正論を主張できる自公議員は少ない。皆で赤信号を渡っている状態だ。そんな危機感が日増しに強くなっていく。不穏な動きだ。 2015/12/25長崎新聞に沖縄からの投書が載った。 もっともな意見だと思う。 日本の行方に大きな影響を与えかねない流れ、 戦争が当たりまえの国づくりに向かうのか。 そんな、重大な局面を左右する場面で、あまりにも節操のない地方議会の軽はずみな行動。 そんなことを思う。
by mmatusaka
| 2016-01-14 10:19
| 戦争と平和
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