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2018年 07月 09日
(以下、辛口感想) 文部省推薦というか、法務省推薦というか、実話モデルがあるとは聞いていたが、ストーリーが出来すぎて、ありそうなストーリーで想定内の展開。(僕はおじさんだから、素直に感動もし場面によっては涙も流しながら見た。)主人公女性の懸命さが犯罪を犯した少年に通じて更生して良かったねということだが、何か道徳のきれいごとを見せられているような違和感も感じた次第。 主人公の少年少女が非行に走ってしまう必然性(本当は非行なんかしたくないけど家庭環境など背景事情があるんだよ=「本人は本当は悪くない」)を強調する不自然さ。脇役に登場する悪い奴らは全く更生の余地のない悪人。主人公だけが本当はいい子なのに、引き込まれて悪事に手を染めるというパターン。やってることは犯罪だ。宝石店泥棒だから被害者の顔が見えないが、これが集団リンチや輪姦ならどうか。 被害者にとっては、首謀者の極悪人か、(家庭事情などでたまたま悪の道に)誘われた加害者かは関係ない。 自分の子供の命を奪われた母親(犯罪被害者)が、主人公の少年や保護司に八つ当たりする場面がある。残念ながら、この場面は更生しようとする少年に立ちはだかる無理解な世間の偏見として、このドラマの上では悪役仕立てなのだ。犯した罪の重大さに向き合う場面として深めてほしかった。 救いがないのは主人公少年の父親だ。借金を続けて酒狂いの挙句首を吊る。これだけ熱心な主人公保護司が、この父親の接触する場面がない。少年の更生の最大の壁がこの父親なのに……。もどかしい思いである。 保護司に限らず、民生委員さんしかり。生活保護ケースワーカーしかり。実際には個々の家庭に入り込むのは至難のことである。 どうせ理想のストーリーにするのなら、この馬鹿おやじにせめて「ごめんよ」と言わせて肝硬変か何かで死んでもらいたいが、それこそ作り物になってしまう。 全国の保護司さん、出来る範囲で頑張ってほしい。そしてそれとこれとは別かもしれないが、犯罪被害者の救済は遅れすぎている。 少年院や刑務所に舞い戻る再犯率の高さ。(行き場が無くて刑務所に戻る再犯という意味ではなく)。今後の課題の一つであるが、刑務所内の生活を、罪を償う罰の場(仮の宿)とせず、それもまた人生として受け入れる考え方はどうか。社会復帰しない選択もあるのではないか。 まあ色々考えさせられた。
by mmatusaka
| 2018-07-09 20:33
| 差別をなくす
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