市役所建設：応札者がいない？！

　ブログ更新がまた１週間も空いてしまった。毎日チェックしていただいている方には大変申し訳ありませんでした。
　7/23～25の３日間は教育厚生委員会による視察調査でした。スマホで現地報告も考えたのですが、じっくり報告しようと控えておりました。秋は各種イベントなどまちづくりに関する様々な取り組みもあるので、まちづくり話題も提供しようと構えておりました。
　今まで培ってきたものを整理し、まとめてみようと。じっくり考えていただける話題を提供しようと思っていました。
　出来上がったばかりの「青草子１６号」の配布に合わせて、HPにもアップして（←この辺に時間がかかりすぎるのが困りもの）じっくりと。と。

　国政の方も、なかなか落ち着かず、心配ですが。

　視察から帰ってきたとたんに、（視察先で既に情報だけは入っていたのですが）とんでもない事態が発生していました。何と、島原市役所の建設工事に応募者が集まらない。と。
　懸案だった、市役所問題もようやく一区切り（と言いながら喫煙所を作るという暴挙はそのまま）。本来なら、この庁舎建設を機に大手広場や島原城周辺、更には中心市街地の未来像も、同時並行で考えていきたかった。それで、今回の青草子16号では、市役所についてもかなりの紙面を割いた。こんな市役所ができるけど、これでいいですか？周辺の街づくりはどうでしょう。そもそも市役所建設の背後にある「市の考え方」は？

　ところが、この建設工事に応募をする業者が集まらないのだという。
　市のホームページなどをきちんと追いかければ、わかることであって、おそらく業界（建設関係）ではわかりきっている事実なのだが、我々一般市民にはなかなか伝わってこない。

10/3　島原市は「島原市庁舎建設工事」の入札執行を告示した。入札予定日は11/15ということで応募締め切りは10/20だった。ところが10/20の締め切り時点で応募数が規定数に達しなかったため入札が中止になったのである。

　10/3告示分によると「応募数が３者未満の場合中止する」とあるので、応募が無かったのか、あっても１者か２者だったというわけだ。漏れ聞こえてきた話では「公募に応じたのは１者だけで：JV構成が条件なので１組ということ：入札は中止になったらしいよ。」ということだった。
　で。視察から帰ってくるなり、契約管財課などに問い合わせたりして、これは大変なことになったなあと思っている。10/23か24頃には、既に中止のお知らせは市HPに載っていたらしいが、今は削除されている。ちなみに10/3の告示も消えている。で、新たに10/25付けで「再公募」の告示が掲示されている。

　これが問題なのだ。

応募者が３者未満で中止になったことを受けて（とは何処にも書いてないが）もう少しハードル（条件）を下げて再公募というわけだ。

　一目で驚きなのは「３社に満たないでも＝１者でも入札を執行する」という、前代未聞の条件が付いていることである。10/3の段階では、当然「３者未満の場合は中止」だったはずだ。その10/3の告示分を早々と削除するものだから、どのような条件変更・緩和がなされたか比較できないのだ。
　で、１０/３時点の告示文を手に入れたり……で、調べるほどに、不信感を募らせているのである。

　ともかくも、応募が少なかったら１者でも（競争原理は働かなくても）発注しますよ。と。通常こんなことが許されるわけがない。つづく。