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2018年 09月 17日
手前味噌になるが本田みえ議員の紹介をしておこうと思う。会派を組んで4年目ともなると、色々エピソードもあるのだが……。すぐ現場に走る行動力の塊のような熱血女性議員である。その行動範囲は市内にとどまらず、参考事例があれば九州の外にでも駆けつける。脱帽ものである。 数カ月前、島原鉄道の経営が長崎バスに移管されて後、とにかく一度社長(経営陣)にお話を聞こうということで、バラの会で面会を申し入れた。普通なら彼女のこと(僕も似たようなものだが)思い立ったら即行動なのだが、地域公共交通問題はバラの会3人の共通懸案事項だし、情報共有の意味でも、また先方が多忙なのも承知していたので、3回同じ手間を割いてもらうよりはと、団体行動。 これまでもそうだが、大事な面会の時には、最低限これだけは聞いておこうというメモ(覚書)を作る。まあ、箇条書き程度のものだが、それを先方にも渡せば、逆に先方から(その中で)重要な指摘が得られることがある。3人で細かい打ち合わせをしていたわけではないのだが、 先方は多忙の中、時間を作ってくれたわけで、その後県外に出張と聞いていた。その出発時刻までの短い時間だった。僕が年長であるゆえ、本田みえ議員も楠晋典議員も、やや控えてくれて、いつも俺が俺がになってしまい、その折も僕が一番時間を奪ったようで申し訳なかった。 僕は、メモ以外にも自分考えやらこれまでの経過やらを印刷したものも提供した。先方が、これからの出張の道中、うまくすれば目を通してもらえるかもと期待しながら。「青草子」も添えた。 実は、本田みえ議員も同じことを考えていた。短い時間で伝えられることは限られているし、先ずは聞くのが先だし……。で、お手紙(ラブレター)作戦というわけだ。別れ際に、手紙を手渡して「島鉄についての考えなどを書いていますのでよろしかったら読んでください!」と。う~む、なかなかやるな!と。短い面会時間に最大限のアピールをする努力。こうでなくてはいけない。 みえ議員は現在『犯罪被害者支援条例』の実現に向けて奔走をしているのだが、(佐賀県は全自治体と佐賀県自体も、まさに100%条例化が完了している)長崎県は佐世保市が唯一、条例化したばかり、長崎県議会が条例化を求める意見書を知事に提出したことで、だいぶ進んできている。古川島原市長も「県と歩調を合わせて~」などと言っているので、あと一歩だ。 で、みえ議員、今回知事に面会する機会があったので、お手紙作戦を敢行したのだった。持ち時間は2分だったので、とてもこの問題までは無理と、「ぜひ長崎県でも条例化を!」と一筆したためたものを手渡したというわけだ。まあ知事の背中を押せるかどうかは別として、素晴らしい行動だ。そういえば、みえ議員はなかなかの達筆で きれいな筆文字を書く。 中村法道知事は女性議員たちと談笑しながらの別れ際に「なかなかきれいな字ですね」などとやり取りしながら受け取ってくれたそうである。多忙な知事だが、このあと専用車で移動ならば、直接目を通すこともあるかもしれない。通常の郵送やメールだと直接知事に届かず処理されることもある。 あとで話を聞けば「なんだ学芸会だったのかい」なのだが、この仰々しい会合、事前に訴えたいことを通告し、参加者持ち時間2分で発表、(知事はあらかじめ質問内容を知っていて、)女性議員たちに(用意された)答弁をした。のだそうな。 みえ議員は1年生議員なので、この女性議員の会では新参者。後日幹事役の議員から「この度の会合、通告外の質問をした議員、時間オーバーの議員、文書を手渡した議員がいた。慎んで欲しいと注意があった。文書を渡したのあんたでしょ、反省しなさい。」といった趣旨の警告を受けたようだ。 おお。 間に入った役所(男女共同参画課)が、幹事役に注意をした? 知事が不満を言ったのか? 担当部署が注文を付けたのか? みえ議員のパフォーマンスにやっかみで誰かがケチをつけたのか? 忖度(そんたく)したのか? そんなばかばかしい会とは縁を切ってもいいと思うよ。 反省するな。と。アドバイス。 そういえばいつぞやの対馬議会のセクハラ。 誰も被害者女性議員を助けることなく、 一番力になるべきこの女性議員の会 「セクハラされる側にも問題がある」などと、冷たくあしらったという。 本来なら、彼女たちが一致団結して、セクハラ男議員を失職に追い込まなければならない状況だった。 それにしても今どき、直訴はご法度? 実にくだらない。
by mmatusaka
| 2018-09-17 17:03
| 差別をなくす
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