何を大きく取り上げるか

一般質問を組むにあたって、何を取り上げようかと考えた。九州北部の豪雨に続いて広島など西日本の豪雨災害と続いた。防災の仕事も最も行政らしい仕事だ。民間の自由競争や市場原理では成立しないからだ。で、市役所改革の導入として、防災から対応する職員の問題に持って行こうと思って、色々準備していた。
　一方で、長崎広島の夏、戦争と平和の問題。原爆については原発の問題。通告直前になって、障害者雇用水増し問題も出てきて、そこにある差別は全ての根底にあると改めて痛感した。
　当初からの予定は、上記リンク（行政マンは大雨警報なら出勤の構え、を取るべきか）辺りにあったのだが、沖縄も翁長さんがなくなって大変で、諫干も限界に達しつつあって、何よりも安倍政権（今のニッポンの大勢）への危機感。全部ひっくるめて、今松坂が言っておくべきことの総決算のような質問を組むことになった。

質問事項①：立ち止まって考えよう（道や箱の作り過ぎ）

高規格道路は本当に必要なのか　　

諫早湾干拓地　　

　新幹線長崎ルート　　　　　

質問事項②：市役所職員の働き方改革

　正規非正規の格差・不平等　

　時間外勤務の実態

　『健康で文化的な最低限度の生活』（ＴＶ）＊時間切れで触れず

質問事項③：新庁舎を観光名所に

　小さな改変はまだ間に合うか

　島原城～大手広場との一体的整備

質問事項④：多様な意見の集約

　各種審議会等に民間公募委員は？：築城400年実行委員会　　

　縦割りの壁を越えたプロジェクトチーム：堀部邸活用検討チームほか　

という内容で、攻めた。
結果珍しく（高規格道路問題など）方向は真逆だが、同僚議員とかなりかぶる羽目になった。後半の日程だったので、違いを明確に示すこともできた。改めて、何が大事で何がその次かを考えた。

　新聞の紙面構成が毎度参考になる。前日のニュースで何が歴史に残るかという1面。「この頃」というスパンで、これは取り上げるべきとする特集記事。市職員の防災研修が島原新聞に報じられなくて？？？僕としては、あれは1面トップでもいいのにと思っていたら、湯江の消防団がポンプ操法大会で優勝したのを機に大きく報じていた。健全な扱いだと思った。
　広報しまばらはそのポンプ操法を大きく取り上げた。職員の防災教育（そもそも公務員としての仕事の追及）は最大の課題だが、広報紙は市民向けといえばそれまで。

　まあ、まとまらないけれど、覚書として記録を残しておこうと思う。