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2017年 07月 06日
東京都議選。自民の歴史的大敗の要因は何か?と色々言われている。その中で分かりにくいのが稲田防衛大臣の応援演説。簡単に言えば公職の立場を利用して、選挙運動をしてはならないということ。
○○商工会議所会頭の△△さんは選挙のたびに駆り出されるが、商工会議所の会頭は政治運動が禁じられている。で、その時は会議所会員の一部で構成する任意団体日本商工連盟○○地区代表世話人の△△氏ということで登壇する。誰が見ても商工会の会頭さんだし、○○商工会議所はこぞってこの候補を応援していると思う。そんなもんだ。 机の前の垂れ幕には商工連盟世話人と書いてあるのに、司会進行が顔を見てついつい「商工会議所会頭の」と紹介する。これほんとは選挙違反だけど、ご愛敬でスルーされる。現金を渡したとかじゃない限り捕まらない。「立場を利用した強要だ」などと反対陣営やマスコミに暴かれて、ダメージになる程度だ。(普通いなかの選挙では音声の録音も残っていないので、言った言わないで終わるのだ) 写真は確信犯。記録が残っている。こんなことを許容してきた、東京都選管に問題がある。 例えば公務員も同様の規定がある。立場を利用しての選挙運動はダメなのだ。 島原市役所の課長が、市議選の際「正直ファーストの松坂候補は、再選してもらっては困ると思わないか、あいつには絶対投票するな」と職場の中で部下に言ったらアウト、でも職場の外で、個人として「正直ファーストの松坂候補はすばらしい、彼に一票頼むよ」は許容される。でもその後に「課長として命令する」と言ったらアウト。 住民票を取りに来た市民に、役所窓口で「島原に来て間もないけど、今度の市議選誰にしましょう?」と問われ、「正直ファーストの松坂さんがいいですよ。」はアウト。 道端で、「先日窓口で親切にしてくれた○○さん、今度の選挙ですが……」「正直ファーストの松坂さんがいいと思いますよ。仲間やご家族にもご紹介ください。」はOKだ。 ぼくは行政に一番通じている、市の職員にはもっと個人として(立場を利用することなく) 選挙運動はしてほしいと思うのだが、変な言いがかりをつけられたくもないからか、おとなしい人が多い。公務員は立候補が禁じられている。退職しないでも立候補出来て、当選後の兼業は禁止でいいが、落選したら復帰できるようになれば面白いと思う。 まあ、稲田防衛大臣は、完全にアウト。防衛大臣を名乗らなくても、誰もが知っている防衛大臣。このひとわかっているのかなあ? ずれている。
by mmatusaka
| 2017-07-06 18:42
| 社会時評
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