情報発信!
「正直がいちばん!」
島原市議【松坂まさお】のブログ 松坂まさお公式HP 森岳まちづくり facebookはこちら ↓「以前の記事」の指定月をクリックすると、ひと月分のタイトルが一覧できます。 ↓「検索」にキーワードを入れれば、その語を含む記事が見つかります。 検索
最新の記事
カテゴリ
全体 はじめに 東京学生寮問題 諫干・環境 市庁舎建設問題 商店街とまちづくり 島原の自治と議会 島原鉄道を残せ! 阿久根に注目 島原から日本を変える 戦争と平和 情報発信 オーガニック 社会時評 個人的なこと 行財政改革 差別をなくす 文化・芸術・教育 島原半島は一つ 読書 役所改革 議会改革 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2016年 12月 02日
《重要》
言葉こそカタカナ遣いで目新しい流行のようだが、『コンパクトなまちづくり』は一つの普遍的な(変わることのない真理としての)街の姿である。と近頃定着している。 先日も紹介したが、 『佐世保のコンパクトなまちづくり』はその例だ。 ある意味高度成長期の幻想として(人間の文明技術の過信で)広がりすぎた郊外型まちづくりがある。それゆえか郊外の街は目まぐるしく変化する。概して店舗の寿命が短い。一つは人類がここまでのモータリゼーション(自動車)社会を予測していなかった。と言うか、ここまで自動車が定着してもなお、この道具は人間や生物にとって共存できないのかもしれない。 一方で中心市街地というか、「まちなか」の変化は緩やかで、変化は目まぐるしいが、人間の成長の速度に寄り添っている。それでも、人間のすること、間違いもある。例を挙げれば、島原鉄道南線の廃止だ。 『イオン島原店の存続を!』ということで、我が商店街連盟は6商店街全員がまとまって結束した。イオン島原店は1973年ユニードとして島鉄本社前(島鉄バス中央発着所)に開店以来、ダイエー・イオンと代替わりしながらも島原中心市街地の核(へそ)として存在し続けてきた。 ユニード(イオン)と寿屋(エレナ)の二つの核と共存する形で商店街があって、街なかの人々の生活を支えてきた。 その一角(エレナ)を失い、片肺飛行となっていた。この上イオンまで失っては町が壊滅してしまう。このことはすなわち島原鉄道(公共交通)の存続にも関わってくる。「ショッピングセンター」は商店街で代替えすればいいじゃないかとの声も聞こえてくるが、ワンストップで日用品がそろうショッピングセンターは今日の常識となっている。商店街と大型SCの共存は前提なのだ。 ましてや、島原の中心街はそのようにして半世紀を生きてきた。老朽化が進み、熊本地震で耐震に敏感になった今日、このままでは客足が遠のき、赤字に転落し(企業論理で)撤退とでもなったら大変なことだ。地域の人々が真っ先に困ることになる。 で、先回りして(杞憂であれば幸い!)、まだ撤退の話もないのに「存続を!」という異例の声明を出したのである。何もない郊外に大型SCがやってくるのに反対意思表示をするのはよくある話だが、今あるモノの存続を!という高度判断である。 公害で大気が汚染される前に現在のきれいな空気を守ろう。 湧水が枯渇汚染される前に地下水を守ろう。 というような運動だ。 幸い、懸案のエレナ跡地に中型の(?)ショッピングセンター『スーパーキッド』の出店が決まった。片肺から両肺に戻るわけだが、商店街としては共存共栄を意識的に取り組もうという訳だ。 元々、「お店」はお互いがライバルという反面もある。だからこそ「商店街」も「中心市街地」も運営は難しい。ライバル同士で共存(ある時は蹴落としてでも)共栄。怠けた店は廃業を余儀なくされる。適度な競争で切磋琢磨して、消費者のために存在するのだ。 政治に関連する者は市議であれ商工会議所であれ、行政・市長であれ「市民の生活」を守るために営利企業をコントロールして『まち』を作らなければならない。僕(ら)はちょうどそのはざまにいる。 商工会議所としては、この問題を11/29商業委員会(部会)で論議して、全会一致で、商店街連盟の意向に賛同して、中心市街地が空洞化しないよう、イオン島原店が存続できるように支援していこうということで意思を確認したという。 商工会議所もようやく『コンパクトなまちづくり』の意味を意識的に考え始めたようだ。 アーケード商店街の会長さんが、会長という意味では同格の立場だが、イオンやキッドの隣接商店街として、より重大な位置にあって責任重大苦労多き人だが、この度のことで8年前の島鉄南線存続運動のころの文書を示してくれた。 あの時と同じなのだ!イオン問題は、たまたまその家主が島鉄であり、その場所が公共交通拠点という意味で二重に大事なのだが、正にまちづくりの根幹に関わる。 その思いを甦らせよう!と。 南線廃止を止められなかった轍を踏むことだけは避けよう!と。
by mmatusaka
| 2016-12-02 21:08
| 商店街とまちづくり
|
Comments(3)
Commented
by
匿名
at 2020-01-24 15:57
x
島鉄を切り捨てるという決断も必要。
過去の栄光にしがみつき生きながらえているゾンビ集団ではありませんか。 県庁所在地までバス一本もない。諫早までの交通機関が鉄道、バス各1時間に一本のみ。 空港からのバスは一日4本。今では博多までの時間距離が指宿以上。このままでは衰退に歯止めはかからないでしょう。大きな変革が必要と思いますが、無理でしょうね。 松阪さん一人が頑張っても周りが古すぎる。
0
Commented
by
mmatusaka at 2020-01-26 15:47
松坂は、島鉄を切り捨てる(という意味が分かりかねますが)発想にはなりません。公共交通の代替の提案なしにそれは無責任だと思います。
Commented
by
無名
at 2020-04-02 17:31
x
主要交通機関を切り捨てるって凄い考えだな
|
ファン申請 |
||