国民よ！怒れ！

　僕としては、この期に及んでまだ３割近い人たちが安倍さんを支持しているということが信じられないわけで、諸外国ならとっくにブタ箱入りじゃないだろうか。まあ、自分の身内やお友達に公金を回すというデタラメをやっているわけで、こればかりは自民党の安倍支持派（３割の人たち）も認めているところだ。
　秘書官を通じて「首相案件」をごり押ししたわけで、一連の（記憶の限りでは）会っていない言っていないは嘘だとみんな思っている。忖度であれ、暗黙の了解であれ、少なくとも常識では考えられないことが起こっている。

　韓流ドラマであれ、日本国の時代劇（水戸黄門とか）であれ役人（政治家）が賄賂を取り、権力をかさに着てセクハラは日常茶飯。行政のトップが、賄賂や応援と引き換えに工事を受注したり、行政財産を格安で払い下げたり、就職をあっせんしたり。公務員天国のコンニチ、バカ息子を役所に採用してもらうのが、頻繁に発覚する。
　「まあ。それくらいは政治トップの特権として大目に見てやろう」という不思議の国ニッポンの現実だ。とくに３割の人たちの半分くらいの人は何らかの恩恵を受けていると思い込んでいるようだ。あなたの実力ですよ。

　テレビドラマサスペンスでも推理小説でも「４月2日、午後〇時あなたはどこにいましたか？」「俺を疑っているのか？」「念のためすべての人に聞いているんです。」「家にいたよ」「そのことを証明してくれる人はいますか？」とかナントカ、「記憶の限りでは会っていない」など「私が犯人です」と同義である。
　
　セクハラ騒ぎは出さなくても、もりかけだけで、十分追い詰めることが出来ると思っていたが、セクハラ騒ぎでかえって焦点がぼけてきた。もりかけはいずれも首相案件で、姑息なことに公金着服だ。これほど分かりやすい話はないではないか。辞職だと！？解任後ブタ箱だろうが！
　「膿を出し切って信頼回復に努めます」だと、あなた自身が膿なのだよ。百歩譲って、疑わしきは罰せずで逃げ回るにせよ。あなたは当事者なのだから、第3者の審判が下るまでは自宅謹慎か拘置所が常識じゃないか。ニッポン全体が狂っている。

　そして政治に向かうべき怒りは「あきらめ」でかき消され「無気力」に向かう。野党がだらしない！議員どもが国会議員も地方議員もなっちょらん！僕は議員だから当事者として、「議員はなっちょらん！」という批判を正面から受け入れるが。同じく僕自身も国民という意味で、国民がなっちょらん！なぜみんなもっと怒らないのか。

　毎月第3土曜日、中央公園でシュプレヒコールを上げている。怒りを結集しようではないか！