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2016年 07月 09日
わかりやすくアベノミクスの失敗を説明したい。アベノミクスなどとカタカナでかっこつけているだけで、単に「安倍の経済政策」のことだ、政権の政策に自分の名前を付ける感覚がどうにかしている。国防軍ができたら「晋三軍」とか「シンゾミー」とか名づけるから見ててご覧。
![]() アベノミクスの基本理論は「トリクルダウン」という考え方。シャンパングラスの塔でよく説明されるが、「トリクルダウン」とは、「したたり落ちる」という意味で、富裕層から貧困層へ富がしたたり落ちることを意味している。 具体的には、大企業や富裕層を減税により優遇することで、富裕層らの経済活動が活性化され、最終的に貧困層を含む社会全体に富が行き渡るという理論。 シャンペンなら、そのグラスの容量を超えたら、当然あふれて、滴り落ちる。グラスを胃袋に置き換えて、何を飲もうが食おうが、満腹になったら飲食物は残る。欲張りは貧乏人に食わせてなるものかと肥満になろうが知ったこっちゃない。大型冷蔵庫を買い込んでため込むだろう。でも、それは無限に続かない、やがておこぼれは下に行く。 ところが「おカネ」は違う。いくらため込んでも腐らない。ましてやデフレ社会においては持ち続けるだけで膨らむ。人間の欲望はとどまるところを知らない。つまり安倍さんは人間を知らないのである。いつまでたっても最上部のシャンパングラスは無限に膨らむばかりで、中間層はおろか最下層部にもおこぼれは届かない。わかりきったことだ。 トリクルダウンという都合のいい経済理論の出どころは、お金持ちの人たち(たとえば竹中平蔵自身)であって、したたりは末端に及ばないことは承知している。でかい口を開けて、自分の懐に金をため込んで、そのうち中間層、最下層に徐々にこぼれていきます。今は途中です。と。永遠に途中だ。 性悪説でも何でもない。普通の人間の心理だ。だから最低賃金だとか、労働基準とかの法で縛ってきた歴史を知らないらしい。金持ちにもうけさせればいいのだ。それが経済だ。と。バカとしか言いようがない。 で、大企業大富豪にもうけさせるためと言って大企業の税金を下げて、公共事業もばらまく、ODA(政府開発援助)という名目の海外支援も発注先は日本の大企業に指名。株を買い支えて(株価を釣り上げてもうけさせ、業績が悪化して下がる株も買って、買えば株価は上がる云々、すなわち損失補てんをしてあげるのと同じ) その株価操作の原資が国民の年金基金GPIF。株式運用に失敗した、運用は(ギャンブルだから)損することもあるなどと、嘘ばっかり。GPIFは損する前提で、要は大企業にカネを回しただけのこと。運用失敗ではなく、確信犯だ。 だからGPIFの取引内容は秘密になっている。結果だけ6月末に公表される。去年だけで5.5兆円の損失。実は5.5兆円を大企業にくれてやったということ。そして今年も5兆円の損失。民進党の追及で厚生委員会で暴露されてしまったというわけだ。 実は姑息にも、今年も(確信犯なのだから)損失が出るのはわかっていたわけで、安倍総理はその公表時期を今年は7月末(つまり参議院選挙後)に設定していたのだ。ばれてしまって本来なら、これだけで辞職ものなのに、何故かマスコミの追及はほとんどない。 西岡さんの応援に駆け付けた国会議員、玉木雄一郎氏も、安住淳氏も、岡田克也氏もこの年金の使い込みを訴えておいでだった。話がやや複雑なので10分超えるような演説になるから、マスコミも編集できないでいるのか? かくしてアベノミクスはどう考えたって、そもそもトリクルダウンが人間の本姓を無視しているわけで、間違いである。最上部の富裕層大企業にお金をつぎ込むという意味でアベノミクスは成功している。何度も言うがアベノミクスでは最上部以外に恩恵はない。 ※小林よしのり氏によると、アベノミクスは成功したといいまくっている、ミスターアベノミクス竹中平蔵自身がトリクルダウンなんてあるわけないと断言していると怒っていた。 最下層に配られた3万円にごまかされてはいけない。
by mmatusaka
| 2016-07-09 21:52
| 社会時評
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Comments(1)
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国民の所得が上がるどころか、2022年3月3日の経済財政諮問会議では内閣府の発表により現役世帯(高齢者を含まない)の所得中央値が1994年比で100万円以上低下している事が判明しました。
GDPに関しても、研究・開発費等を加算すると言う根本的な計算方式の変更による嵩上げを除くと20年間全くのゼロ成長です。 そのような中で税金等国民負担率は上がり、逆に公務員など行政人材の給与単価のコストは上がり、更には防衛費確保のために増税すると言い出す始末 一般国民の所得が増えていないのに、この20年間一切の行政改革を行わず政府に金を吸収するような施策ばかり繰り返し、個人消費に関わる資金流通量を減らして経済成長などする訳がない。 こんな当たり前の話を「自らの周辺の者に金は配った筈だ、おこぼれにあずかれない人間が悪い、私は間違っていない」と、縁故主義・恩顧主義を一切省みる事もなく、今後も継続していく方針なのが今の自民党与党です。 今後日本が下り坂を転げ落ちていく中で、世界が景気浮揚に沸いた10年間を完全に無成長で過ごした第二次安倍政権は暗黒の時代として語り継がれる事になるのでしょう。
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