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2016年 03月 17日
一夜明けても呆然としている。
昨日3/16島原市議会予算審査特別委員会。 全国どこの自治体でも通過すべき大事な会議である。おそらく自治体(島原市)執行部にとって一番大事な会議である。(形式的には、この委員会の報告を受けて3月議会本会議最終日の議決)。 新年度の市役所が、市民生活が動き出すには予算が可決されなければならない。 その予算が否決されたのだ。島原市議会始まって以来、前代未聞の出来事だ。追って詳しく報告するが、市議会最大会派全員が足並みをそろえて、否決に回ったのであった。僕は、その反対討論を聞いて、違和感を感じるし、とうてい納得できるものではない。理不尽ささえ感じる。 議会最終日、衆人環視の中彼らはどのような討論で臨むのか?僕(僕ら)は道理を尽くして、誠意ある討論を準備しなければならない。(賛成討論。) 100%納得の完全予算など元より無い。限られた予算で、優先順位をつけながら調整した妥協の産物である。市役所執行部に「こんなもんでよかろう」という甘えがあったならそれは反省し改めてもらわなければならぬ。しかし、自分(たち)の思い通りにならないからと、横車を押すなどあってはならないことだ。 今回の暴挙(暴走)は、彼らはそれが正しいと理屈付けしてくるであろうが、常軌を逸している。むろん僕の評価だが、島原市議会予算審査特別委員会という、市民に選ばれた議員の公式見解は予算案否決である。 予算審査特別委員会は議長(永田議長)議会選出監査(濱崎議員)を除く17名で構成されている。この日は共産党の島田議員が欠席。議決時に2名退席(松井議員・本多秀樹議員)していたので議決参加議員数は14名。生田委員長は可否同数の場合参加なので、委員長を除く13名で決まる。 北浦議員・中川議員・永尾議員・本田順也議員が反対討論に立ち、草野議員が賛成討論に立った。僕は呆然としてしまい、賛成の論陣を張ることが出来なかった。 数々の問題点を指摘し、執行時に配慮や自粛を求めるよう注文を付けて賛成するつもりだったのだが、その問題点がことごとく反対派の理由にされてしまいそうで、言葉を失ってしまった。 挙手採決の結果賛成少数で予算案は否決されてしまった。賛成挙手は、僕の目視で草野勝義議員・本田みえ議員・楠晋典議員そして僕松坂昌應の4人。 議決前の休憩時間、議長を含む連合会派は議長室に集まっていたが、そこで意思確認をして議決に臨んだようだ。 今後の展開が注視される。いずれにしても、もう一波乱待っている。このままでは行政機能がストップしてしまうからだ。
by mmatusaka
| 2016-03-17 10:30
| 島原の自治と議会
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